第7話 三日目の地獄と、消えていくゼッケン
前回は、本部道場での放課後組メニュー初日。
ランニング、シャトルラン、受け身、ロープワーク、筋トレに掃除――黒岩トレーナーの「様子見」メニューだけで、さやか達はボロボロになりながらもなんとか生き残りました。
第7話では、「三日目の地獄」と呼ばれる日。
筋肉痛と疲労を抱えたままの練習で、途中離脱する練習生も出てきてしまいます。
それでもさやか達4人は、それぞれの理由を胸に、ぎりぎりのラインで残ろうと踏ん張る回です。
朝、目覚まし時計の電子音が鳴り始めても、さやかの身体はしばらく動かなかった。
「…………っ」
起き上がろうとした瞬間、腹筋と太ももとふくらはぎが一斉に悲鳴を上げる。
(いたたたた……っ)
ベッドから上半身を起こすだけで、三十秒くらいかかった。
布団をはねのけて足を床につけると、ふくらはぎがじんと痺れる。
立ち上がると、膝が笑って、一瞬その場でふらついた。
「さやか、大丈夫?」
階段を降りると、キッチンから母の声が飛んできた。
「……だ、大丈夫。たぶん」
手すりにつかまりながら、一段一段慎重に降りる。
自分の家の階段が、今日は妙に急に感じた。
リビングに入ると、新聞を読んでいた父が顔を上げた。
「歩き方が完全におばあちゃんだぞ」
「ひどい」
「本当に、部活動の延長じゃないわね……」
母は呆れたように言いつつも、心配そうに眉を寄せる。
「筋肉痛がきついだけでしょ? ちゃんとストレッチしてから寝なさいって言ったのに」
「したよ、一応……。でも、全然足りなかったみたい」
椅子に座るだけで、太ももが痛んだ。
「まだ“やめる”とは言わないんだな」
父がコーヒーを飲みながら言う。
「うん。
だって昨日は初日だし……。
今日サボったら、絶対ついていけなくなりそうだから」
「なら、せめて水分とストレッチだけは欠かすな。
壊れる前にケアしとけ」
「分かってる、つもり」
トーストをかじりながら、さやかはスマホの時間を確認した。
(今日も、ちゃんと行かないと)
***
学校の廊下を歩いていると、背後からぱたぱたと足音が近づいてきた。
「星屑さん」
振り向く前に、もう声で分かる。
「まな……」
「歩き方が完全に“昨日フルマラソン走りました”のそれなんだけど」
「フルマラソンなんて走ってないよ……。
ふくらはぎが死んだだけ……」
「だけって言い方おかしいからね?
っていうか、階段降りるの見ててハラハラしたんだけど」
まなは呆れたようにため息をついた。
「でも、今日も行くんでしょ。本部道場」
「うん。
ここで休んだら、たぶん戻れない気がするから」
その言葉に、まながじっとさやかの顔を見つめた。
「……はいはい。
じゃあ、授業中に寝そうになったら、机蹴って起こしてあげる」
「蹴らないで。せめて小声で呼んで」
「筋肉痛には軽いストレッチがいいんだよ。
保健体育の教科書に載ってたもん。
休み時間にちょっと一緒にやろ」
「先生みたいなこと言うね」
「今の星屑さんは、先生よりわたしの方が信用できるでしょ?」
まなはにやりと笑った。
「……うん。ありがと」
その一言で、少しだけ身体の重さが軽くなった気がした。
授業中、さやかは机に突っ伏しそうになるのを何度もこらえた。
一度、ふと意識が飛びかけたところを、まなに肘でつつかれて現実に引き戻される。
チャイムが鳴り、放課後になった。
「じゃ、行ってくる」
「はいはい。
今日も“生きて帰ってきた”報告、待ってるからね」
「物騒な言い方しないで……」
笑いながら教室を出る。
***
夕方。
PWS本部ビルの七階、道場の前に立つと、すでに中から声が聞こえていた。
扉を開けると、昨日と同じようにリングとマットが広がっている。
