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詩❲心理描写-暗❳

装い

作者: 日浦海里

僕は臆病だから

人と接するのが苦手だ


だから平気な風を装うために

強気な自分に後は任せる


俺は億劫だから

面倒ごとは苦手だ


だから細かな交渉ごとは

細かい自分に後は任せる


私は凝り性で仕切屋だから

曖昧な事は苦手だ


だから場の空気を読むような事は

人の顔色伺うばかりの弱気な自分に後は任せる


僕らはこうして服を着替えるように自分を替える

うまくいっているのだから

悪いこととは思わない


欠点があるとすれば

時折どの自分が本当の自分で

どの記憶が誰の記憶か

わからなくなるぐらいだ


だけどどれも

僕で、俺で、私だから、

大きな問題ではない、

と、近頃は開き直ってる

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の開き直り方!( ・∀・)イイ!! 人の多面性、非常に興味深いテーマです。 24人のビリー・ミリガン 衝撃的でした。 人間とは不思議な生き物ですね。 自分の中で役割を交替しなが…
[良い点]  場にふさわしい服に着替えるように  場面、場面で自分を装う。  装った自分はそれぞれだけど、  すべて同じ「自分」。  確かに日常でもそういうことだらけだなぁと感じました。  じゃあ「…
[一言]  真逆の自分も場所によっては演じられたりそういられたりしますけど、この場合は演じてるわけではないのだと感想とコメントを見てわかりました。  根幹の自分も危うい感じなので、憑依に近いもののよ…
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