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帰り道~怪談~

「ハマトラって知っていますか?」と問われ、「?」と首を傾げた私。

飲み屋で隣になった見知らぬ三人組と話し、イイ感じで酔っぱらって店を出たその帰り道。不思議な体験をすることになる。


〇「夏のホラー2023」参加作品。初めて書いたホラー……怪談です。

〇主人公の性別は特定していません。お好きな性別でお読みください。

〇フィクションですが、ハマトラは実際に聞かれ、この怪談が生れました。

〇怪談なのでほっこり終わります。


無断転載・盗作・盗作類似行為禁止。

(C)一番星キラリ All Rights Reserved.

「ハマトラって知っていますか?」


問われた私は首を傾げる。


直前まで横浜スタジアムが話題になっていた。


試合開始の2時間前までに集合したら「崎陽軒の焼売が1個だけ増量されているお弁当を見逃してはいけない」とか「青星寮カレーは、絶対に食べないといけない」という話を、野球を大好きだという三人組の男性がするのを聞いていたのだ。


その三人のうちの一人が、私に冒頭の問いを投げかけた。



今日は久々に舞台を観劇した。

舞台、といっても大学生のサークルの公演だ。


語学で仲良くなった女子が出演するというから、足を運んでみることにした。特に知り合いに声をかけることなく、フラリと一人で観劇。観終えた後は、大学の近くの安い居酒屋へと向かった。


私は二人席に一人陣取り、隣の四人席に座ったのが、元気のいい紳士三人組。


たまたま店員が隣の三人が頼んだもろきゅうを、間違えて私のテーブルに運んだことで、彼らとの会話が始まった。


皆、アルコールが入っているから、見知らぬ者同士だが、すぐに打ち解けた。


横浜スタジアムの話がなぜ始まったのかは……分からない。でも気づいたらその話をしていた。でもその前は東京ドームの話をしていたから、最近行った野球観戦の話から野球場グルメ話になったのかもしれない。そして三人組の一人が私に尋ねたのだ。


ハマトラを知っているかと。


正直、知らなかった。

でも横浜スタジアムの話の後に出た単語。

ハマ=横浜の「ハマ」だと考えた。


そうなると……ハマトラとは、横浜のトラック野郎?


だがそれは「横浜のさ、有名な靴や服のブランドがあってさ」と、ハマトラを話題にした男性が、冷ややっこを食べながら呟く。


「あ、横浜の方が好む、虎柄のファッションですか?」


私の回答に三人は「それは大阪!」と爆笑する。


結局ハマトラとは、横浜の元町を中心に70年代の横浜で人気だったファッション、横浜トラディショナルであると、教えてもらうことができた。フクゾー、キタムラ、ミハマの三ブランドがその人気をけん引していたらしい。


そんな話を聞きながら、お酒を飲んだ私は、イイ感じの酔っ払いとなり、家路へと向かう。


大学から歩いて15分のアパートに向かい、てくてく歩いて行くと、墓地の横を抜けることになる。そこは随分とまあ古い墓地で。苔むした無縁仏のようなものもあれば、有名な武家の家来の墓もあるというのだが。


とにかく寂れていた。


その墓地の手前にお寺がある。でも特に信心深いわけではないから、いつもスルーしていた。でも今日はなぜかそのお寺が気になる。


はて、さて、なぜこうも気になるのか。


一度も参拝したことがない。

気になったこの機会に、お参りしておくか。

そう思い、境内へと足を踏み入れた。

本堂までは一直線、左手に何やらお堂のようなものが見える。


何を祀っているいるかは分からないが、財布を取り出し、小銭はあるかと覗き込む。最近はスマホ一台あれば外出が事足りてしまう。現金を持ち歩かないが、元々安い居酒屋で飲んで帰る予定を立てていた。そういったお店は、未だ使えるのは現金のみ。


見ると財布の中には、五円玉と十円玉が入っている。

本堂で五円玉。ここは十円玉を使おう。

銅貨を賽銭箱に投げ入れた。


特に願い事を考えていなかったので「明日の学食の日替わり定食のカニコロッケが、いつもより大きいと嬉しいです」と、どうしようもない願い事をする。


その足でそのまま本堂へ向かい、同じように五円玉を投げ入れ、願い事を考えた。


「今年は帰省しないが、両親も弟も元気で夏を乗り切れますように」


今度はかなり真っ当な願いをできたと思う。

改めて本堂を見て左右の狛犬が、犬ではなく、虎であることに気づいた。

なるほど。

今日はハマトラで虎が話題に出た。

それでこちらの狛犬ならぬ、狛虎が私に参拝せよと、呼びかけたのか?


