いじめられていたら王女になりました。45話
ー翌日ー
「ねー、リオ、魔法の勉強、いつできるのー?」彼は本を読みながらそうだなぁ。と悩む。昨日は猫城にいたのだが、今は魔王城に戻ってきている。ミカデオン家の猫族はいないが、シェイン家の者達はいる。というか、ここが家らしい。メイル達は遊びに行っていて、今はいない。「私も遊びに行けば良かったかなぁ?」パタン。本をとじる音がする。「勉強、になるかは分からないが、見せたいものがある。」ん?なんだろ?「何を見せたいの?」「まぁ、ついてきてくれ。」そう言い、部屋を出る。歩きながら、リオは話す。「きっと、なつなは驚くだろう。もしかしたら怒りを覚えるかもしれない。それでも、私には対処できないのだ。なつななら、もしかしたら。」リオはある部屋の前で立ち止まる。「開けるぞ。」ドアを開けると、眩しいくらいの光が目に入ってくる。そこで私は驚きの光景を目にする。そこには、丸い炎の球体が数え切れないほどあり、1つ1つの炎の中に、まだ幼い、女の子がいた。「リオ、この子達は?」「この子達は魔法研究の為に造られた、炎の少女達。炎の戦士人形と呼ばれている。」「魔法研究?」「これは私の両親から聞いた話だが、私の先祖が造った、戦争で勝つための人形らしい。だがその作戦を実行する前に、戦争は終わった。この少女達は必要なくなった。だから私の先祖は、ここに閉じ込めたのだそうだ。まだまだ謎が多くてな、この少女達も今は意識はない。1人をのぞいてな。」ドゴォオン!!
その瞬間、1つの球体が爆発した。「リオダルク様、その方は?」声がした方にふりかえる。そこには1人の女性が立っていた。他の少女達よりも、背が高い。彼女はとても綺麗な顔立ちをしていた。「この方は私の恋人、なつなだ。そして、元猫族の女王だ。」「リオ、この方は?」「炎の戦士人形の産みの親、というか素の存在である、アナリア・リヨル。言わばこの少女達の母親だ。」この子達の、産みの親。彼女は私をチラリと見て、お辞儀をする。「リオダルク様、なぜなつな様をここへ?」そう、私がさっきから気になってたこと。それを彼女は聞いてくれた。「なつながいれば、魔力も足りるし、できると思うんだ。この少女達を救うことが。」リオがそう言うと、彼女は「本当、、、ですか?」「おそらく。」待って待ってさっぱり分からない。「どういう事?」「なつなと私、そしてアナリアの3人なら、この少女達を眠りから覚ます事ができるかもしれない。」「ど、どうやって?」「それは、なつなが前無意識に発動させたという、生存魔法をもう一度発動させ、この少女達に、アナリアから愛を与えるのだ。」




