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インターミッション - ここまでのお話。

さてさて、第三章へ入る前に、ここまでのお話を振り返ってみましょう。


挿絵(By みてみん)


ここまでの人物相関図。

第一章


 社畜戦士・輿水健太郎は、突然の異世界召喚を受けたが……

 そこで待っていたのは、自分とソックリの王様と、自分とソックリの転生者×二人。

 王様は、僕ら三人に「影武者を務めろ」と宣う。

 突然、見ず知らずの世界へ喚ばれた僕らには、選択権など無いに等しいのに。


 しかし王様は話の分かる男だった。

「影武者の報酬として貴族の地位を与えよう」と王が持ち掛ける。

 つまり、王国公認で好きなだけ、何不自由ない異世界生活を満喫させてやる、という話だ。

 やりたいことは、し放題だ。貴族ともなれば。


 王の条件に僕もギネス(※別世界の僕)もトカマク(※別世界の僕)も「悪くない」と納得。


 斯くして僕、輿水健太郎は『アーシュラー爵 ハーラー』として、影武者の順番待ちしながら、異世界を満喫する運びとなった。



 そんな僕に、専属ツアコンとして派遣されてきたのが、キィロこと、トランキーロ・バッファローワンさん。

 ケモミミと尻尾が印象的な亜人種の彼女と、

 異世界人と非異世界人とのカルチャーギャップに悩みつつも、二人で異世界の観光名所を巡っていたが……

 何の手違いか、アングラ賭博の地下闘技場で見世物のドラゴンに襲われてしまう!


 危機一髪! 絶体絶命!

 ファイヤブレスで黒焦げにされかかったところを、強力な毒液魔法で助けてくれたのは……

 まさかのキィロ?

 えっ? 君って普通のツアコンさんじゃなかったの?



第二章


 図らずも地下闘技場をメチャクチャにしてしまった僕、

 王様から「不良貴族ポイント」を差っ引かれた。

 これは「拭いきれない失態を犯した貴族を戒める制度」で、持ち点が尽きた者ははりつけか切腹を賜ることになってしまう!

 嘘でしょ?

 そんなの早く言ってよ!


 てなワケで、もう危ないところには首を突っ込むまい! と決意した僕、輿水健太郎、

 田舎の温泉宿にでも引きこもってよう、とキィロと共に山へ向かったものの……


 そこで、行きずりの美女と遭遇!

 持病に苦しむ彼女を村まで送り届けると……そこは辺境のエルフ村だった。


 穏やかなエルフ村の生活に、すっかり馴染んだ僕とキィロだったが……

 その村は定期的に火山の被害を受ける村でもあった。


 幸い、噴火による人的被害はなかったものの、年貢を備蓄していた蔵まで焼け落ちてしまう。

 そして、哀しいことに、払えない年貢の代わりに、僕らが助けたエルフ、ラタトゥイーユさんが人身御供として供出されてしまう、という話を耳にしてしまう!


 だめだ!

 そんなのだめだ!


 多少なりとも、王様とコネクションのある自分が、エルフ村の難局へ手を差し伸べなくては!


 僕とキィロは、決意を胸に秘め、エルフの村から帝都への帰路についた。


挿絵(By みてみん)

聖ミラビリス王国略図。

徐々に明らかになっていく……と、いいな?

と、鼻息荒く帝都エスケンデレヤへ戻ってきた健太郎とキィロ。


果たして、王への説得は上手くいくのか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 二章まで拝読しました。 異世界転移系は何故かすぐに主人公がその状況をあっさり受け入れすぎて、 理解度が低い私は個人的には「えっ?現実世界はどうでもいいの?」と突っ込んでる間に、大抵置いてけ…
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