ただ、そこにいる練習生たちの動きは、どこかぎこちなく、足取りも重そうだった。
「お疲れさまです」
さやかが挨拶すると、近くでアキレス腱を伸ばしていた星緋いぶきが顔を上げた。
「星屑さん。
今日も、来ましたね」
「来ない選択肢、あんまりなかったから……。
いぶきちゃんは、やっぱり筋肉痛平気なんだ」
「平気ではないです。
階段を降りるときは、ちょっと泣きそうでした」
「だよね……」
苦笑しながらストレッチを始める。
しばらくすると、姫乃らんが大きなあくびをしながら道場に転がり込んできた。
「ひー、間に合った。
朝起きるとき、ベッドから降りられないかと思ったよ」
「ロフトベッドって言ってたよね」
「そう。
ハシゴ降りながら『ここで落ちたらニュースになるな……』って真剣に考えたもん」
「やめて、想像しただけで怖い」
その後ろから、ノエル・シエルも静かに入ってくる。
「お疲れさまです……。
階段、普段の倍時間かかりました」
「みんな同じだね……」
そんな他愛ない会話をしているうちに、リングサイドのホワイトボードが視界に入った。
黒いマジックで書かれた、その日のメニュー。
本部道場・放課後組メニュー(三日目)
・ランニング(道場内15分)
・シャトルラン(25本)
・受け身(後ろ・前回り・横・連続)
・ロープワーク(15本×3セット)
・首・背中・脚まわり筋トレ+ブリッジ
・道場・リング清掃
「……増えてる」
さやかは思わずつぶやいた。
「初日より明らかに増えてますね」
ノエルも真剣な顔でホワイトボードを見つめる。
「おーし、全員揃ってるな」
黒岩がリングステップの前に立ち、二重に腕を組んだ。
「整列しろ。番号順だ」
練習生たちが、ゼッケンの番号順に並ぶ。
さやかの右隣には、「坂本」と書かれたテープを胸につけた背の高い少女。
陸上部あがりらしい、引き締まった脚をしている。
左隣には、「中村」と書かれた体格のいい子が立っていた。
肩幅が広く、腕も太いが、表情はどこか不安げだ。
少し離れた列の端には、「森」と書かれた痩せ型の眼鏡の子もいる。
どこかオタクっぽい雰囲気で、緊張した様子でロープを見つめていた。
「三日目で消える奴が、一番多い」
黒岩の声が、マットの上に低く響いた。
「初日と二日目の筋肉痛と疲れを抱えたまま、どこまで動けるか。
それが“素の力”だ。
ここで踏ん張れないなら、この先もっとキツくなったときに折れる」
誰も笑わない。
笑える空気じゃなかった。
「ランニングから行く。
『始め』で走れ。『止め』と言うまで止まるな」
黒岩の掛け声とともに、全員が道場の端から端へ走り始めた。
初日よりも、足が重い。
一歩一歩、マットが足を引っ張るように感じる。
(きつい……。でも、遅れたくない)
坂本は、やはり走るのは得意そうで、呼吸は荒いが足の運びは軽い。
中村は、体格のせいかすぐに息が上がっていた。
胸が上下に激しく揺れ、顔には不安と苦しさが混じる。
十五分が終わり、「止め」の声がかかった瞬間、何人かがその場にしゃがみ込みそうになった。
「座るな。
スクワット三十。
太ももが床と平行になるところまで落とせ。
自分で数えろ」
「「いち、に、さん……」」
声を出すだけで息が切れそうだった。
二十を過ぎたあたりから、太ももが燃えるように熱くなる。
さやかは歯を食いしばりながら、なんとか数を数え続けた。
腕立て伏せ、腹筋、背筋。
首回りの筋トレでは、自分の頭の重さが恨めしくなる。
そして、シャトルランが始まった。
「ラインからラインまで、笛の音に合わせて走れ。
二十五本だ。
途中で勝手に止まったら、その分あとでお前だけ増やす」
(に、二十五……)
笛の音が鳴り、スタートラインから走り出す。
往復するたびに数字がひとつ増えていく。
