幕間:PWSゲストガイド 海外勢&他団体ゲスト編 ――リングの外からやって来る、世界と他団体の風
ユニットガイド&フリー勢ガイドに続く、ビッグマッチ前の幕間です。
今回は、東京国技館大会「STAR☆RISING」に参戦する
海外勢&他団体ゲストを、STR☆GIRLS・岸田ひかり視点でまとめて紹介します。
PWSの“外側”からやって来る強敵たち。
彼女たちを少し知っておくと、国技館での試合がぐっと立体的に見えてくるはずです。
◆◆◆ STR☆GIRLS特別企画 ◆◆◆
PWSゲストガイド
「海外勢&他団体ゲスト編」
PWSのリングは、いつも同じ顔ぶれだけではありません。
ときどき扉が開いて、
海外から、他団体から、
「外の強さ」を背負ったレスラーたちがやって来ます。
東京国技館「STAR☆RISING」は、
そんな“外の風”が一気に吹き込む夜。
今回はその中から、
この大会を語るうえで欠かせない4組をピックアップします。
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●ステファニー(QUEEN OF WORLD)
世界を渡り歩く、もう一人の女王
•所属:QUEEN OF WORLD
•立ち位置:他団体トップクラスのスター選手
•PWSでのポジション:グランドプリマ王座挑戦者
•スタイル:世界基準のオールラウンダー
まずは、
天上院ユリアのグランドプリマ王座に挑む
QUEEN OF WORLDのスター、ステファニー選手。
国外のリングを転戦しながらタイトルを獲ってきた実績を持つ、
いわゆる“ワールドクラス”のレスラーです。
立っているだけで分かる、体幹の強さと安定感。
一発一発の打撃の重さに加えて、
スープレックス、関節、カウンターと、引き出しの多さも魅力。
「世界を回ってきた人は、勝ち方を知っている」。
そんな言葉がぴったりくるタイプで、
試合の中で冷静にリスクとリターンを計算しているような印象すらあります。
PWSとしては、
グランドプリマという“美と輝き”の象徴ベルトに、
「外の格」をぶつけることで、その価値をもっと押し上げたい。
ユリア選手のカリスマと、ステファニー選手の世界基準。
国技館のど真ん中で、
どちらの“女王像”がより説得力を持つのか――
このカードは、そんな問いを含んだ一戦になるはずです。
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●スカーレット・ハヤブサ
紅い隼、空を裂くルチャの刺客
•出身:ルチャ本場圏(日系ルーツあり)
•スタイル:マスクド・ルチャドーラ
•PWSでのポジション:エスメラルダ・ルミナの対戦相手
第3試合で
エスメラルダ・ルミナとシングルで当たるのが、
マスクウーマン・スカーレット・ハヤブサ選手。
赤と黒を基調としたマスクに、
流れるようなロープワークと空中殺法。
その姿はまさに“隼”の名を冠するにふさわしい、
スピードと切れ味を併せ持つルチャ系レスラーです。
ルミナ選手が
「リング全部をキャットタワー扱いする猫」
だとしたら、
スカーレット・ハヤブサ選手は、
「獲物だけを狙って一直線に突っ込んでくる猛禽類」のようなタイプ。
ロープを駆け上がる動きや、
ターンバックルからの飛び出し方、
着地の姿勢の綺麗さなど、
細かい部分で“空中戦のベテラン”らしさが光ります。
PWSとしては、
マッスル・シンフォニー所属のルミナに
「自分と同じくらい、あるいはそれ以上に空を自由に使える相手」をぶつけることで、
彼女の可能性をさらに引き出そうとしている印象。
ルミナ vs ハヤブサ。
リングロープの上で、一体どんな景色が見えるのか。
空中戦好きのファンは、絶対に見逃せない一戦です。
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●アリアーナ
テクニカル・グローバルスター、レジェンドの隣に立つ女
•所属:海外拠点のフリー寄り(PWSシリーズに定期参戦する準レギュラー)
•スタイル:テクニカル寄りオールラウンダー
•PWSでのポジション:如月ゆかりのタッグパートナー
レジェンド・如月ゆかり選手とタッグを組み、
轟みなせ&翔迫ミナト組と対戦するのが、
テクニカル系グローバルスター・アリアーナ選手。
PWS完全所属ではありませんが、
海外や他団体で活動しつつ、
PWSのシリーズやビッグマッチにも継続参戦している“準レギュラー”的な立ち位置です。
一つひとつのムーブがとにかく丁寧で、
受けからの切り返し、
ブリッジ系スープレックスの美しさ、
カウンター技のタイミングなど、
どれを取っても「上手い」の一言。
ベテランの隣に立ってもまったく見劣りしない、
安定感と説得力を持ったレスラーです。
国技館大会では、
•キャリアと経験の塊・如月ゆかり
•安定したテクニック・アリアーナ
