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灰色少年3号

作者: 灰色



灰色



どこまでも続く



変わらない



この空に



君を想う



今も



そして昔も



変わらず君を想う







灰色少年3号




皆、彼を3号と呼ぶ




彼には名前が無い




沢山いる中の一つに過ぎないから




でも、彼は他の奴らとは違う




薄汚れた空を見上げて彼は泣く




手を伸ばして届かないモノに想いを寄せる彼は違う




少年3号




どんなに汚れても彼には失わない心があるから




例え、それが誰か他人に造られた偽りの心臓でも、彼は自分を見つけ、人間になるみんな彼を3号と呼ぶ




彼には名前が無い




沢山いる中の一つに過ぎないから




それでも、彼はこの世でたった独りの存在になろうとする




眼を閉じて、遠い昔のデータを呼び起こし、君を思い出す




初めて、心に触れ




色の無かった数字のデータばかりの世界に色をくれた




初めて君と同じになりたいと願った




何も無い左の胸に熱いモノを感じた







少年3号




彼は今日も空を見て泣く



眼ではなく、心で




そして、瞳のレンズにこの世の色をうつす




灰色少年3号




人間のように完璧な心もロボットように心を失うことも出来ない、哀れな少年




それでも、彼はまだその場所に自分の足で立とうとする




そして、この世界を…




君を求め続けているんだ

これは私のサイト名『灰色少年3号』ように書いたものです。

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