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6.バッテリー交換

 県外ライブの日になりました。


『着いたー!』


「ほんとにありがとうね!」


『男が運転するのが普通だろ!』


「かっこいいこと言うじゃん!」


観光地ということもあり、たくさんの人がいた、カップルもたくさん。

いろいろなお店があってどこのお店に行こうか悩む。むしろ全部行きたい。


『ここいってみようぜ!(そのお店の写真)』


「めちゃくちゃいい感じ!美味しそう!」


その写真はとてもおいしそうで映えてる感じの写真。

店内の雰囲気もすごいおしゃれな感じで実際美味しくてすごいいいお店、もう女子としてはありがたい。


「ほんといいお店選んだね!最高だよ!」


『次どうする?あいり行きたいとこある?』


やっぱり探すといったらSNSということで、探してみる。見てみると、ちょうどしょうくんが写真を投稿していた。


「いい写真だね!撮るのうまいね!私も写真投稿しようかな」


『写真の上手さで勝負だな!』


「次このお店はどう?もう少し観光で歩いてからにする?」


『そうだな!そうするか!』


「じゃあ私、景色の写真投稿するね!」


『おう!観光地はやっぱりきれいで映えるもんな。』


いい感じの景色があったのでその写真を撮って投稿した。ほんとにライブの為の時間潰しみたいな感じだけど旅行な感じだな。


「投稿したよ!」


『あーこれは強いな、負けかもな』


「まー仕方ない同点ですよ!」


2人で楽しく話していると、友達からメッセージが来た、

|〈今、しょうと一緒なの?

驚いた、別の写真だし分かることあるのかな?でも、よくよく考えたら有名な観光地だし同じタイミングで投稿したらわかるのかもしれないよな。匂わせてきな。

|「うん」

|〈へー、やっぱり仲良くなった感じ?

|「仲良くはなったよ」

|〈へー、なんかあったら教えてね!

|「はいはい」

この前の話の人がしょうくんだって気づかれたってことなのかな?


『そろそろさっきの店行こうぜ!』


「そうだね!行こう!」


しょうくんはアイドル好きってことは隠してるし、この前の話でそういう話をしてたことをばらされてたとしたら、私の話とこの前のわからないという話がおかしくなる、しょうくんだとは言えないよな。


「しょうくんはアイドル好きなのはやっぱり隠したいの?」


『いや、隠したいわけじゃねえけど』

『いちいち、あいつらめんどいだろ、オタクのことでいじったりするだろう』


「あ~、それはしそうだね」

「友達にちょっと話してもいい?今ライブで一緒にいるって」


『べつにいいよ!女子側はそんないじらないだろ』


「分かった。ありがとう!」


『俺もなんだけど、あいりと観光ってことで出かけてるって友達に言うのは大丈夫?』


「全然いいけど、私と一緒だとライブでだってバレない?」


『別にバレてもいいんだけどな、最初から言うとあいつらめんどいから』


「そういうことね!分かった!」


しょうくんは友達から「お土産を買ってこい!」と連絡があったみたいで私も友達に買おうと思いお土産屋さんに行った。いつも見るようなお菓子でもエフェクトがかかったようにお土産と思い今買わなければと思ってしまう。いや、だめだ、ちゃんとしたお土産を買わないと。何個か地域限定のお菓子を買った。自分の分も含め。


『俺らのメイン観光みたいになってるな』


「メインはライブだからね!でも確かに今は観光がメインだね」


『ライブのためのチャージだ!』


ライブ前なのにこんなに楽しい時間を過ごせてほんとにいい日だなと思う。2人でいるのはほんとに楽しい、お互い隠すことないし、色々話せるから楽しすぎます!

やっぱり普通に好きだな。

この気持ちのことで合ってるのかな?でも確かに2人が楽しいっていう気持ちがそうならやっぱりそうなんだと思う。うん。


 ライブの時間がやってまいりました。楽しみで仕方がない!2人ともテンションが爆上がりです。1人だったらこんなに楽しくライブに行けてなかっただろうな、ホントに運が良かった。


『やっぱサイコーだな!!』


「会場違うとなんか雰囲気も違うよね」


『全然違うよな、入る人数もやっぱり違うよな』

『俺らの行ってた会場とはサイズが違いすぎるよな』


「武道館とかになったらほんとにやばそう」


『まぁ、そうなるとチケットなかなか取れなくなってそうだけどな』


「人気になってありがたいけど。会えないのはつらいね」


推しが人気になってほしいけどそれはそれで遠い存在になるのはオタク側としては悲しいことだな。いや、というか言わないと。返事する約束だし。ライブのおかげで決めれた。


「この前の話なんだけどさ、ライブ後でごめん、今いい?」


『うん。気にすんな』


「私も好きです」


『えっ』


「好きって言ってくれたときにさ、2人だけでいたいと思う、とか言ってくれたじゃん。それがわたしもそうだなって思ったんだよ。私自身があまり他の人といることがないからなのかもなんだけどね」


『思ってくれてるだけでふつうにうれしいよ!』

『じゃあこれからも2人だけで出かけたり、ライブ行ったりしような!』


「うん!もちろんだよ!こちらこそよろしくね!」


色々あった幸せな1日。

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