表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星屑の少女はリングに立つ ―才能ゼロから始める女子プロレスラー・星屑さやか―  作者: バックドロップ
第4章 PWSビッグマッチ《東京国技館編》 ――星屑たちはリングの外で何を見るか
30/59

幕間:PWSユニットガイド④「AQUARIUS」編 ――水のように静かで、刃のように冷たい

ユニット紹介コラム第4弾です。

今回は、PWSの“技巧派・頭脳派ユニット”――

AQUARIUSアクエリアスを、STR☆GIRLS・岸田ひかり視点で紹介します。


派手なポーズや大声よりも、

一つひとつの技と「組み立て」で魅せる人たち。

国技館大会での見どころもあわせてどうぞ。

◆◆◆ STR☆GIRLS特別企画 ◆◆◆


PWSユニットガイド④

AQUARIUSアクエリアス」編


ド派手な入場やマイクアピールがなくても、

リングの上に“静かな緊張感”を満たしていくユニットがあります。


AQUARIUSアクエリアス


コンセプトは、

「知性・技巧・冷静沈着――しずかなる強さ」。


水のように形を変えながら、

相手の隙をじわじわと広げ、

気づけば逃げ道のないところまで追い詰めていく。


派手な一発より、

試合全体の“流れ”で勝ちに行くタイプのレスラーたちが集まったのが、

このAQUARIUSです。


リングに上がっていると、

会場の空気が少しだけ“キリッ”とする。


それが、このユニットのいちばんの魅力かもしれません。



●白星るりあ


冷静なる水星、“試合を設計する頭脳派リーダー”

•所属:PWS/AQUARIUSリーダー

•肩書き:ミッドナイト・スター王者

•キーワード:

•技術とバランス感覚

•相手の長所を逆手に取るスタイル

•「一試合まるごと設計図を引く」タイプ


AQUARIUSの頭脳であり、水先案内人。

それが白星るりあ選手です。


試合を観ていると、

派手な大技が飛び交うわけではないのに、

「いつの間にか、白星選手のペースになっている」――

そんな展開がとても多いレスラー。


相手の得意技、呼吸、癖。

そういったものをよく観察し、

「その長所をどう逆手に取るか」まで含めて試合のプランを組み立ててくるタイプです。


技の一つ一つはシンプル。

それでも、そこへ至る道筋があまりにも綺麗で、

気づけば観客も引き込まれている。


AQUARIUSというユニットの“静かな怖さ”は、

この人の存在にかなり支えられています。



●紅条アカリ


燃えるルミナス・クイーン、“冷静さの中に炎を隠し持つ”

•所属:PWS/AQUARIUS

•肩書き:ルミナス王者

•キーワード:

•攻守のバランスが良いオールラウンダー

•流れるようなコンビネーション

•実はかなり熱い性格


「AQUARIUS=クールで静かな技術派」のイメージを、

いい意味で裏切ってくるのが紅条アカリ選手。


受けも打撃も投げも、

全体的にバランス良く高水準でこなすオールラウンダーでありながら、


要所要所で、

「あ、この人、本当はかなり熱いんだな」

と分かる爆発力を見せてきます。


連続攻撃のテンポの良さ、

追い込みのラッシュ、

カウンターのタイミング――


どれを取っても「流れの中での強さ」を感じる人。


AQUARIUSのクールなイメージの中で、

**“水面下で燃えている炎”**を担当しているような存在です。



赤城火智あかぎ ひのり


伸び盛りの炎、“未来の技巧派エース候補”

•所属:PWS/AQUARIUS

•リングネーム:赤城火智(本名・普段呼びは赤城ひより)

•肩書き:一年先輩・ルミナス挑戦者

•キーワード:

•自分に厳しく、後輩にも妥協しない

•受けと基礎の徹底を重視

•「優しいけど甘やかさない先輩」


新人4人より一年先にデビューした、

いわば“身近な先輩レスラー”枠が赤城火智選手。


普段は柔らかい口調ですが、

練習では後輩に対しても容赦はなし。


「そこ、受け身もう一回」

「その入り方だと怪我するから、今直そう」


など、言葉は優しいのに内容はなかなか厳しい“指導モード”になることもしばしば。


でも、それは

「リングで長く戦い続けてほしい」

という、誰よりも現実的な願いの裏返しでもあります。


東京国技館大会では、

この赤城火智選手が、

ルミナス王者・紅条アカリ選手に挑戦することが決定済み。


AQUARIUS所属の先輩と、

同じユニットの後輩が、

タイトルマッチで真正面からぶつかる――


そんな複雑で熱い構図も、

この国技館大会の見どころの一つです。



●星緋いぶき


静かな武芸者、“AQUARIUS行き候補生”