「……じゅう……さん……」
十本目を越えたあたりで、胸が焼けるように苦しくなってきた。
汗が目に入り、視界が滲む。
坂本は、まだ余裕こそないものの、なんとかリズムを保っている。
中村は、明らかに脚が重そうだった。
十五本目あたりで、他の練習生から半テンポ遅れ始める。
「はぁ、はぁ……」
息が完全に上がり、肩で呼吸している。
十八本目で、ついに膝に手をついて、その場にうずくまりそうになった。
「中村」
黒岩の声が飛ぶ。
「止まりたいなら、自分の口で言え」
中村は、俯いたまま、しばらく何も言えなかった。
やがて、かすれた声で呟く。
「……すみません。
これ以上は、多分無理です……」
黒岩は短く息を吐いた。
「なら一旦ラインの外に出ろ。
息を整えてから、ドクターのところへ行け」
「……はい」
中村は、悔しそうに唇を噛みながらラインの外に出た。
(あたしも、正直きつい。
でも──)
さやかは、こはるの顔を思い出した。
『また来ます。
だから、その時まだPWSにいてくださいね』
(あの子と約束したんだ。
“その時までちゃんとここに立ってる”って)
二十一、二十二、二十三。
足がもつれそうになるたびに、頭の中であまねの姿を浮かべた。
最後の一本。
ラインに向かって飛び込むように走り込む。
「そこまで」
黒岩の声が聞こえた瞬間、膝が笑い、今度こそその場に座り込みそうになる。
「座るな。
受け身に行くぞ」
後ろ受け身、前回り受け身、横受け身。
一つ一つが、全身に響く。
「坂本。
腕が遅い。
頭を打ちたくなかったら、もっと早くキャンバスを叩け」
「は、はいっ……」
坂本は、走る時と違って肩に力が入りすぎている。
倒れる直前で身体が固まり、動きにぎこちなさが出ていた。
「連続後ろ受け身、五本。
行くぞ。
いち、に、さん……」
連続で倒れて起き上がる。
さやかの視界が何度もひっくり返る。
坂本は、三本目あたりでフォームが乱れた。
腕が遅れ、背中の一部だけでキャンバスを打ってしまう。
その瞬間、白銀がすぐに近づいた。
「ストップ。
一度止まろう」
「す、すみません……!」
「怖さで体が固まり始めている。
この状態で続けると、本当に首を痛める」
白銀の言葉に、坂本は唇をきゅっと噛んだ。
「……はい」
「今日はここまでにしよう。
外から他の人の受け身を見ておきなさい」
坂本は、悔しそうにロープをくぐってリングの外に出た。
森は、顔色こそ真っ青だったが、ブツブツと何かを呟きながら受け身を取り続けていた。
「推しのため……推しのため……」
さやかの耳に、その小声がかすかに届く。
(推しのために、って……。
なんか分かる気もする)
ノエルは、何度か動きが止まりかけた。
誰かが大きな受け身を取った音が響くたびに、肩がぴくりと跳ねる。
白銀が、ノエルの前にしゃがみ込んだ。
「大丈夫だ。
今は“練習”だ。
ここでは、誰もあなたを壊さない」
「……はい」
ノエルは、震える息を吐き出してから、もう一度後ろに倒れた。
受け身の音が、さっきよりもわずかに綺麗に響く。
いぶきは、黙々と淡々と受け身を繰り返していた。
武道の経験があるだけあって、フォームは安定している。
その分、体力的なきつさを表に出さないまま耐えているのが分かった。
らんは、途中から完全に表情の余裕を失っていた。
それでも、倒れる瞬間だけは顎を引いて、怪我だけはしないよう必死に意識している。
受け身パートが終わる頃には、マットの上にいる全員が汗だくになっていた。
「ロープワーク十五本三セット。
行くぞ」
(まだやるんだ……)
さやかは、脚が棒のようになりながらも、リングロープの前に立つ。
一セット目。
走るラインが少しずつズレていくのを、自分でも感じる。
