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万能少女の異世界転生記  作者: ななみ
7/30

働き始めてから、一ヶ月が経った。

情報もある程度集まり始めた。

私の本当の母親である人も分かった。

ママを元気にする為にいろいろ考えて試したりもした、でも、ママが元気になっていく事はなくって、体調がどんどん悪くなっていく。

スキルとかも試してみたけど、まだ私の力じゃどうにも出来なかった。

このまま、ママは死んでいく。

分かってる、分かってるけど…、けど…認めたく無い。

どうにかして、治さなきゃ。



「ちょっとあんた、ぼうっとしていないで、水くみに行って頂戴」



「あい!」



はぁ…、水くみかぁ井戸に手が届かないから大変なんだけどなぁ…。

仕方ないし、ロープでも持ってくるか。



「おいちょっ!おみょい…」



さてと、命綱外して水を届けないと…。

でも、重い………。よしっ、魔力で少しだけ浮かしてその上で持てば軽くなる!

なんで今まで気づかなかったんだろ




「よちっ、だいぶかうくなっちゃ!」




うん、軽くなったしさっさと届けに行こう♪

それにこれが終われば、多分すぐにお昼ご飯だし!






パンとスープ(具無し)を持って、ゆっくりとママのところに行く。




「ママ、ご飯持ってきたよ!…ママ?っママ!!」




いつにも増してグッタリとしているママにかけよる。



「ママ!ママァ!しっかりしちぇ!」


「んっ、……アリス?ごめんなさい……、愛して…いるわ……、はぁ…はぁ…あなたをおいていく私を許して……ごめんなさ…うっ!これあげるわ大事にして頂戴」




そう言って、ペンダントを渡す。




「マ、ママ?!……ねぇ、ママ死んだら駄目じゃよ、ちゃんと元気ににゃって!」



「さよなら…ァ…リス」



その言葉を最後に、ママは死んだ……。



「ねぇ、ママ…。大丈夫だお、ご飯食べお食べたらしゅぐに良くにゃるから…ね?…ゔっママ゛ァ…」




そのまま、ひたすら泣いた。

泣いて、泣いて、泣き続けた。




「アリス!何ををやっているの!仕事があるでしょう!」



「……あい、しゅみましぇんが侍従長に連絡をしゃせて下しゃいリリーナが旅立ちまちた……」



「そう…、でもすぐにこちらに戻ってきてちょうだい」



「あい……」



その後のことはあまり覚えていない…。

遺体は谷に捨てられると聞いて、料理番が使っていた、火の魔法を急いで改良して、谷に落とされると、とても高温にした火でママを燃やした。

安らかに眠れるように……、それにこのままママが流れていくのがどうしても嫌だった。














私は、3ヶ月立つまで立ち直れなかった。














「あ、ペンダント」



あれ、これなんか変な感覚がする。

…何かがあるような…そうだ魔眼!

スキルを試したときに、魔眼を発動させると魔力みたいのが見えるようになったんだった。


えっと、これをこうして…



「うわっ!」



いきなりベットの上に色んな物が出てきた。

そしてその中から、私の縫ったハンカチが出てきた。

綺麗に折り畳んで、箱の中に入っていた。




「……ママ…」




他のものも見ていると、私宛の手紙があった。




❝アリスへ


大好きなアリス、この手紙を読んだとき私は死んでしまっているのかな?

貴方をおいて行ってしまって、本当にごめんなさい。

でも、悲しまないで欲しいの私の心は何時もいつも、いつまでもあなたと一緒よ、いつか生まれ変わってまた会えるといいわね、その時はもしかしたらアリスには、大切な家族がいるのかもしれないわね。

貴方と一緒に居られてとてととても嬉しかったわ

ありがとう


PS.身体に気をつけてしっかりするのよ、それにごめんなさい騙していて


あなたの偽物のママリリーナ❞




ママ、ママは偽物なんかじゃないよ…

それに、私はもうくよくよしない、しっかり前を向いて頑張るから。

これで今日の文を投稿しました。

モチベーションが上がるので、☆や感想を投稿してくれる嬉しいです!!

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