いじめられていたら王女になりました。42話
翌日、私たちはある場所に来ていた。
そこは魔王城とは別のお城だった。「リオ、このお城は?」「ここは、、、猫族の城だ。これから猫族の者に、なつなを紹介する。皆会いたがっていたからな。」ね、猫族のお城!?「皆さん、私の事知ってるの?」「あぁ、なつなは伝説の女王だからな。」ん?伝説?「え、何の伝説?」「魔王と恋人になっていた事だ。」「魔王と恋人になれる者はそうそういないからな。」「そ、そうなんだ。」そう言いながら、城の扉を開ける。ギィーっと油のきれた音が響く。中に入ると、多くの肖像画が飾られている。もちろん私の前前世の時の姿の物もあった。リオに案内されながら、1番奥の部屋に入った。そこには3人の猫族がいた。私を見た途端、3人は口に手を当て涙を流しながら跪く。「お待ちしておりました。エーレ王妃。」「リオ、この方達は?」「この者達は現在の猫族の王族の者達だ。」「お久しぶりです。リオダルグ魔王陛下、グルデ様、ジルデ様、メイル様、レイル様。ビーガン様、そして、ミナ・ジェルイ。」え!皆知り合いなの!?というかなんでミナちゃんだけフルネームで呼び捨てなの?「グ、グルデ達も知り合いなの?」「あぁ、俺らも何度かこの城に来てたからな。」ジルデも「私もグルデ兄さんと修行するのに訪れていました。」メイルは「もちろん僕は旅行で、お金を使わないために、宿代わりに来てたんだよ!」レイルは「ぼ、僕もビーガンと共に剣の修行に来てました。」へー!やっぱりメイルはともかく、皆努力家だなぁ。「ミナちゃんも来てたの?」「た、多分。」ミナちゃんは曖昧な返事をした。すると猫族の1人が「そこの犬族の女王は、我々猫族が死刑にしたのです。」「そ、そうなんですか!?」「我らが主を奪ったのだから当然です。まぁまた会うとは思っておりませんでしたが。」ひぇー、厳しい。まぁ人を殺したのだから当然って事だよね。日本と同じで。
「ところで残りの7人は?」リオが聞いた。「申し訳ないですが魔王陛下、彼らは別件があり、少し遅れるとの事です。」「そうか。」「ね、ねぇリオ、残りの7人って?」彼は難しい顔をして「後で説明する。ところでなつな、グルデ達と猫城を散策してきてくれないか?彼らと話したいことがあるんだ。」まぁ、それはそれで楽しそうだからいっか。「うん、わかったよ。じゃあ、行ってくるね!」「あぁ。」その後、私たちは猫城をみてまわった。魔王城よりは大きくないけど、それでもかなり大きい。「ねぇジルデ、リオ達は何を話してるのかなぁ?」「それはなつな自身から聞いた方が良いと思うよ。」「やっぱり?」「うん。」そうだよね!自分で聞いた方がいいよね!するとリオからテレパシーが来て、「皆、さっきの部屋に戻ってきてくれ。」「わかった!」そして私たちが部屋に戻ると、さっきよりも人が増えていて、私かびっくりしていると、「おかえりなさいませ!お母様!」




