rainy season of my heart
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いまの僕の気持ちには、雨上がりのにおいがする。
6月、君を失った。
僕の心を潤すように、天はたくさんの雨を降らす。
そんな気の進まない毎日に、君は僕に眩しいくらいの光を見せてくれた。
暗く一閃の陽も見えない僕の視界は、君の輝きで包まれた。
何気ない仕草全てが僕を晴れ渡らせる。
僕は君に助けられてばかりだ。
伝えなくては。この気持ちを。
見過ごすことなんて決してしたくない。
だけど、言えない。
僕はそれを雨のせいにした。
雨は僕の本当の気持ちに気づかせ、邪魔をする。
そして彼女は、突如、さよならを言うこともなく姿を消した。
そんないまの僕の気持ちには、雨上がりのにおいがする。
地面に残る水たまりも乾き始め、青空も姿を見せ始める。
やがて空は晴れ渡る。
僕は太陽の光が心地よく感じた。
読んでくださりありがとうございました。
趣味の一環として主に小説を書いています。
わからないことだらけなので、色々と本を読みながら見様見真似で執筆しております。
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