そんな風に思いながら、鼻歌交じりでお寺を出ると、そのまま墓地の横を歩いて行く。


時刻は21時過ぎだが、夏休みのこの時期、学生が多く住むこの時間は、人通りがほんとどない。帰省せず、残っていても、この時間は部屋でスマホをいじるか、友人に会いに行っているかだ。私も例年そんな感じだ。


人通りもないので、スマホをいじりながら歩いていると。


突然スマホを見ている視界の中に、素足に下駄が見えた。

ドキリとしてスマホから顔を上げると、墓地の中へ続く入口の辺りに人がいる。


長い黒髪が見えた。

こちらに背を向けている。

すらりと細く、紺色に白い朝顔の浴衣に下駄という姿。


柳の木の影になり、女がいる辺りの闇は、より強く感じた。


ビックリした。

なんでこんなところに?


そう思うが、基本的に無関心なので、スマホの画面に目を戻し、歩き出す。人気動画配信者が激辛料理に挑戦している動画を見ながら、歩いていると。


!!


またもスマホを見る視界に素足に下駄が見えてきた。

驚いて顔を上げると、墓地の中へ続く入口の辺りに人がいる。


長い黒髪が見えた。

こちらに背を向けている。

すらりと細く、紺色に白い朝顔の浴衣に下駄という姿。


柳の木の影になり、女がいる辺りの闇は、より強く感じた。


……?

あれ……?

なんで……?


スマホ画面を見て歩いているつもりだったが、立ち止まっていたのだろうか?


首をひねりつつ、再び歩き出す。


驚いていた間に、動画は進んでしまっている。

ま、いっか。

基本的にどうせ激辛料理を食べる姿が延々と続くだけなのだから。


そのまま動画を見続けていると……。


今度は「えっ」と声が出ている。

だってまたあの浴衣の女の後ろ姿が見えたのだから。

墓地の中へ続く入口に立っている。


しかも私が「えっ」と声をあげたものだから、その女性がこちらを振り返った。


そこであまりにも驚き、声も出ずに腰を抜かすことになる。

女性の顔にはあるべきものがない!

目、鼻、口、そこはのっぺりとしている。


声は出なかったが、目をつむることはできた。

頭の中では「なんなんだ、なんなんだ」が繰り返されている。


「どうしましたか、大丈夫ですか?」


落ち着いた男性の声に振り返ると。

警察官姿の男性のその顔にも目、鼻、口がない!


「うわぁー」と叫んだ瞬間、抜けていた腰が元に戻り、立ち上がることができた。つんのめるようにしながらスマホを拾い上げ、走り出すと、正面の道から四つん這いの人間がものすごいスピードでこちらへと向かってくる。


当然のように、目、鼻、口がない!


もう死に物狂いで今来た道を走り出すと、今度はそっちの道から……。


虎が駆けてきた。


な、なんで都会のど真ん中に虎がいる!?


