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ゼミ長
大学三年時は、ゼミ選択があった。皆が、どんな進路へ行くのか?
ゼミを選択することで、研究内容や企業へのアピール内容や今後の過ごし方が変わるから。必死に考えた。
私は、安易であった。教授に誘われたから、この内容なら、やりたいから。やってみようとー
ここからが地獄であった。まずは、進路への一歩。
教授からの推薦にて、私は、ゼミ長という立場になった。
〇〇ゼミ ゼミ長
言葉の響きだけで許してしまう、まだ安い女だった。
そのときに、付き合っていた男も、安い男だった。そいつと何年も付き合っていた。面だけの愛情に騙されて。
男が巧みに使う言葉という武器に勝てずにずるずると。
私の体が傷ついても、構わずに付き合っていた。
止めたのは、周りの人だった。