•所属:PWS新人

•立ち位置:AQUARIUSの“将来メンバー候補”

•キーワード:

•合気道&古武術道場育ち

•身体操作とバランス感覚に優れる

•表情は静かでも、内側には強い闘志


星緋いぶき選手は、

合気道や古武術の経験を持つ少し異色の新人。


相手の力を利用して崩す、

体重移動を最小限に抑えた足運びなど、


「いかにもAQUARIUSが好きそうな素材」を

最初から全身にまとっている子です。


合宿以降は、

AQUARIUSの練習に混ざることも増え、


・崩しからの一拍

・“観察してから決める”攻め

・技の組み立て方


といった部分を、

るりあ&アカリ&火智の先輩トリオから

徹底的に叩き込まれている途中。


現時点ではまだ正式メンバーではありませんが、

ユニット内外から


「時間をかけたら、確実に化けるタイプ」


とみなされている、

将来の技巧派エース候補です。



◆AQUARIUSはどんなユニット? 一言でまとめると…

•「静かに相手の弱点を探し続ける人たち」

•組み立て・崩し・試合運びといった“目に見えにくい強さ”が持ち味

•相手の土俵にわざわざ乗らず、

「こちらのペース」に巻き込んでいくのが得意


感情を爆発させて叫ぶタイプではないですが、

それぞれの「譲れない軸」をしっかり持っていて、


試合の中でその軸が見えた瞬間、

AQUARIUSのかっこよさが一気に伝わってくるはずです。



◆東京国技館「STAR☆RISING」でのAQUARIUS、ここを見て!


国技館大会に向けて、

AQUARIUS周りの“観戦ポイント”をピックアップします。


1.ミッドナイト・スター王座戦

白星るりあ vs 黒沼アサギ(Bloody Eclipse)

•技術と冷静さの白星るりあ選手と、

狂気と圧の黒沼アサギ選手。

•「静」と「狂」が正面衝突するカードです。

•攻守が激しく入れ替わる中で、

るりあ選手がどのタイミングで“決め手の一手”を出すのか。

•AQUARIUSの「試合設計力」が、一番分かりやすく出る一戦になるでしょう。


2.ルミナス王座戦

紅条アカリ vs 赤城火智

•同じユニットの先輩・後輩が、

タイトルマッチという最高の舞台でぶつかるカード。

•アカリ選手にとっては、

「自分が目指している強さの形」を、

一番身近な後輩に見せつける時間。

•火智選手にとっては、

「絶対に追いつきたい、追い越したい背中」と、

正面から向き合う挑戦の夜です。

•試合後に二人がどんな表情で立っているのか――そこまで含めて要注目です。


3.星緋いぶきの“観る修行”

•国技館大会では、いぶき選手はリングには上がりませんが、

リングサイド補助として現場に立つことが決まっています。

•AQUARIUSの先輩たちの試合を、“選手目線で”見られるチャンス。

•崩し、間合い、攻守の切り替え――

「自分だったらどう組み立てるか」を考えながら観戦することで、

いぶき選手自身のスタイルにも大きな変化が生まれてくるはずです。


AQUARIUSは、

派手なユニットではありません。


でも、試合が終わって家に帰る途中で、

ふと「今日いちばん上手かったの、AQUARIUSの誰々だったな」と思い出す――


そんな、“あとから効いてくる強さ”を持っています。


東京国技館の夜。


リング上で淡々と仕事をこなしていく先輩たちと、

その姿を食い入るように見つめる後輩の視線。


その交差点にも、

きっと静かで熱いドラマが生まれるはずです。


――STR☆GIRLS

 岸田ひかり

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


この幕間では、

知性と技巧で戦うユニット――

AQUARIUSのメンバーと、国技館大会での見どころをまとめました。


・るりあ vs アサギのタイトル戦

・アカリ vs 火智の“先輩後輩ルミナス戦”

・リングサイドからそれを見つめる星緋いぶき


本編では、

AQUARIUSの戦い方が、

新人たちの「技の組み立て」や「崩し方」にどう影響していくのかも描いていく予定です。


次のユニットガイド⑤では、

フリー勢&王者たち――

皇あまね、天上院ユリア(ユニットリーダーとしてではなく“個人として”)、

如月ゆかり、そしてフリー寄りのノエル・シエルの立ち位置などをまとめる予定です。

国技館編の前に、“PWSの軸となる個人たち”も整理しておきましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