いじめられていたら王女になりました。二十二話
「ここは、違うか、、じゃあこっちは、、いないな、」グルデ様はあちこちのドアをひたすら開けて中を確認している。「グルデ兄さん、ちょっといいかな?」テレパシーでメイルの声が聞こえた。「なんだ?」「こんだけ僕らが大騒ぎしても誰も来ない。おかしくない?」「考えてみればそうだな、よし、奴らが何をしようとしているのかも突き止めろ。いいな?」「わかったよ」「?ここは、まさかな、」「どうしたの?」グルデ様はある部屋の前で立ち止まった。うめき声が聞こえるのだ。しかも他の部屋とは別で、鍵がかかっていた。「メイル、1階に来い、おそらくお前なら1階のどこかなどすぐに分かるだろ」「うーん、まぁとりあえずすぐ1階に行くよ。」「あぁ。待ってる。」メイルは走って1階へと向かった。グルデ様の言った通り、1階に着いてすぐにグルデ様がいる所がわかった。僅かながらに魔力線が見えていたのだ。「グルデ兄さん!」「来たか、おそらく魔法で鍵がかかっている。開けられるか?」「もちろん!解除魔法発動!」ガチャッ鍵が開いた。2人は慎重に部屋へ入った。部屋は真っ暗だった。部屋の中心部に近づくに連れてうめき声は大きくなった。そして2人にテレパシーが聞こえる。「た、す、け、て、。」2人はハッとし、「なつな!?」「そ、う、だ、よ、、」「メイル、部屋を明るくしろ。」「うん、」部屋が明るくなるとそこには目隠しをされ手足を鎖で拘束されているなつなの姿があった。「この目隠しはなんのために?」メイルが言った。「こ、れ、は、グルデ様達の様子を見せるた、め、みたい。今もふ、2人がうつっている。」「そうか、メイル、解除魔法で目隠しと鎖を解けるか?」「もっちろん!解除魔法発動!」するとみるみる目隠しと鎖は解けていった。全て解けた後、私は目を開ける。「グルデ様、メイル、」私は涙を流す。「こ、怖かった、もうダメだって諦めてた。でも2人が来てくれた。」「そこのお2人だけではないですよ!なつな様!」「え?」そこにはビーガン様、レイル様、ジルデ様、1番隊、特攻隊、治療部隊の姿があった。「み、皆!」「ご無事でなによりです。なつな様。」私は涙を拭く。「見つけてくれてありがとう!」するとメイルが「みつけられたのはなつなのおかげでもあるんだよ。なつなが魔力線を張ってくれてたから。」「き、気づいてくれたんだね、、ありがとう。」「ところでメイル、お前暴れ足りないんじゃないか?」メイルは表情に怒りを浮かべる。「当たり前だよ、なつなをこんな目にあわせた奴全員、叩きのめす!」フッとグルデ様は笑う。「次は俺らのターンだ!」




