いじめられていたら王女になりました。44話
「では気を取り直してミカデオン家の私から。私の名はアニア、ちなみに20人全員20歳です。あとは私の隣の女性陣から、ウニア、オニア、キニア、ケニア、男性陣はイニア、エニア、カニア、クニア、コニアです。」「そして今来た、シェイン家、男性陣から、サビル、スビル、ソビル、チビル、テビル、女性陣はシビル、セビル、タビル、ツビル、トビル、です。ミカデオン家とシェイン家は全員付き合っています。今紹介した、名前の通りです。例えば、私、アニアとサビル、イニアとシビル、こんな感じです。」ひ、人がいっぱいいすぎてよく分からないけどすごいなぁ!「人がいっぱいいすぎて、困惑すると思いますが、じきに慣れていきますよ、お母様。」「そして、お母様にお願いが、そんな無理なお願いではないのですが、」ん?なんだろ?「なんですか?」アニアは顔を赤くしながら、「ギュッと、抱きしめさせてほしいのです。私たちにとっては、母親というものが初めての感覚なのです。」それはまるで、幼子が頼むような事だった。そういえば私も、よくお母さんにギュッてしてもらってたなぁ。懐かしい。「もちろん、いいですよ。私で良ければ。」するとアニアは笑って、抱きしめて来た。「お母様、お母様ぁ!」彼女は泣いた。その光景を見ていた他の兄弟も泣いていた。「わ、私たちは、今までどんなに願っても、母という存在はありませんでした。それがずっと寂しかったのです。やっと、やっと抱きしめてもらえました。」彼女は顔をあげ、「ありがとうございます。お母様
。」笑ってそう言った。その後も全員と抱きしめあった。私には今母性があるのかどうかは分からない。でも、この人達がとても愛しく感じる。本当の母親って、こんな感覚なのかなぁ。
私も、日本のお母さんに会いたいな。そう思い、私も涙を流す。「ところで、アニア達は20歳って言ってたけど、私は今18歳だよ?年下だから敬語使うべきかな?」アニア達は顔を横に振り、「普通に話して!」「うん!わかったよ!」私がそう言うと、アニアは「さぁ、猫族の皆にお母様が帰って来たって報告しよう!」「えぇー!」「お母様、着替えて!」ー数分後ー「皆の者、我らが主、エーレ・ミカデオン様が帰ってきたぞ!」1人の騎士がそう宣言すると、皆跪く。「おかえりなさいませ!女王様!」「女王さま万歳!」「テン・キャットキング万歳!」ん?「テン・キャットキングって?」私がそう聞くと、イニアが、「俺らの呼び名だ!10人の猫の王って意味だ!」へー!かっこいいなぁ!「テン・デーモンキング万歳!」「あれも呼び名?」サビルが答える。「そう!10人の悪魔の王ってことさ!」へー!これまたかっこいい。私は彼らと喋りながら、猫族達に手を振っていた。なんだかここが本当の家みたいに感じた。なのでつい、「ただいま!」と言ってしまい、めちゃくちゃ盛り上がった。ま、まぁこれはこれでいっか。と私は思った。




