いじめられていたら王女になりました。二十一話
グルデ様達は国境を越え、ビルゲー王国の王宮に潜入しようとしていた。だが、「グルデ兄さん、僕らが来たの、ビルゲー王国の奴らはとっくに気づいてる。かくれんぼ魔法を使う?」「魔力はもつか?」「かくれんぼ魔法は魔力じゃなくて、視力を使うんだ。視力だったらまだ大丈夫、でも、存在ごと消した方がいいなら、隠れるよ魔法を使った方がいいんだけど、かなり視力を削られるんだ。食魔法石があれば回復はできるんだけど、ある?」「ビーガン、あるか?」「えぇ、1つだけなら。」「それで足りるか?メイル」「多分ね!じゃあ隠れるよ魔法発動!これでそうとうな魔法使い以外の前では存在消される、でも油断はしないでね!」「あぁ、ありがてぇ。」「王宮に入りましょう」ビーガン様が言う。彼らはビルゲー王国の王宮に入った。中には誰もいないが、僅かに魔力をメイルは感じている。彼らは別れてなつなを探すことにした。グルデ様は1階、ジルデ様は2階、メイルは3階、レイルは4階へと上がる。ビーガンと特攻隊、1番隊は庭を捜索する。すると全員にテレパシーが送られた。「こんにちは!おバカさん達!隠れるよ魔法を使ってるのは分かってるよ!」グルデ様達は顔を険しくする。「なつなはどこにいる?」グルデ様がそう聞く。「どこにいるかって?そりゃ教えらんないよー!自分達で見つけないと面白くないよー!アハハッ!!でもそのかわり、なつなの様子を見せてあ、げ、る、♡」「な、なつな!」「こ、これは!?」「びっくりした?彼女の手足、拘束しちゃった。君たちが来なかったらこんな事にはなってなかったのにー。なつなかわいそー」「どういう事だ?」「だ、か、ら、君たちが来なければ手足を拘束する事はなかったの!あともうひとつ付け足すとすれば、」「ぎゃぁぁ!痛いぃー!助けて!」「痛覚をあげることもできるし、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、人間の五感を自由に操作できるんだー!私って凄いでしょ!」彼は誇らしそうに自慢する。「なつなを闇オークションに出すために攫ったんだよな?」グルデ様が聞く。「あ、そうだよ!王様の命令でね!いやー楽しみだね!君たちが恋する乙女が奴隷にされる姿、早く見たいなぁ!興奮してきた!」「王の命令だと言ったな?そいつは今どこにいる?」「さぁ?自分達で探してごらん!早く王様見つけないと、なつな痛すぎて死ぬかもね!アハハッ!!待ってるよ!じゃあね!!」ブツっ声が聞こえなくなった。「お前ら、今のは聞こえたな?急いで探すぞ」「はい!」その光景をビルゲー王国の国王、小太りで髭をはやしている、アレンナイツ・ビルゲーと先程の声の主は映像で見ていた。アレンナイツは特に、メイルを凝視していた。「やはりモベリア王国にいたか。」