訳が分からず、全身から力が抜け、へたり込む。

そのまま私はゆっくり倒れながら、気絶した。



目覚めると、そこはなんだか懐かしい部屋。

木目が見える天井に、かすかに香る線香の匂い。

セミの鳴き声に鳥の声、左手の障子に当たる朝陽に目が覚めた。


起き上がるとここは和室で、床の間に掛け軸、生けられた花が見える。


そこでザッ、ザッ、ザッという音がして、それは障子の向こうから聞こえていると気づいた。


障子を開けるとそこは庭。

典型的な日本庭園で、そこで箒を手にしている、これまた見るからにお坊さんと目があった。


「目覚められましたか?」


お坊さんは年の頃は40代後半だろうか。父親を思い出す年代の男性だ。

彼はそのまま私に縁側に座るよう言い「母さん、飯はこちらへ運んでやってくれ」と大声を出す。すると遠くから「はーい」と元気のいい女性の声が聞こえた。


「さて、昨晩は何がありましたかな? わたしは、玉晴寺の住職の遠野と申します。あなたはわたしどもの寺の近くで倒れていました。そこで寺に併設されているわたしどもが住む家へあなたを運び、休ませることにしました」


「そ、そうなのですね。それは……ありがとうございます」


そう返事をしたものの、普通、道で倒れている人がいたら、救急車を呼ぶのではないか。少しこの住職に対する不信感が顔に出ていたのだろう。住職の遠野は……。


「いえね、本堂で祀っている毘沙門天様が、時々教えてくれるんですよ。妖怪に化かされた人間が倒れているよって」


「え……」


玉晴寺の本尊は毘沙門天で、このお寺には古くからこんな言い伝えがあった。


この辺り一帯は、かつて百鬼夜行があった際、多くの妖怪が通った場所として知られていた。妖怪が一度でも踏み鳴らした地は穢れてしまい、妖怪が出やすい土地になってしまう。そこを清める目的で玉晴寺は建立された。


ある時、この寺のそばで一人の旅人が妖怪に襲われたという。その妖怪は強力な狐。旅人はついさっき参拝した玉晴寺の本尊である毘沙門天のことを思い出し、必死に助けを求めた。


すると……。


毘沙門天は勇猛な虎に姿を変え、強力な狐の妖怪を追い払ってくれたのだという。


その話を聞いた私は昨晩のことを思い出す。

のっぺらぼうの妖怪に襲われ、さらにいるはずもない虎が現れ、絶対絶命と思ったが……。


そのことを住職である遠野に話したところ、こんな見解を聞かせてくれた。


「奇しくも昨晩は、その百鬼夜行が行われたと言われた日なんですよ。いくら清められた地でも、妖怪の残滓がある。恐らくあなたはどこかに向かわれる時。行きにもここを通ったでしょう。その時に選ばれてしまったのでしょうね。そののっぺらぼうに。今晩、こいつを驚かせよう、って」


のっぺらぼうは妖怪であるが、基本は人を驚かすだけなので、人への害は少ないという。それでも人間は気絶したり、腰をぬかすので、妖怪として恐れられている。


「帰り道というのは、人は油断をしやすい。昔から言うでしょう。家につくまでが遠足です、と。自分の知っている場所に戻って来ると、安心してしまう。そこに妖怪は付け込むのですよ。あなたもスマホを見ながら歩き、気を抜いていたから。のっぺらぼうは喜んであなたを驚かせようとしたのでしょう」


そう言われると、その通りだった。

完全にスマホに夢中になっていた。

さらに住職はこんなことまで言い出して、私を驚かせる。


「でもね、毘沙門天様は、気づいていらした。帰り道にあなたが妖怪に襲われるかもしれないと。そこでね、あなたがこのお寺に参拝したくなるよう、念を送っていたと思います。あなた、昨晩、虎のことを思い浮かべませんでしたか」


まさにハマトラだ。

なぜあの飲み屋でハマトラが話題に出たのか。

その謎がここで解けた。

そして玉晴寺に参拝することになったのも、毘沙門天の導きであったことにも気づけた。


その後、朝食をいただいた私は、住職に何度も御礼を言い、本堂でも毘沙門天に対し、御礼を伝えた。


毘沙門天はとても良い神様のようで、この日の学食のカニクリームコロッケは、いつもより大きかった。さらに猛暑が続いたが、田舎の家族は暑さに負けず、夏を乗り越えることができた。


~完~

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― 新着の感想 ―
[良い点] 昔話・説話の伝統の作法を、現在の日常によみがえらせたお話で、気持ち良く読ませて頂きました。紋切り型とはいえ、童話部門でもいけような良いお話でした。
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