いじめられていたら王女になりました。54話
家に着くと、メイルは外で早速皆の制服を想像魔法で作ってくれた。デザインとかは母に私の写真を見せてもらいながら作っていた。もちろん母には魔法を使っているところは見られていない。
制服が完成し、私は久しぶりに着てみる。前はこの制服を見ると吐き気がするぐらい怖かったのに、今はなぜかちょっぴり懐かしくて嬉しい。それにグルデ達が制服を着てるのをみるとどこかちょっとおかしくて笑ってしまう。「みんな!明日から頑張ろう!えいえいおー!」「おー!」返事をしてくれたのはエルザだけだった。なんかちょっと恥ずかしい。「皆も返事してよー!」「しないに決まってるだろ。ガキじゃねぇんだし。」「それはそうだけど、気合い入れないと!」「大丈夫だよ!僕ら皆燃えてるからさ!なつ、愛を守れるように!」またなつなって言いかけたなー!ほんとメイルったら。「あらぁ。みんな似合ってるわよぉ。」母が来た。「特に愛ちゃんはほんとに娘のなつなにそっくりねぇ。まるでなつなが生き返ったようだわ。」「もうそろそろ旦那が帰ってくるから、夕飯作らないとなの。だから手伝ってほしいの。今日は手作り餃子なの。」母がそう言うと、メイルは目を輝かせて、「ギョウザって何ー!?美味しいの!?」「メイル君は餃子食べたことないの?やっぱり不思議な子ねぇ。まぁいいわ。手伝ってね。」「もちろん!ほらみんな作ろ!」はりきってるなー。メイルは。それにしても手作り餃子かぁ。小さい頃一緒に作ってたなぁ。そんなこんなやってるうちに、餃子は完成した。「うわぁー!美味しそう!」意外にもミナちゃんが喜んでいた。ミナちゃんはお料理好きだもんね。「ただいまー。ん?この匂いは」「あらおかえりなさい、あなた。」「今日は餃子かい?」「そうなんです。葉子さんと一緒に作りました。」私がそう言うと「そうかい。美味しそうな匂いだね。」父はスーツをハンガーにかけながら言った。「さぁ、冷めないうちにいただきましょう。」「いただきます!」皆バクバクと自分たちで作った餃子を食べる。「美味しい!こんな味初めてだよ!」メイルが言った。「このショウユってのかけるともっと美味しくなるんだね!」ルオンははしゃぎながら食べる。「このスイギョウザというのもなかなかに美味ですね。こんな美味しいのは初めてです。」ビーガン様はそう言った。皆で食べて餃子はすぐに無くなった。「ごちそうさまでした!」「はい、お粗末さまでした。」その後歯磨き、お風呂、少しテレビを見て私たちは明日に備え眠った。




