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星屑の少女はリングに立つ ―才能ゼロから始める女子プロレスラー・星屑さやか―  作者: バックドロップ
第5章 新しい星になる!デビューに向けて。
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幕間:PWSを支える人たち(スタッフ紹介編)

本編の合間の、STR☆GIRLS風・スタッフ紹介回です。


リングに立つレスラーだけじゃなくて、

その周りで支えている大人たち――

社長、トレーナー、レフェリー、寮母さん、メディカル、広報さんたちを

雑誌コラム風にまとめてみました。


本文は、女子プロ専門誌「STR☆GIRLS」編集部・岸田ひかりが

書いた記事、という体でお届けします。

 PWSという団体の魅力は――もちろん、リングに立つレスラーたちのきらめきと、

 その試合の熱さにある。


 けれど、そのまわりを支えている大人たちの顔ぶれも、

 実はかなり“濃い”のだ。


 今回は、そんな「PWSを支える人たち」を、

 STR☆GIRLS的目線でざっくりご紹介していこうと思う。


天城星弥あまぎ せいや

 PWS代表取締役社長。元レスラー。


 現役時代は怪我に泣かされ、惜しまれつつ引退。

 その後は大手エンタメ企業でビジネスの世界を学び、

 再びリングの世界に「経営者」として戻ってきた。


 柔らかい物腰と、選手一人ひとりの話をちゃんと聞く姿勢。

 それでいて、「危ないものは危ない」ときっぱり線を引く冷静さも持っている。


 新人四人との面談でも、「折れない心」を何より評価していたのが印象的だ。


 あくまで「会社のトップ」として、

 試合カードやユニット抗争だけでなく、

 選手の“これから先”の人生まで見ている――

 そんな視線を感じさせる人である。


黒岩剛くろいわ ごう

 PWS本部道場トレーナー。元タッグレスラー。


 通称:黒岩先生。

 新人たちから見れば、「鬼」以外の何物でもないだろう。


 練習内容はハードそのもの。

 手加減という言葉は辞書にないのでは、と思うほどの追い込みをかける。


 だが、本人が一番嫌うのは「選手の怪我」だ。

 甘えには容赦がないが、危険な状態や限界を超えそうなとき、

 誰より早く気づいて止めるのも、やはり黒岩なのだ。


 “できないのによく折れない”星屑さやかのことも、

 毒舌交じりにきっちり評価しているあたり、

 根はかなりのツンデレ指導者と言えるかもしれない。


◆ 白銀リョウ(しろがね りょう)

 PWS所属レフェリー。38歳。


 無駄のない動きでリング内を駆け、

 カウントもブレない、PWSが誇る名レフェリーの一人。


 過去に重大事故の現場を目撃していることもあり、

 「選手を守る」という意識が誰よりも強い。


 ブーイングを受けようが、

 メインイベントだろうが――

 危険だと思えば、即座に試合を止める覚悟を持っている。


 選手たちからの信頼も厚く、

 特に皇あまねからは絶大な信頼を寄せられている。


 レスラーたちが「命預けてもいい」と思えるレフェリーがいることは、

 団体にとって、何より大きな財産だ。


◆ 滝本しおり(たきもと しおり)

 PWS専属リングドクター兼メディカルトレーナー。


 白衣よりも、柔らかい色のカーディガン姿がよく似合う、

 物腰やわらかな女性ドクターだ。


 だが、その実態は――

 整形外科とスポーツ医学のガチプロフェッショナル。


 興行にはリングドクターとして帯同し、

 試合前後のコンディションチェックや応急処置。

 本部道場では定期的な検査やリハビリ指導。

 さらには「ケガの怖さ」や「再起への不安」に対するメンタルケアまでこなす。


 普段は優しいお姉さんだが、

 選手が自分の体を粗末に扱うような発言をしたり、

 無茶を押し通そうとすると――

 口調が一気にキリッと変わる。


 「それは根性じゃなくて、自分いじめですよ」


 そうハッキリ言い切れる大人が、

 リングのそばに立っている。


 過去に大きな怪我を負ったノエル・シエルにとって、

 滝本先生の存在は、これから先、きっと支えになっていくだろう。


◆ 煌上すばる(こうがみ すばる)

