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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ヒロインに攻略されるなんて聞いてない。

異世界転生ヒロインだけど、まだ時期じゃない。

目が覚めるとそこは異世界だった。とかそんな訳ではありませんでした。死んで異世界に転生した。もちろん赤ちゃんとして。物心つく頃にはここが異世界だなんて思いもしなかった。前世の記憶と今世の性格が混じりあって少々ヒロインとは言い難くなってしまった。


あぁ、言い忘れていたけど、私乙女ゲームのヒロインなんですよ。白雪姫の様に美しく長い黒髪にキラキラと光るガーネットの様な深紅の瞳の美少女なんですよ。髪は人一倍長く綺麗なんです。この世界はどうやら前世の平安時代よろしく髪は長く黒いほど美人だとされているんです。男性は違いますけどね。聞くところによると黒い髪に赤い瞳は夜の住人の証らしいです。この国の外にも夜の住人はいるらしいです。この国は特別夜の住人が多い様ですが。


話が逸れましたね。今世のベースは乙女ゲームなんです。でも、私には乙女ゲームする気が微塵も有りません。と言うのもこの乙女ゲームには攻略対象よりも遥かに魅力的で愛らしい悪役令嬢がいるからです。


話は前世に戻ります。ある日乙女ゲームをプレイしていた私は衝撃の存在に出会います。ヒロインより遥かに無垢で愛らしい悪役令嬢です。なぜ、彼女をヒロインにしなかったのか謎が残りましたがその疑問は直ぐに解消されました。国外追放された彼女をヒロインにした乙女ゲームが発売されたからです。そこでは私は悪役令嬢のナビゲート役として登場していました。まぁ、私隠れキャラだったんですけどね。最初は彼女を国外追放にまで追いやった私を邪険に扱います。ナビゲート役として接する内に彼女は徐々に心を開いていきます。この時既に私は彼女に気がある様なセリフを発するのですが時既に遅し。彼女は攻略対象と結ばれます。そこでゲームは一旦終わってしまいます。全キャラ攻略するとそこで私が選択出来るようになるのです!!


そんな事でつまり私は可愛くて純粋無垢な悪役令嬢をむかえに行かなくてはならないのですが……まだ時期では無いので国外に連れ出せません。

書きたくなってばばぁーって。

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