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星屑の少女はリングに立つ ―才能ゼロから始める女子プロレスラー・星屑さやか―  作者: バックドロップ
第4章 PWSビッグマッチ《東京国技館編》 ――星屑たちはリングの外で何を見るか
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幕間:PWSガイド⑤「フリー勢&団体の軸となる王者たち」編―ユニットを超えてPWSを引っ張る人たち

ユニット紹介コラムのラスト第5弾です。

今回は、特定ユニットに縛られない“フリー勢”と、

PWSという団体の「軸」になっている王者たちを、STR☆GIRLS・岸田ひかり視点でまとめて紹介します。


すでに名前を知っている人も多いと思いますが、

国技館大会「STAR☆RISING」の観戦前に、一度ここで整理しておきましょう。

◆◆◆ STR☆GIRLS特別企画 ◆◆◆


PWSガイド⑤

「フリー勢&団体の軸となる王者たち」編


PWSには多くのユニットがありますが、

その一方で

•あえてどのユニットにも属さない

•ユニットを超えた立場で団体を引っ張る


そんな“フリー”な立ち位置の選手たちも存在します。


そして、

各ユニットのカラーとは別に、

•「PWSの顔」

•「PWSの歴史」

•「PWSのこれから」


を象徴する王者たちもいます。


今回は、そんな

「いるだけで団体の輪郭がはっきりする人たち」

にフォーカスしてみたいと思います。



●皇あまね


黒い不死鳥、“PWSの絶対的エース”

•所属:PWSフリー(ユニット未所属)

•肩書き:インターナショナル・ワールド・スターダスト王者

•キーワード:

•黒い不死鳥

•高い防御力と粘り強さ

•ストイックで寡黙、地方巡業にも本気


まずはこの人から紹介しないわけにはいきません。


PWSの現在の“顔”、

黒い不死鳥――皇あまね選手。


必殺技は鳳閃、フェニックス・ウィング、不死鳥の抱擁、フェニックススープレックス。

攻守ともに大きな穴がなく、

特に「倒されてもなお立ち上がる」しぶとさが最大の武器です。


あまね選手の試合を一言で表すなら、


「終わってみると“あまねの時間”になっている」


という感じでしょうか。


序盤で押されているように見えても、

中盤以降でじわじわとペースを取り返し、

最後は必殺技のラッシュで勝ち切る。


PWSの中で、

「強さ」という言葉の意味を一番わかりやすく体現しているレスラーだと思います。


そしてもう一つ、記者としてどうしても触れておきたいのが、


「地方興行や小規模大会にも、ちゃんと全力で向き合う」


という部分。


タイトルマッチのない地方大会でも、

観に来てくれたファンに対して手を抜かない。


試合前後のコメントや振る舞いからも、

「団体の看板を背負っている自覚」が伝わってくる選手です。



●天上院ユリア(個人として)


美と輝きの象徴、“光の女王”

•所属:PWS/Stella☆Glareリーダー(ただし今回は“個人”として紹介)

•肩書き:グランドプリマ王者

•キーワード:

•完成されたカリスマ

•美と輝きの象徴

•ステージとリング、両方を制する存在


Stella☆Glareの回でもたっぷり触れましたが、

ここではあえて「ユニットリーダー」ではなく

**“個人としての天上院ユリア”**に注目します。


グランドプリマ王座――

それはPWSにおける「美と輝きの象徴」として存在するベルト。


「強い」だけでなく、

「見る人の心を奪う」ことも求められる王座です。


ユリア選手は、その条件を

当たり前のような顔をして満たしてしまう人。


入場から一挙手一投足、

一つひとつの動きがきれいで、

それでいて試合になればバチバチの打撃も受けるし、

ハードな展開からも逃げない。


「美しさと覚悟が両立している」

そんなレスラーだからこそ、

グランドプリマ王者という肩書きがしっくりきます。


東京国技館大会では、

世界的強豪ステファニー選手を迎え撃つ一戦が決定済み。


ステージの光と、リングの痛み。

その両方を背負った女王が、

どんな答えを国技館の真ん中で見せてくれるのか――


個人的にも非常に楽しみなカードです。



●如月ゆかり


PWSの“レジェンド”、静かなる指南役

•所属:PWSフリー(レジェンド枠)

•肩書き:皇あまねの師匠

•キーワード:

•キャリアと経験値

•若手への技術的アドバイス

•「背中で語るタイプ」の先輩


PWSの歴史を語るうえで欠かせない一人が、

レジェンドレスラー・如月ゆかり選手。


現在はフルタイムでの出場こそ減りましたが、

その一挙手一投足には、長年のキャリアから来る説得力があります。


現王者・皇あまね選手にとっての“師匠”でもあり、

リング上だけでなく、練習や控室でも

さりげない一言で若手たちに影響を与え続けている存在。


技術面でも、

受け・投げ・関節と、

どれを取っても「教科書にしたくなる」きれいなフォームで見せてくれるレスラーです。


国技館大会では、

中堅どころのアリアーナ選手とタッグを組み、


轟みなせ&翔迫ミナト組との一戦が決定。


筋肉とパワーのマッスルコンビに対し、

ゆかり&アリアーナ組が「受けと技術」でどう対抗するのか。


“ベテランVSパワー世代”の構図としても、

非常に見応えのありそうなカードです。



●ノエル・シエル


傷を抱えた翼、“フリー新人&Bloodyの子猫”