 PWSリングアナウンサー。


 柔らかくも通る声と、明るい笑顔がトレードマーク。

 歓声に負けないコールと、会場を温かく包むようなアナウンスが魅力だ。


 本人は声優志望でもあり、

 実況マイクの仕事にも強い興味を持っている。


 若手の努力に弱く、

 控室でインタビューしながら一緒に泣いてしまうこともあるとか。


 リングアナという立場上、

 勝敗には関与しない。

 だが、選手たちの名前を、声を、確かに刻み続ける存在である。


◆ 大原よしの(おおはら よしの)

 スターダスト寮・寮母。


 PWS若手〜中堅選手の生活拠点である「スターダスト寮」。

 その“お母さん”的存在が、大原よしのさんだ。


 豪快で優しく、ちょっとお節介。

 選手たちのご飯と健康と、時々メンタルまでも支えてくれる。


 練習でボロボロになって帰ってきた新人を、

 何も聞かずにおかわり自由のご飯で迎え、

 落ち込んでいる様子を見たら、

 さりげなく隣に座ってお茶を置いていく。


 トップ勢の皇あまねや天上院ユリアが、

 こっそり寮に顔を出してご飯を食べていく――

 そんな光景も、よしのさんにとっては“いつもの光景”のひとつ。


 リングの上では見られない、

 選手たちの素顔を一番近くで見守っている人でもある。


◆ 山城あかね(やましろ あかね)

 PWS広報兼・新人担当マネージャー。


 テキパキした仕事ぶりと、

「はいはい、時間ないから歩きながら話そうか〜」という

 軽妙なノリが印象的なお姉さんだ。


 取材日程の調整、宣材写真の現場、

 公式サイトやSNSでの告知文、

 さらにはデビュー記念グッズの企画まで――

 リングの外での“見せ方”をほぼ一手に担っている。


 今回、星屑さやか・星緋いぶき・ノエル・シエル・ティアラ☆キャンディの

 新人四人に対しても、

 サインの書き方からキャッチコピーの方向性まで、

 細かくアドバイスをしていた。


 「緊張してます、まではいいけど、“自信ないです”は言わない方向でね?」


 そんなひと言からも分かるように、

 選手の“弱さ”を否定せずに、

 それでも“プロとして見られる覚悟”を求めてくる、

 頼れる現場の大人である。


◆ 岸田ひかり(きしだ ひかり)

 女子プロ専門誌「STR☆GIRLS」編集部・記者。


 ……この記事を書いている本人なので、

 詳しく語るのはちょっと照れくさいけれど。


 PWSをはじめ、女子プロレス界全体を追いかける若手記者。

 新人取材からビッグマッチまで、

 リングサイドと紙面の両方で現場の熱を届けるのが仕事だ。


 読者の皆さんと同じ目線で、

 「この子たちの成長を見守りたい」と思いながら、

 今日もパソコンのキーボードを叩いている。


◇ ◇ ◇


 選手がスポットライトを浴びるその後ろには、

 たくさんの大人たちの手と目がある。


 厳しく、優しく、時にはズバッと。

 安全と未来を守りながら、

 それでもリング上での「一瞬のきらめき」を信じている人たちだ。


 そんな大人たちがいる限り――

 PWSという団体は、きっとまだまだ面白くなっていく。


―――――

スタッフ紹介編、読んでくださってありがとうございます。


本編ではどうしても「レスラー視点」が多くなりがちなので、

幕間として、PWSを支える大人たちをまとめてみました。


・社長、トレーナー、レフェリー

・寮母さん

・メディカルドクター

・広報兼マネージャー

・そして、外側から見ている記者


このあたりの顔ぶれを読者に一度整理しておくと、

この先のビッグマッチやデビュー戦、トラブルのときに

「誰がどう動くか」が伝わりやすくなると思います。


本編の続きでは、

いよいよコスチューム撮影&デビュー前の最終調整へ。

引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

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