この世界は不平等だ
この世界には 魔法使いと呼ばれる人達がいる 。
とは言っても 、魔法の有無は関係なく 、人はみな属性の能力を持って生まれてくる 。
火属性の人は 火こそ生み出せないが 、触れても焼ける事はなく 操ることができる
水属性ならば 水の中で呼吸ができるので溺れる事はない
風属性は操って 風を起こしてるようにみえたりもするが
力属性は シンプルに力が強かったり
知属性は頭が切れる人が多かったり
属性によって様々な使い方がある 。
もちろん 、魔法使いと呼ばれる人ほど能力を上手く使いこなせないが 、世の中の人の殆どは自分の属性に合った職種を選ぶ 。
しかし
昔は何にも属性を持たない人がいたらしい
どちらかの親が能力者であれば 、必ず子供はその能力を受け継ぐ為 、段々と無能力者は減り
最後の無能力者が死んだ 200年前以前は 無能力者は差別される対象だった
それは多分 、今 無能力者が現れても同じこと 。
現に 、王族や 高家族の家系は 魔法使いが多い 。
能力主義なこの世界において 、無能力なんて今は考えられない 。
200年前の話なんて今では御伽話と化してるし
そもそも もう無能力者なんて生まれるはずもなかったんだ 。