勝斎「崩月丸」vs勝斎「天乃三振」
注意⚠️
作者は文才がないので、文がはちゃめちゃなところがあります。そういう場所を見つけた時は「ああ、頑張ったんやな」と温かい目で見守ってください。
「では、勝負を始めます。構え、始め!」
[シュッ、、、ガキン!]
俺の持つ勝斎「天乃三振」と、「小田夢元」の持つ勝斎「崩月丸」がぶつかり合い、火花のエフェクトが周囲に発生する。
[パッシュッ]
互いに距離をとる。
小田夢元の持つ勝斎「崩月丸」は長い射程とその強力な破壊力が強みだ。距離を取られると射程の短い勝斎「天乃三振」では攻撃できず、一方的に攻撃されて終わりだ。
(どう距離を詰めようか)
お互い間合いを保ったまま、左右に動き続ける。一見、落ち着きがないと思われる行動だが、剣技では基礎的な動きのうち一つだ。「一閃」のように間合いを一瞬で詰める技を打たれても避けられるようにするため、左右に動き続けるのがこの動きの意味である。
先に仕掛けたのは夢元だった。刀を上に向け、こちらに勢いよく突進してくる。
「岩斬!」
あいつの得意な技の一つで、岩のエフェクトを刀に纏わせ、上から叩き切る技だ。
(ならばこちらも合わせて)
「飛魚!」
姿勢を低くし、跳ねるように近づく。夢元の刀が振り下ろされる瞬間、後ろに飛んで回り込む。
[カーン!]
刀が夢元の背中に当たり高い音が響き渡る。そして夢元は姿勢を崩し、前に倒れる。
すぐに後ろに跳ねて距離を取る。
「やっぱ部長は強いですね!」
「あったりまえだ!」
「行きます!破壊斬!」
勝斎「崩月丸」を振り回し、遠心力で相手のガードを文字通り破壊する技だ。
「足元がガラ空きだ!飛魚!」
振り回されている剣の下に潜り込む。
「わかってますよ!ツバメ返し!」
回転をやめ、そのまま地面に叩きつける。
「どうした、空振りだぞ」
空振りしたと思ったその瞬間、叩きつけられた刀を切り上げて一撃を喰らわせられた。
[パーン!]
重い一撃を喰らい、上に吹っ飛んだ。
「…忘れてたわ、その技…」
「まあ、そうでしょうね。今日のためにしばらく部長相手だと使ってませんでしたし」
「どんだけ勝ちたいんだよ。まあ、じゃここからが本番だな!」
「えぇ!」
「えー、お二人とも白熱しすぎです。一年生軽く引いてますよ」
「ん?」
『…』
「あっ、ほんとですね。すみません。いつもの練習はこんなのじゃ無いから安心してね」
『…はい』
「んじゃ、まあこんな感じです。実際、試合だとあんな感じなんですが、一年生が出る試合は基本的に一年生だけにやつしかないのでご安心ください」
『はい』
「じゃあ、この後は小田先輩と四季先輩と私とから剣技について学ぶ時間とします。女子は四季先輩に、男子で長刀に興味がある子は小田先輩に、普通の刀に興味がある子は私のところにきてください。では移動してください」
『はい!』