「星屑、ラインが曲がってる。
ロープに当たる位置を一定にしろ」
「は、はいっ……!」
何度かやり直しながらも、なんとか一セット目を終える。
ノエルは、足がもつれそうになりながらも、初日よりも走る軌道は真っ直ぐになっていた。
いぶきは、ロープに当たるリズムが綺麗で、黒岩が一度だけ「いいリズムだ」と呟いた。
らんは、息も絶え絶えで走っていたが、ロープから返ってくるときに、どうしても顔を上げてしまう。
「二十三番。
走り方はガタガタだが、その顔は客席の目線を集める。
捨てるなよ」
「えっ……は、はいっ!」
初めての“褒め言葉”に、らんの目が一瞬だけ輝いた。
さやかは、三セット目に入る頃には、自分がどう走っているのかもよく分からなくなっていた。
(あと……何本だっけ……)
最後の一本でロープに飛び込んだとき、頭の中に皇あまねの背中がよぎる。
あの日、地方会場のフェンスごしに見た黒い不死鳥の姿。
(あそこまで、いつか行きたい)
ロープに背中を預け、反動で前へ押し出される。
「そこまで」
黒岩の声が、地獄の終わりを告げた。
最後に、首と背中と脚まわりの筋トレ。
さらにはブリッジまで加わる。
「ブリッジ三十秒キープ。
首で自分の体重を支えられねえ奴は、投げられたときに首を壊す。
きついなら、その首を自分で守れないってことだ」
三十秒が永遠に感じられた。
隣で森の腕がガクッと落ちた。
「……っ、すみません……!」
「今のタイムじゃ、試合中に首守れねえな」
黒岩は淡々と言った。
「次までに、タイム上げてきます」
森は、悔しそうに、でもどこか決意を込めた声で返した。
ようやく全メニューが終わり、全員がマットの上でへたり込みそうになっていると、黒岩が前に出た。
「言ったろ」
低く、よく通る声。
「ここは学校じゃねえ。
“全員を同じゴールに連れていく”場所でもない」
誰も、息をする音以外出さなかった。
「今日、途中で抜けた奴が悪いわけじゃねえ。
自分の身体と心が、今はここまでだってことを認めただけだ。
残りたいなら、ここからどうするか考えて戻ってこい。
戻ってこねえなら、それまでだ」
黒岩は、リングロープを軽く叩いた。
「自分の足で立てる奴だけが、最後までここに残る。
それがプロのリングだ。
……以上。ストレッチして解散だ」
ストレッチをしながら、さやかはふとこはるの顔を思い出した。
(戻ってくる側と、戻ってこない側)
こはるは、「また来ます」と言った。
その言葉が、今日の黒岩の言葉と重なる。
(あの子がもし、本当に戻ってきたとき。
あたしがここにいなかったら、嫌だ)
足を伸ばしながら、さやかは自分のつま先を見つめた。
更衣室に戻ると、汗で張り付いたジャージを脱ぐだけで一苦労だった。
「足……終わった……」
「今日のシャトルランとブリッジは、さすがに堪えましたね」
ノエルがふらふらとベンチに腰を下ろす。
「でもさ、なんか“生きてる”って感じしない?」
らんはタオルで髪を拭きながら、半分笑いながら言った。
「アイドルのレッスンもきつかったけど、
なんていうか……こっちは“命かかってる”感じがさ」
「軽く言うことじゃないと思うけど……分かる気もする」
さやかは苦笑した。
ロッカーの前では、中村がタオルを握りしめたまま、俯いていた。
「中村さん」
いぶきが、声をかける。
「……うん」
「シャトルラン、お疲れさまでした」
「全然走れなかったよ……。
みんなみたいに動けなくて……」
「自分のことだけ考えていいですよ。
まだ三日目ですから」
「でも、正直……。
明日、来られるかどうか、自信ないんだ」
中村は、ぽつりと漏らした。
「自信がなくても、来たら、その時点で“自信のない自分”は超えられると思います」
