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いじめられていたら王女になりました。  作者: えあてぃー
第1章
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いじめられていたら王女になりました。十一話

「楽しくって、、、。」「大丈夫!今日は死なないから!」「いったいそれのどこが大丈夫なのよ、、、。はぁ、まぁいっか。」私が呆れていると彼はニコニコしながらこう言う。「なつなとビーガンはテレパシーを受け取るだけの魔力はあるんだ。二人とも経験あるでしょ?」私は記憶を辿る。、、、。そういえば国民に挨拶した時もさっきも頭にメイルの声が聞こえた。「もしかして?」「そう、なつなの思った通り、あれはテレパシーだよ!まずはそれから覚えよう!!」そしてメイルのテレパシー講座が始まった。「大丈夫!簡単だから!」「まずは目を閉じて」私たちは目を閉じる。「うん」「はい」「そして僕の顔を思い浮かべて」「うん」「はい」「そして心の中で僕に話しかけて!なんでもいいよ!ハローでもなんでも!」「うん」「はい」私はメイルの顔を思い浮かべながら、心の中で「元気?」とメイルに話しかけた。もちろん口に出してはいない。すると、「うん、僕は元気だよ!なつなは?」頭の中にメイルからの返事が聞こえた。ウソ、成功したの!?そして私はもう一度テレパシーを送る。「うん、私も元気だよ。」「そっか、よかった!!」メイルからまた返事が来たのだった。そして今度は耳から聞こえる。「はい、いったんやめ!」「目を開けて!」私たちは目を開ける。「なつな、ビーガン、合格!」ニコニコして彼はそう言った。「私、本当にテレパシーを使えるようになったんだ。」自分でもとても驚いている。それはビーガン様も同じようだった。そして彼は「メイル様、この魔法はどれぐらいの魔力があれば扱えるのですか?」「うーん、そうだね、炎の騎士団に所属している人だったら使えると思うよ!」「ではこの魔法を教えてもよろしいですか?部下達に教えてやりたいのです。」「いいけど、今教えたのは前半部分だけだよ?」私とビーガン様は顔を見合わせる。「え?」「後半部分はね、集団テレパシーってものを教えるつもりだよ」「大丈夫!これも簡単だから、はい、じゃあ目を閉じて!」「う、うん」「はい」私たちは目を閉じる。「なつな、ビーガン、聞こえる?」「うん」「は、はい」「えっ!」私は驚く、そう、今まではメイルの声しか聞こえなかったのに、今度はビーガン様の声も聞こえた。「ビーガン様も私の声は届いているんですか?」「ええ。」「ふふっすごいでしょ!これが集団テレパシーだよ!。やり方はね、声を届けたい人全員の顔を思い浮かべるだけ!」「ただこの魔法は魔力の消費が激しいから気を付けて!「はい、じゃあ目を開けて!」私たちは目を開けた。「これでテレパシー講座はおわり!次は転移魔法(ゲート)を覚えてもらうよ!それができたら今日はおしまい!さぁ頑張ろう!!」

この時すでに私とビーガン様はヘトヘトだったのに彼はさらに追い打ちをかけてくる。「死んじゃうよー!!」私はそう叫ぶのだった。

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