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第二十一話 過去と現代

「いやぁー。忝ない!」



「…………」



「娘なのに強いのぅ、お主!」



「…………」



「どうした?何故黙っておる?」



「…………」



私が倒した鷲。


それに追いかけられていたのは、子供だった。


まだ12歳とかそれくらいの、私よりも年下だ。


しかし、私が無口にならざるをえなかったのはそんなこと、どうでもいいと言わざるを得ないからだった。



「…………そうじゃった。お主にお礼がしたい。名を何と申す?」



「……えっとぉ。私は、ココ・ルメイドって言うんだけど……」



「ココか!良い名だ!妾の名は、リーシィ・トクガワと申す!リーシィと呼ぶがよい!」



この少年、実に特徴的なところがありまくりだった。


まずは一つ目、服装だ。


服は羽織る形のような服を帯でしめ、ズボンはブカブカのように見えるものをはいている。


しかし私は、この格好に見覚えがすごくある。


いや、この格好を見たときにすぐに察した。


だが、なぜこんなところ(異世界)にこの服を着る人がいるのだ。


こんなところに、『和服』を着ている人間が。


和服はもちろん、日本の伝統衣装の一種だ。


こんな格好が、こちらの世界で着られるはずがないのに。


そして次、彼の名前だった。


リーシィまではよかった。


この世界にありそうな感じの名前だ。


しかし、名字の方が、あまりにも有名すぎる名字だったのだ。



「ごめん。もう一度名前を教えてもらっていい?」



「仕方ないのぅ。しっかり覚えるのだぞ?妾の名は、リーシィ・トクガワじゃ!」



トクガワ。


間違いない。こんな名字、この世界じゃ絶対にお目にかかれない。



「………君、異世界人?」



「……いや?妾は違うぞ?じゃが、どうしてそのようなことを聞くのじゃ?」



「………いやだって、トクガワなんて。絶対私が知ってるあのトクガワでしょ」



「…………まぁなんでもよいではないか。とにかくお礼がしたい。妾の家に参れ!」



と、少年は私たちを参堂して歩いて行った。






「……………エド?」



「おおっ!お主この文字が読めるのか!?」



そう。


ここには間違いなく大きな字、それも漢字で、「江戸」とかかれていた。



「…………これ、日本語でしょ?」



「なぜお主そこまで分かるのじゃ!?」



と、色々と不審がられてしまう。



『……ココ。もしかしてここは?』



「うん。私たちの世界にあった都市だよ。たぶん」



そこには、小さな都市が存在していた。


碁の目のようにきっちりと整備された道。


そこには、さまざまな市が開かれ、どこも盛り上がっていた。


そしてその中心には、これまた城が建っていたのだった。


やはり、城の周囲に街ができるのはどこでも同じらしい。


でも、この城がまた問題だった。



『…ずいぶんと独創的な城だな』



「そう?私たちの国だと、割とメジャーな形だったけど」



十数回はあるだろう、高い形をした城。


その中心には天守閣があり、そこから下に向かうと、石を積み上げて出来た石垣ができあがっている。


誰がどう見ても、日本によくある城だった…。


ドルクにとっては、だいぶ独創的な形らしい。



「立派な城じゃろ?江戸城と言うんじゃ!」



「…………江戸城……」



もう私は、どうしてこんなところに小さな日本(江戸時代ver.)が出来上がっているのか、ということしか頭になかった……。






「父上!今帰りましたっ!」



と、この少年はそのまま城の中に入っていった。


どうやらこの城の主の子供らしい。


あ、だからトクガワなのか……。



「おぉ。ようやく帰りおったか。して、その方たちは?」



その方とは、私たちのことを指しているのだろう。



「あ、私は、ココ・ルメイドと申します」



「妾を助けてくれたんじゃ!」



「…………そうでしたか、すみませぬ。わざわざ手間かけて……」



「いえいえ。そんな」



「そうだ。お礼をしよう。あなた方は見たところ、旅の者でしょう。ならば今日一日、ここで泊まるがよいでしょう。なんなら、江戸の町を見て回るのも楽しいでしょう」



「え。いいんですか?」



「倅が世話になった礼も出来ぬようでは、父親失格です」



「……でしたら、お言葉に甘えます」



「それがよろしい。あ、失礼しました、我が名は、バイル・トクガワと申しまする」



あなたもでしたか……。

着物の描写が上手くできませんでした…。あとで考えます。

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