いぶきの言葉は、淡々としているのに、変に力があった。
中村は曖昧に笑って、タオルで顔を隠した。
坂本は、靴紐を結び直しながら、さやかの方をちらりと見た。
「星屑さんは、受け身……怖くないの?」
「怖いよ。
今でも、倒れる前はちょっと怖い」
「でも、ちゃんと倒れてるじゃない」
「……あまねさんの受け身見ちゃったから、かな」
「あまねさん?」
「王者の。
あの人みたいに、何度叩きつけられても折れないで立ち上がる人になりたいから」
さやかは、恥ずかしくなりながらも正直に言った。
「推しパワーだね」
坂本は小さく笑った。
「私も、なんかそういうの見つけなきゃな……。
走るのは好きなんだけど、倒れるのは、やっぱりちょっと怖いから」
「うん。
でも、今日続けてたの、すごいと思うよ」
そう言うと、坂本は照れくさそうに視線をそらした。
着替えを終え、4人はまた一緒に駅まで歩くことになった。
「今日も、“なんとか生き残りました”って感じだね」
らんが言う。
「まだ“生き残っただけ”ですけどね」
ノエルが苦笑する。
「ここから先の方が、きっともっと厳しいです」
いぶきの言葉に、さやかはこくりと頷いた。
「それでも、来るんでしょ?」
「……うん。
行く。あまねさんのリングに立ちたいから」
「よし、じゃあ今日のまとめ」
らんが片手を上げる。
「三日目の地獄、全員なんとか“残留”。
これからも、よろしくってことで!」
「よろしくお願いします」
ノエルがぺこりと頭を下げる。
「こちらこそ」
いぶきも、少しだけ口元を緩めた。
駅の改札前でそれぞれの路線に分かれ、短い挨拶を交わして別れる。
ホームで電車を待ちながら、さやかはスマホを取り出した。
「三日目の地獄、なんとか生きて帰ってきた」
まなにメッセージを送ると、すぐに「既読」がつく。
「ナイス生存。
明日筋肉痛で死んでても、続けてるだけで偉いから。
ちゃんとストレッチして寝ること」
画面を見て、ふっと笑う。
(明日、何人ここに来るんだろう)
ふと、そんな考えが頭をよぎった。
翌日、放課後。
さやかはいつものように更衣室に向かった。
ロッカーの前を通り過ぎるとき、ふと足が止まる。
昨日まで、タオルやシューズが詰め込まれていたロッカーのひとつ。
そこだけが、ぽっかりと空になっていた。
テープで貼ってあった名前も、きれいにはがされている。
「……あ」
声にならない声が漏れた。
(合格したからって、全員が同じ景色を見られるとは限らないんだ)
三日目の道場は、そのことを静かに教えてくれていた。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
第7話では、
・筋肉痛まみれの朝と、学校でのまなのフォロー
・「三日目が一番消える」と言い切る黒岩と、初日より明らかにハードなメニュー
・シャトルランと受け身で途中離脱する中村や坂本
・森の「推しパワー」で粘る姿
・さやか達4人が、それぞれの理由(あまねへの憧れ、家を出てきた決意、前団体からの再起、アイドルとしてのプライド)でギリギリ踏ん張る様子
・そして、翌日になって気づく「空になったロッカー」
を描きました。
オーディションに合格しても、「残り続ける」ことはまた別の難しさがあって、
その最初のふるいがこの「三日目」になっています。
次回は、少しだけ空気を変えて、
先輩レスラー達の本格的な練習風景を、練習生4人が間近で見る回に入っていく予定です。
皇あまねや技巧派の先輩達、アイドル系タッグ達――それぞれの“背中”が、4人のロールモデルとして見えてくる場面を書いていきます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。




