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「私は拾われました」番外編  作者: アイラブトマト
6/7

波月の謝罪作戦

「俺の仕事は情報屋」を見てから読むことをお勧めします


暴力表現ありです

苦手な方は気をつけて

――ザッ!


「申し訳ありませんでした!」


――パコンッ――!


頭をスリッパで叩かれる!


「まだまだー!

それじゃ誠意が足りないよ!謝る気あんの?」


右頬を少し腫らしたジェシカが、カツをいれる



こんな事になった理由

それは数時間前私が仕事から帰ったときの事


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

「風花!今帰った…よ…」


目の前には目に涙を浮かべこちらを睨み付ける

風花がいた


「波月のバカ…」


――パシン!


「え…?」


俺は何の事かわからず叩かれた頬を押さえる


未だに呆然としている俺に対し風花は…



――ガシッ!



いきなり俺の頭を掴み



――ドカッ!



頭突きをし



――ガコンッ!



俺(波月)という名のボールを

ドアという名のゴールに決めた


そして風花は…


「反省するまで帰ってこないで!」


――バタンッ!


(死ぬかと思った…)


決して冗談などではない

ネタなんて物ではない…


半開きだったから良かったものの…

そうで無かったら

俺の身体はドアに貫通し今よりもっとひどい怪我だったろう…


どうしたものかと

そこらをうろついていたときに


ビンタでもされたのか少し頬が腫れ

そこを手で押さえ

珍しく縮こまった様子のジェシカに会った


ジェシカは事情を知っていたらしく

それを聞いたお陰でボコられた理由が分かった


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

それで今謝罪の練習をしてるという訳だ


「違ーう!」



――パコンッ!



(くそ…元を辿ればお前があんなことを聞いたのが悪いんだろうが!)


「あ!今私のせいって思ったでしょ?

私は好奇心に忠実だっただけ

口を滑らせたあんたも同罪よ!」


(そうだった…ジェシカは表情で心が読めるんだった…


それにしても理不尽すぎる…泣きてぇ…)



――パコンッ!


「さて…そろそろ、フーカが来るよ


まだ不完全だけどその誠意の籠った

日本式謝罪かましてやんな!」


――コンコン…


「開いてるよ!」


――ガチャ…


ジェシカの言う通り風花が入ってきた

そして…


「「申し訳ありませんでした!!」」


ジェシカに指導された通りの

ピッタリ腰が90度の

謝罪をした


ジェシカは俺と一緒に謝罪を言ったものの

いつ殴られても避けられるように構えていた



無言の時間が続く…



実際は数秒だったかもしれないけど

数10分ほどの時間に感じられた


「はあ~…」


風花はため息をつき、こう言った


「もう良いよ…私もやり過ぎたし

怒ってたとはいえ怪我させてごめん…

いつもは加減するのに忘れちゃたから…」


ジェシカは構えるのを止め一息ついてから


「本当だよ死ぬかと思ったんだから…

私も流石に反省したし気を付けるから

今度は血が出る危機の無い攻撃にしてよね」


「うん…本当にごめん」


ジェシカは微笑み


「んじゃ仲直りの握手といこうフーカ!

ほら!ナツキも」



俺と風花そしてジェシカは握手を交わして


――仲直りをした





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