という“受けと技術”のタッグが、
•フィジカルとテンションの暴風・みなせ&ミナト
をどういなすのか――という構図になります。
正面からパワーでぶつかるのか。
一度受けきってから、技術で逆転を狙うのか。
その試合運びを読むうえで、
アリアーナ選手の動きはとても重要なポイントになってくるでしょう。
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●朝霧ほのか&水城しおり
ホノシオ組、まっすぐすぎる他団体ベビーフェイスタッグ
•所属:GLORY女子プロレス
•通称:ホノシオ(朝霧ほのか&水城しおり組)
•スタイル:若手より中堅の王道ベビーフェイスタッグ
•PWSでのポジション:黒霧エナ&氷見レナ組の対戦相手
最後に紹介するのは、
GLORY女子プロレスからやって来るベビーフェイスタッグ、
朝霧ほのか&水城しおり組。
ファンや実況からは、
名前を合わせて「ホノシオ」と呼ばれているコンビです。
所属団体では、
「次のタッグ戦線を担うエース候補」として期待されている二人で、
•交代が早くテンポの良いタッグワーク
•観客と一緒に手拍子を煽る王道ムーブ
•きれいなダブルドロップキックや合体技
など、“教科書に載せたいベビーフェイス”と言いたくなるようなタッグ屋。
朝霧ほのか選手は、明るく前向きな王道ベビー。
水城しおり選手は、口数は少なめな真面目パワーファイター。
二人のバランスはとても良く、
GLORY女子では人気が急上昇中の存在だそうです。
……が。
このホノシオ組には、
一つだけ大きな弱点があります。
それは、
「本格的なヒールとの乱戦経験がほとんどないこと」。
ラフファイト、場外乱闘、武器攻撃。
そういった「暗い手札」を使う相手との抗争がほぼなく、
普段は“きちんとしたタッグマッチ”を戦ってきた二人。
――そんな彼女たちの国技館での対戦相手が、
よりによって 黒霧エナ&氷見レナのBloody Eclipseタッグ です。
•髪を掴む
•ロープを絡める
•レフェリーの死角でエグい一撃をねじ込む
•場外とエプロンをフル活用する
そんな「タッグマッチのルールをギリギリまで歪ませる」相手に、
ホノシオ組がどう立ち向かうのか。
おそらく、
試合の後半にはボロボロになっているでしょう。
それでも、
何度も立ち上がろうとする姿は、
会場の観客の心を強く掴むはずです。
PWS側から見れば、
ホノシオ組は
「Bloody Eclipseの怖さを、いちばん分かりやすく見せる鏡」
であると同時に、
「PWSベビーフェイス勢と価値観を共有できそうな、他団体の“仲間候補”」
でもあります。
国技館の夜、
彼女たちがどんな姿で試合を終えるのか。
その結末は、
後の新人王編や他団体交流編にも、
きっと繋がっていくことになるでしょう。
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◆海外勢&他団体ゲストを見る時のポイント
最後に、
ゲスト選手たちを観る時に
ちょっとだけ得する視点をいくつか。
1.「PWSらしさ」との違いを楽しむ
ステファニーの“世界基準”、
ハヤブサの“ルチャの空中感覚”、
アリアーナの“綺麗な技”、
ホノシオ組の“王道タッグ”。
PWS勢と見比べることで、
「PWSの色」がかえって浮き彫りになります。
2.PWSレスラーの“対応力”を見る
外から来た強さに対して、
PWSの選手たちがどう対応するのか。
受けて立つのか、
押し返すのか。
スタイルのぶつかり合いは、団体の現在地を教えてくれます。
3.新人4人の目線も想像してみる
さやか、いぶき、ノエル、らん。
彼女たちは、
リングサイド補助やセコンド、裏方として、
ゲストの試合を“選手としての目線”で見ることになります。
本編では、
その視点から見たゲストたちの姿も
丁寧に描かれていく予定です。
――STR☆GIRLS
岸田ひかり
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この幕間では、
•ステファニー(QUEEN OF WORLD)
•スカーレット・ハヤブサ
•アリアーナ
•GLORY女子のホノシオ(朝霧ほのか&水城しおり組)
といった、PWSの外からやって来るゲストたちを紹介しました。
国技館大会「STAR☆RISING」は、
ユニット抗争や王座戦線だけでなく、
こうした“外の風”とのぶつかり合いによって、
PWSという団体の輪郭がよりくっきりしていく夜です。
これで、ビッグマッチ前に押さえておきたい
ユニット/王者/フリー勢/ゲストのガイドは一通り揃いました。
次はいよいよ、
国技館当日に向けた準備回、そして本番の試合へ進んでいきます。
新人4人がその夜をどう見て、何を掴むのか――
本編で一緒に追いかけてもらえたらうれしいです。