•所属:PWS新人/フリー(ユニット未所属)

•関係性:Bloody Eclipseと最も縁の深いフリー新人

•キーワード:

•かつての挫折と怪我

•「怖いです、でもやります」

•泣きながら前に進む子猫


最後に紹介するのは、

まだ王者でもエースでもない、

一人の“フリー新人”です。


日仏ハーフで、成績優秀。

けれど、別団体での負傷をきっかけに、一度はレスラーの道を諦めかけた――

そんな過去を持つのが、ノエル・シエル選手。


PWSのオーディションに再挑戦し、

今度こそもう一度立ちたいと願ったリング。


リングワークはまだ粗削りで、

恐怖心も人一倍強い。


ロープワーク一つで「怖いです」と声に出してしまうくらい、

正直で、弱さを隠せないタイプです。


それでも、

「怖いです、でもやります」

「怖いです、でも逃げません」


合宿の中で何度もそう言葉を重ねながら、

一歩ずつ前に進んできました。


その姿が、

よりによってPWS一怖いヒールユニット・Bloody Eclipseの心に刺さってしまったのが、

彼女の今の立ち位置を決定づけています。


ロスター上はフリー。

けれど、練習や現場では

「Bloody Eclipseに一番近いフリー新人」。


東京国技館大会では、

そのBloodyのセコンド見習いとして現場入りすることが決定済みです。


怖い試合を、

一番近くで見届けなければならないポジション。


かつて怪我で一度折れた翼は、

今度こそ折れずに広がっていけるのか――


個人的には、

ユニットや王座戦とは別の軸で、

国技館の夜に注目してほしい一人です。



◆PWSを形作る「フリー&王者」たちの関係図


ここまで紹介してきた4人を、

ざっくり整理するとこうなります。

•皇あまね

•「今」のPWSの顔。

•王座戦線の中心であり、地方巡業でも看板を背負う存在。

•天上院ユリア(個人として)

•「美と輝き」の象徴。

•リングもステージも含めた“総合的なカリスマ”。

•如月ゆかり

•「過去と現在をつなぐ」レジェンド。

•受け継がれる技術と矜持の代表。

•ノエル・シエル

•「これから」を担う可能性。

•一度折れた心と身体で、それでも前を見ようとしているフリー新人。


ユニット単位の争いも、

王座戦線も、

若手同士の競い合いも、


すべての中心には、

こうした**“PWSそのものを語る存在”**がいます。


東京国技館「STAR☆RISING」は、

それぞれの立場から見ても

とても重要な一夜になるはずです。



◆東京国技館「STAR☆RISING」での“軸”たち、ここを見て!


最後に、国技館大会での観戦ポイントをフリー&王者目線で整理しておきます。


1.メインイベント

皇あまね vs マディソン・グレイ

•団体の顔 vs 団体最強クラスのモンスター。

•あまね選手の「守る強さ」と、マディソン選手の「攻め潰す強さ」がぶつかる一戦。

•この試合の結果は、PWS全体の空気を大きく変える可能性があります。


2.グランドプリマ王座戦

天上院ユリア vs ステファニー

•PWSの“光の女王”が、

世界を相手にどこまで魅せ、どこまで勝ちに行けるのか。

•ステージとリング、その両方の意味での「グランドプリマ」の価値が問われる一夜です。


3.タッグマッチ

如月ゆかり&アリアーナ vs 轟みなせ&翔迫ミナト

•レジェンドと中堅 vs 新世代パワー。

•ゆかり選手が“今のPWS”に何を残すのか、

マッスルコンビがそこにどう食らいつくのか。

•世代交代という言葉を簡単に使いたくはありませんが、

それを強く意識させられるカードになりそうです。


4.Bloodyセコンドラインに立つノエル

•ノエル選手は試合には出ませんが、

セコンドとしてリングのすぐそばに立つことになります。

•かつて怪我で折れた経験を持つ彼女が、

国技館の大舞台で、

先輩たちの激しい攻防をどう受け止めるのか。

•その揺れる心と、それでも逃げない足だけは、

ぜひ見守ってほしいと思います。


PWSという団体は、

ユニットや世代が多彩であると同時に、


「この人たちがいるからPWSだと言える」


そんな軸となるレスラーたちによって形作られています。


東京国技館「STAR☆RISING」は、

その軸があらためて浮き彫りになる夜。


本編では、

その一夜を新人たちの視点からもしっかり描いていく予定です。


――STR☆GIRLS

 岸田ひかり

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


この幕間では、

ユニットに属さないフリー勢と、

PWSという団体の“軸”となる王者・レジェンド・新人をまとめて紹介しました。


・皇あまね(団体の顔)

・天上院ユリア(美と輝きの象徴)

・如月ゆかり(レジェンド)

・ノエル・シエル(これからのフリー新人)


国技館編の本編では、

彼女たちの試合だけでなく、

その周りで動く新人4人の心情もあわせて描いていきます。


これで、「ビッグマッチ前のユニット&主要人物ガイド」は一通り出揃いました。

次は、いよいよ東京国技館大会当日に向けた準備回&本番の試合へと進んでいきましょう。

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