いじめられていたら王女になりました。二十四話
「殺したつもりだったのに、まさか別の世界で生きてるなんてね!ほんと偶然って怖いねぇ!」「お前はなぜ混流星人なんだ?」「さぁね、それは私も知りたい。いきなり死んでたからね。」「ビルゲー王国の王はなぜなつなを闇オークションに出すんだ?」「知らないよー、そんなの。興味ないし。ただ、なつな以外にも用はあるみたいだよ。それが誰なのかは私も知らない。」私以外にも?何故?でも悪い事しか起こらないのだろう。怖い。怖くて私は足がすくむ。そんな様子の私に一条楓は「さて、お話はこれくらいにして、なつなをまた奪わなきゃ。」「させると思いますか?」ビーガン様が言う。「ごめん、君なんか相手にならないよ。いくら最強って呼ばれてても所詮君はただの人間だからね。早々に退場してもらうよ!」ビュン!音がした。ビーガン様は刺されていた。だが、一条楓も刺されていた。そう、ビーガン様が自分の剣で刺した。その剣は魂まで届いていた。「消滅せよ!」ビーガン様がそう言うと一条楓の体は消えていった。だが、「それは分身だよ!」そう、彼女は刺される直前、分身して、ビーガン様の後ろに立っていた。そしてビーガン様の首をはねようとした瞬間、彼女の剣は宙を舞った。ジルデ様がお得意のムチで払っていた。「だからそれも分身なんだって!バカだなぁ。」今度はジルデ様の心臓を突き刺した。「うっ。」ジルデ様は痛みを感じながらも、彼女の腕を掴んで離そうとしなかった。「よくやった!ジルデ!」パンっ!グルデ様が彼女をめがけ銃を打った。だがその玉があたる瞬間、彼女はくるりと回転し、ジルデ様からムチ、グルデ様からは銃を奪った。「これでおしまいだよ!」ムチでジルデ様の心臓を叩きつけ、銃でグルデ様の心臓を撃ち抜いた。2人とも死んだが、その瞬間メイルはまた蘇生魔法を発動。だがやはり2人とも息は吹き返すものの、目を覚ますことはない。おかしい。なんでみんな目を覚まさないの?メイルが失敗するはずがない。てことは、「そう!それは私にかけられた堕天使の魔法だよ!私が死なない限り、あの人達は目を覚ますことは無いんだ!残念!」「話してくれてありがとう。おかげで君を殺す決心が着いたよ。」メイルは彼女に被爆魔法を発動。ドゴーン!とけたたましい音がした。だが彼女は無傷だった。「私にはその魔法は聞かないよ!言ったでしょ?堕天使の魔法があるって。冥土の土産に教えてあげる。純粋な心を持った人、優しい人が発動した魔法は堕天使の魔法を使える人にはかなわない。そう、なつな達には勝ち目がないんだ!ほんと残念だね!さぁ、君が死ぬ番だよ。」彼女は消滅の堕天使を発動。「君は魂も根源も残せないんだ!さようなら!」彼女がそう言うとメイルの体には黒いモヤがかかっている。うっと彼は苦しそうな声を出す。メイルは痛みに強いが、とても痛がっていた。わ、私が助けないと!今こそ恩を返せる時!大丈夫、私には皆がいる。大丈夫。そう自分に言い聞かせ、前へ歩く。「だ、だめ、だ、なつな!」メイルはそう言うが私はかつての因縁の相手と戦う決心をした。




