幕間:PWSを支える人たち(スタッフ紹介編)
本編の合間の、STR☆GIRLS風・スタッフ紹介回です。
リングに立つレスラーだけじゃなくて、
その周りで支えている大人たち――
社長、トレーナー、レフェリー、寮母さん、メディカル、広報さんたちを
雑誌コラム風にまとめてみました。
本文は、女子プロ専門誌「STR☆GIRLS」編集部・岸田ひかりが
書いた記事、という体でお届けします。
PWSという団体の魅力は――もちろん、リングに立つレスラーたちのきらめきと、
その試合の熱さにある。
けれど、そのまわりを支えている大人たちの顔ぶれも、
実はかなり“濃い”のだ。
今回は、そんな「PWSを支える人たち」を、
STR☆GIRLS的目線でざっくりご紹介していこうと思う。
◆ 天城星弥
PWS代表取締役社長。元レスラー。
現役時代は怪我に泣かされ、惜しまれつつ引退。
その後は大手エンタメ企業でビジネスの世界を学び、
再びリングの世界に「経営者」として戻ってきた。
柔らかい物腰と、選手一人ひとりの話をちゃんと聞く姿勢。
それでいて、「危ないものは危ない」ときっぱり線を引く冷静さも持っている。
新人四人との面談でも、「折れない心」を何より評価していたのが印象的だ。
あくまで「会社のトップ」として、
試合カードやユニット抗争だけでなく、
選手の“これから先”の人生まで見ている――
そんな視線を感じさせる人である。
◆ 黒岩剛
PWS本部道場トレーナー。元タッグレスラー。
通称:黒岩先生。
新人たちから見れば、「鬼」以外の何物でもないだろう。
練習内容はハードそのもの。
手加減という言葉は辞書にないのでは、と思うほどの追い込みをかける。
だが、本人が一番嫌うのは「選手の怪我」だ。
甘えには容赦がないが、危険な状態や限界を超えそうなとき、
誰より早く気づいて止めるのも、やはり黒岩なのだ。
“できないのによく折れない”星屑さやかのことも、
毒舌交じりにきっちり評価しているあたり、
根はかなりのツンデレ指導者と言えるかもしれない。
◆ 白銀リョウ(しろがね りょう)
PWS所属レフェリー。38歳。
無駄のない動きでリング内を駆け、
カウントもブレない、PWSが誇る名レフェリーの一人。
過去に重大事故の現場を目撃していることもあり、
「選手を守る」という意識が誰よりも強い。
ブーイングを受けようが、
メインイベントだろうが――
危険だと思えば、即座に試合を止める覚悟を持っている。
選手たちからの信頼も厚く、
特に皇あまねからは絶大な信頼を寄せられている。
レスラーたちが「命預けてもいい」と思えるレフェリーがいることは、
団体にとって、何より大きな財産だ。
◆ 滝本しおり(たきもと しおり)
PWS専属リングドクター兼メディカルトレーナー。
白衣よりも、柔らかい色のカーディガン姿がよく似合う、
物腰やわらかな女性ドクターだ。
だが、その実態は――
整形外科とスポーツ医学のガチプロフェッショナル。
興行にはリングドクターとして帯同し、
試合前後のコンディションチェックや応急処置。
本部道場では定期的な検査やリハビリ指導。
さらには「ケガの怖さ」や「再起への不安」に対するメンタルケアまでこなす。
普段は優しいお姉さんだが、
選手が自分の体を粗末に扱うような発言をしたり、
無茶を押し通そうとすると――
口調が一気にキリッと変わる。
「それは根性じゃなくて、自分いじめですよ」
そうハッキリ言い切れる大人が、
リングのそばに立っている。
過去に大きな怪我を負ったノエル・シエルにとって、
滝本先生の存在は、これから先、きっと支えになっていくだろう。
◆ 煌上すばる(こうがみ すばる)
PWSリングアナウンサー。
柔らかくも通る声と、明るい笑顔がトレードマーク。
歓声に負けないコールと、会場を温かく包むようなアナウンスが魅力だ。
本人は声優志望でもあり、
実況マイクの仕事にも強い興味を持っている。
若手の努力に弱く、
控室でインタビューしながら一緒に泣いてしまうこともあるとか。
リングアナという立場上、
勝敗には関与しない。
だが、選手たちの名前を、声を、確かに刻み続ける存在である。
◆ 大原よしの(おおはら よしの)
スターダスト寮・寮母。
PWS若手〜中堅選手の生活拠点である「スターダスト寮」。
その“お母さん”的存在が、大原よしのさんだ。
豪快で優しく、ちょっとお節介。
選手たちのご飯と健康と、時々メンタルまでも支えてくれる。
練習でボロボロになって帰ってきた新人を、
何も聞かずにおかわり自由のご飯で迎え、
落ち込んでいる様子を見たら、
さりげなく隣に座ってお茶を置いていく。
トップ勢の皇あまねや天上院ユリアが、
こっそり寮に顔を出してご飯を食べていく――
そんな光景も、よしのさんにとっては“いつもの光景”のひとつ。
リングの上では見られない、
選手たちの素顔を一番近くで見守っている人でもある。
◆ 山城あかね(やましろ あかね)
PWS広報兼・新人担当マネージャー。
テキパキした仕事ぶりと、
「はいはい、時間ないから歩きながら話そうか〜」という
軽妙なノリが印象的なお姉さんだ。
取材日程の調整、宣材写真の現場、
公式サイトやSNSでの告知文、
さらにはデビュー記念グッズの企画まで――
リングの外での“見せ方”をほぼ一手に担っている。
今回、星屑さやか・星緋いぶき・ノエル・シエル・ティアラ☆キャンディの
新人四人に対しても、
サインの書き方からキャッチコピーの方向性まで、
細かくアドバイスをしていた。
「緊張してます、まではいいけど、“自信ないです”は言わない方向でね?」
そんなひと言からも分かるように、
選手の“弱さ”を否定せずに、
それでも“プロとして見られる覚悟”を求めてくる、
頼れる現場の大人である。
◆ 岸田ひかり(きしだ ひかり)
女子プロ専門誌「STR☆GIRLS」編集部・記者。
……この記事を書いている本人なので、
詳しく語るのはちょっと照れくさいけれど。
PWSをはじめ、女子プロレス界全体を追いかける若手記者。
新人取材からビッグマッチまで、
リングサイドと紙面の両方で現場の熱を届けるのが仕事だ。
読者の皆さんと同じ目線で、
「この子たちの成長を見守りたい」と思いながら、
今日もパソコンのキーボードを叩いている。
◇ ◇ ◇
選手がスポットライトを浴びるその後ろには、
たくさんの大人たちの手と目がある。
厳しく、優しく、時にはズバッと。
安全と未来を守りながら、
それでもリング上での「一瞬のきらめき」を信じている人たちだ。
そんな大人たちがいる限り――
PWSという団体は、きっとまだまだ面白くなっていく。
―――――
スタッフ紹介編、読んでくださってありがとうございます。
本編ではどうしても「レスラー視点」が多くなりがちなので、
幕間として、PWSを支える大人たちをまとめてみました。
・社長、トレーナー、レフェリー
・寮母さん
・メディカルドクター
・広報兼マネージャー
・そして、外側から見ている記者
このあたりの顔ぶれを読者に一度整理しておくと、
この先のビッグマッチやデビュー戦、トラブルのときに
「誰がどう動くか」が伝わりやすくなると思います。
本編の続きでは、
いよいよコスチューム撮影&デビュー前の最終調整へ。
引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。




