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逃走劇
二人のデート前の日常
――タッタッタッタッ
「ハッ…ハッ…あいつ速すぎだ…
上手く逃げ切れねぇ…」
――ザザー
風花は逃走犯の前に回り込む
「降参します?それともまだします?
今日は非番なのでギリギリまで鬼ごっこしても構いませんよ
ただし勝つのは私ですが」
逃走犯 (くそっ…なめやがって…)
「ま…まだまだ…いけるぜハハッ…」
そして懲りずにまた走り出す
「お~だいぶ走ったのに速いですね♪」
――ピッピッ
腕時計が鳴り出したので見てみると
「あ~もう待ち合わせ時間ですか…
しょうがないです
楽しかったですけど…
――さっさと捕まえますか」
それから5分と立たずに逃亡犯は風花により
お縄についた
END
「波月~ごめん待ちました?」
「遅いぜ風花、また捕まえてたのか?」
「ごめん、つい…
ちゃんとおごりますから、この通り」
「まあ、無事なら良いか…
よし!じゃあいくか?」
「うん!」
私はこの話を見てこう思う
「波月!それ普通に思っちゃダメだから!」と…