いじめられていたら王女になりました。二十六話
その人の目は星のように金色でキラキラと輝き、反対に髪の毛は夜空のような黒髪。身長は高く、青っぽい服を身に纏っていた。こ、この人、顔整いすぎでしょ、そう思った。「なつな、」彼はとても優しい顔をした。この方は、一体?「メイル、この方は?」「紹介が遅れてごめんね!彼はリオダルク・シェイン、モベリア王国の裏の王様だよ。」「裏?裏の国王ってどういう意味?」「それは私が説明しよう。だがその前に、」リオダルク様は一条楓の方に向いた。「彼女に罰を与えるのが先だ。」え?罰?「そなた、確か名前は、ルーク・アノウェ、だったな?」「はい。」!?彼女は大人しくしているのに私は驚く。「あの、1つお聞きしても?」珍しく敬語で質問をしていた。「な、なぜ、貴方様、、魔王様がこちらに?」「なつなに用があってな。ついでにビルゲー王国の国王にも。
質問はそれだけか?」「は、はい。」ならば、とリオダルク様は言い、彼女に魔法をかける。するとみるみる彼女の姿が変化していく。終いには犬になった。!?な、なんか一条楓が犬になったんだけど!?「そなたはこれから死ぬまでなつなの犬だ。何でも命令を聞くよう、そなたに呪いをかけた。喋りたい時はテレパシーを使え。」その犬はワンワンとずっと吠えている。まるで何か言ってるようだが、今はテレパシーは聞こえない。犬になったから害はないだろうとリオダルク様は言った。「さぁ、先程の裏の王様の意味を話そうか。この世界には魔界という場所があって、私はそこの王、つまり魔王だ。先程メイルに呼ばれてな、興味深い事態になっていたのもありこちらへ来た。」ま、魔王!?そんなのアニメとか小説とかでしか聞いてないんだけど!?「驚かしてすまない。なつなにどうしても会いたくてな。」わ、私に会いたい!?「ど、どうして?」「なつなは、私の、恋人だからだ。」?恋人?誰が?、もしかして、私!?「わ、私がですか!?」「そうだ。なつなは魔界の次期王妃だ。」「ど、どういうことですか!?説明してもらえるんですよね?」私は動揺してそう聞いた。「もちろん、説明はする。だが申し訳ないがモベリア王国に戻った時にさせてもらう。ビルゲー王国の国王を片付けてからな。」「わ、分かりました。」私は了承した。だが、頭の中はさっきの『恋人』という言葉で覆い尽くされている。「アレンナイツ、いるのだろう?今すぐここに来い。」するとすぐに小太りで髭をはやしている男が来た。「俺の用件は分かってるな?」「は、はいっ!」




