表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/75

第四十七話 狩り〈3〉

ごめんなさい。久々の更新です。次回いよいよ魔王様のご対面です。

縄が外れた……。


炎で元々焦げかけていたため、少し緩んでいたのだ。


両手が自由になり、私もワイバーンに攻撃できる……。



「ったぁぁぁぁぁ!!!」



光魔法を全快にして、ぶつける。


ブレスは消されて、ワイバーンにも魔法が当たる。



「……ッギャアアアア……」



ワイバーンが再び、私を敵と見なして攻撃をしようとする。


再び突進なのだろう、頭を低く構え、突っ込んできた。


私は武器を持っていないため、抵抗手段が素手か魔法しかない。


格闘術なんて足なんでいないため、私は魔法による攻撃を選択した。



「ムーンライトドラグーン!!!」



竜のワイバーンを追撃するため、同じく竜の形になって攻撃する技を選ぶ。


ドラゴンにドラゴンを当てれば、きっと効果は抜群に違いない。



「グルギャアアアアアアアア!!!」



「く……っ!」



しかし、私の思惑は大きく外れる。


ワイバーンは突撃をしてきた瞬間、空中に羽ばたき、風魔法を使って勢いをつけて超突進を繰り出してきたのだ。


しかも、ただ超突進を繰り出すだけじゃない。


灼熱のブレスを口から放つと、体を回転させ、超熱球と化したのだ。



「な……なに、あれっ!?」



そんなものの爆発には耐えきれず、私の魔法は霧散する。


あとは、ワイバーンの火だるまが迫ってきていた。



「っぎゃあああああああ!!」



私は、生身でそれを受けることになってしまった。


灼熱のワイバーンの炎が私を包み込んでしまう。



「…………っっ」



魔力を解き放って熱を取り払う。


体はすでに火傷の部分もあるし、服も燃えてしまっている部分だってある。



「…………っ。武器がない……。どうしよう……」



「……武器はこれだろっ!」



すると、魔族の男性が一人、私の方に武器を投げてきた。



「………ホーリーゴールデンブレイド……」



私の剣だった。


どうやらなにかに使うつもりだったのか、私の剣も持っていたのだ。



「……っ!ありがとっ!」



武器があれば、百人力!とまではいかないかも知れないけど、ないよりはマシだ。


私の魔力を十分に流し込む。


これで強度があがる。



「………グギャオォォォォォ―――!!!」



再びワイバーンが攻撃をしかけてきていた。


ブレスを吹こうと構え、敵と認識した私を見る。



「………はぁぁぁっ!!」



私は先に、攻撃を仕掛けにいった。


剣で切りつけるために、心臓部と思われる腹部に向かう。



「……っ!?」



「グァァッ!!」



足をあげて踏み潰そうと、足をふりあげてくる。


体を引いた瞬間、ワイバーンが空を飛び上がる…。



「グギィヤァァァァァァァァァァァ!!!」



「っっ、またっ!」



再び火炎が体を纏い、炎球に変わる。


そして突撃……。



「…………っっ!!!ルメイド流魔法奥義其の二! ムーンクラッシャーっ!!!」



光魔法を全身に纏う。


火炎玉に勝てるのは、同じような全身のアタックだ。


光魔法を全身に纏い、光のエネルギー体に変わる。



「っ!!」

「ッグァ!!」



エネルギーの塊同士のぶつかり合いは、力のエネルギーが強力な方が強いのだ。



この力のぶつかり合いを制したのは、



「グギャアァァァァァっっっ!!?」



私の方だった。


ワイバーンは大きく吹き飛んでいく。


光のエネルギーが全身を襲った結果、大ダメージで倒れた。



「……はぁ……はぁ……」



しかし、私に襲った衝撃も相当なものだった。


体力をおぞましく奪い、力が入らない。


しかし、そこにさらなる危険が迫っていた。






「………勇者ちゃん、さすがだねぇ。やっぱり勇者なだけあるなぁ」



「……………つ、使い魔の…人……っ」



「…ごめんねぇ。魔王様がどうしても強さを確かめろってうるさくってさぁ……」



「……じゃ、じゃあ……、さっきのワイバーンは………?」



「あれは、僕ら直属の魔王軍の一匹さ」



「なんてことするのっ!魔族の人たちも、巻き添えになるところだったんだよ!?魔王なのに、魔族の人たちのことも考えずに攻撃してきたのっ!?」



もしもあのまま私が死んでしまったら、あのワイバーンは攻撃をやめたのだろうか。


かなり怪しいではないか……。



「…………そりゃ、どうかはわからないな。でも、結局君は倒せたわけだ。あとは、魔王様がいる、黒龍の泉だってすぐだし」



話をそらす使い魔。


あまり触れられたくない部分なのかも知れない……。



「…………あまり納得できないけど、まぁ仕方ないね……。もしも村人たちが許してくれたら、次は魔王を倒すから」



私は、そういい放ち、村人たちのいる場所に向かったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