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彼女はかく語らず竜は囁く  作者: たけすぃ
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前書き

 人類史において有名な戦争は数多くある。

 近代においても、また古代においてもそうである。

 だがその中でもイステン・ウェスタ100年戦争、俗にいうところの双子竜戦争ほどに有名でありながら、その長い戦争期間故に詳細を知られていない戦争は他にない。

 またこの双子竜戦争ほど数多くの歴史書に詳細に記された戦争も珍しい。

 それ故にこの戦争は歴史学を志す者からすれば、研究しやすくかつその歴史のダイナミズムを感じられるが故に人気のある分野である。

 一方その複雑さや長さにおいて、学生(特に受験生からは)には人気のない、ハッキリ言えば憎まれているとすら思える歴史でもある。

 私も一歴史学者の端くれとしてこの双子竜戦争を研究してきた者であるが、この有名なれどイマイチ詳細は知られていない双子竜戦争を世に広く知らせたいと思い続けてきた。

 されど現実は厳しく、いかに熱弁をもって学生に語ろうと一部の学生以外には響かず、忸怩たる思いを抱き続けてきた。

 だがしかし、私はある日親類の小学生が読んでいた小説が大層重厚な歴史伝記物だと知って多いに感銘を受けた。児いわく『らいとのべる』と呼ばれるその小説のジャンルは、いかなるジャンルであっても受け止める余地のある懐の深い物であると教えられた。

 そこで私はこうして双子竜戦争を題材にした『らいとのべる』を書こうとここに決意したのである。

 故に今から私が記す『らいとのべる』には、脚色や誇張が含まれている事をまずお断りしたい。

 だがしかし歴史的事実を曲げるような事は一切していないとお約束しよう。

 できればこれを読んだ読者諸兄らが、少しでも双子竜戦争という歴史の一ページに興味を持ってくれるよう願うばかりである。

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