いじめられていたら王女になりました。33話
「ここが、魔界、」私はあちこちを見渡した。確かに建物とかはモベリア王国の表の世界と似ている。だがよく見たら建物は少し浮いていた。それにしっぽがついている種族も歩いていた。おそらくあれが猫族などの姿なのだろう。「ひっさしぶりだねぇ!魔界に来るの!」メイルが言った。「え!来たことあるの!?」「もちろんあるよー!旅行で何回か、って程度だけどね!」「そ、そうなんだ」「グルデ様たちも来たことがあるんですか?」「あぁ、修行でな、俺は銃の修行、ジルデはムチの修行、レイルは回復魔法の修行、ビーガンは剣の修行、メイル以外は修行できてるんだ。この魔界は修行にはうってつけだからな。」「なるほど、」そうなんだ、皆修行で来てたのか。メイルだけ旅行かぁ。な、なんかメイルらしいな。
「なつなは、観光したいか?」リオが聞く。「す、少ししたいかな。」「では私と共に行こうか。」「は、はい!」「えぇー!ずるい!僕も僕も!てか皆で行こうよ!いいよね?なつな!」「もちろん!」リオと2人きりは恥づかしすぎるもんね。だって、、、そこら辺の女性皆リオのこと見てるもん!変な噂が流れたら嫌だしね!仕方ない仕方ない。でもなんだろ?この心臓がキュってなるのは。まぁ、気にしないでいいよね!観光を楽しまなきゃね!それから私達は色んな所を見て回った。教会に行ったり、温泉に入ったり(もちろん混浴じゃないよ!)空飛ぶ車に乗ったり魔法で雲の上から魔界を見渡したり、日本にあったみたらし団子がなぜか売ってたので食べたり、街並みもとても素敵だった。あとはちょうどお祭りがやってたのでグルデ様が射的でぬいぐるみを取ってくれたり、ムチ的当てというのがあって、ジルデ様が満点を取って景品をゲットしたり、怪我人がいたのでレイルがお得意の回復魔法で治したり、メイルは、あちこち行くので、連れ戻すのが本当に大変だった。ミナちゃんとは二人一緒に写真を撮ってもらい、ビーガン様は趣味だと言うダーツを楽しんでいた。とても楽しかった。そんなこんなで時間が経ち、夕方になった。リオが「それでは、魔王城に戻ろう。」と言い、転移魔法を使い、魔王城へ入った。そこには侍従達がたくさんいて、「おかえりなさいませ。魔王様。」皆リオにお辞儀をした。「皆を部屋に案内してやってくれ。もちろんなつなは1番良い部屋にな。」「かしこまりました。」えぇー!そんな気遣いしなくていいよぉー!そんな私の思いは届かず1番良い部屋に強制連行されるのだった。まぁいっか。となったのだった。




