幕間:PWSユニットガイド③「マッスル・シンフォニー」編 ――筋肉は裏切らない、でも後輩にはちょっと甘い
ユニット紹介コラム第3弾です。
今回は、PWSの“筋肉とテンション担当”ユニット――
マッスル・シンフォニーを、STR☆GIRLS・岸田ひかり目線で紹介します。
国技館大会での見どころもセットでどうぞ。
◆◆◆ STR☆GIRLS特別企画 ◆◆◆
PWSユニットガイド③
「マッスル・シンフォニー」編
リングのきしむ音、
マットを踏む足音、
ロープに飛び込むときの呼吸――
それらすべてを「音楽」だと言い切りそうな人たちがいます。
マッスル・シンフォニー。
コンセプトは、
「筋肉とフィジカルで奏でる、レスラーたちの交響曲」。
と書くとカッコよさ100%ですが、
実際には
「スクワットあと50回いけるよね? ね?」
「もっとバンプ取れるよ〜? 星屑ちゃ〜ん!」
みたいな声が道場に響き渡る、
ちょっと(かなり)暑苦しくて、でも不思議と憎めない人たちの集まりです。
ただ一つだけ確かなのは――
このユニットに関わってしまった人間は、
ほぼ例外なく脚と腰と心肺が強くなるということ。
筋肉は裏切らない。
そして、マッスル・シンフォニーの先輩たちも、
後輩を放っておけないタイプの人ばかりなのです。
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●轟みなせ
ちっちゃい筋肉怪獣、“スクワットの申し子”
•所属:PWS/マッスル・シンフォニー
•キーワード:
•低身長・超筋肉質
•筋トレ中毒
•テンション高いが、本気の時は目が変わる
リングに上がっている時も、
道場で黙々とスクワットをしている時も、
なぜかどこか楽しそう――
それが轟みなせ選手です。
身長はあまり高くありませんが、
脚と腰と背中にぎゅっと詰まった筋肉は、
生で見るとかなりの迫力。
試合では、
低い重心から繰り出すショルダータックルやラリアット、
持ち上げる系の投げ技で相手をガンガン吹っ飛ばします。
そして何より印象的なのが、
後輩の“脚”に対するこだわり。
「星屑ちゃんの脚はスピアのためにあるから!」
「スクワットはスピア貯金だから!」
合宿後の星屑さやか選手には、
ほぼ毎日のように筋トレメニューを差し出しているとかいないとか……。
とはいえ、無茶苦茶ではなく、
「死なないギリギリ」「壊さないギリギリ」で止めてくれるあたり、
ギリギリのラインをちゃんと把握している“プロの鬼”でもあります。
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●翔迫ミナト
ちょいセクシーな筋トレお姉さん、“甘い声で追い込む人”
•所属:PWS/マッスル・シンフォニー
•キーワード:
•口調は柔らかく「〜よ♡」「〜ね?」
•でもメニューは一切甘くない
•後輩を乗せて追い込む天才
翔迫ミナト選手の第一印象は、
「ちょっとセクシーで余裕のあるお姉さん」。
でも、油断してはいけません。
「星屑ちゃん、あと10秒プランクいけるわよ♡」
「ほらほら、そこで止めたらもったいないわね?」
と甘い声で言いながら、
しっかり限界の一歩先まで持っていくタイプです。
試合では、
メリハリのある打撃と、
身体能力を生かしたパワフルなムーブが魅力。
みなせ選手と組んだ時の“二人のテンションのハーモニー”は、
会場全体を巻き込むだけのパワーがあります。
「筋トレ=自分をいじめる時間」ではなく、
「筋トレ=自分をもっと好きになる時間」に変えてくれる、
そんな魔法を持っている選手だと、取材していて感じます。
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●マディソン・グレイ
静かに怖い海外モンスター、“本気になると英語だけ”
•所属:PWS/マッスル・シンフォニー
•キーワード:
•ふだんはカタカナ英語まじり
•本気モードになると静かな英語だけになる
•人を投げるのが似合いすぎるパワーファイター
PWSが誇る“海外モンスター”枠、
それがマディソン・グレイ選手。
ふだんは、
「ヘイ、レッグデイ、トゥデイ、OK?」
「スタークズガール、ユア・スピア、ナイスネ」
みたいなカタカナ英語まじりで喋ってくれる、とてもフレンドリーな人です。
……が。
本気の試合――たとえば、
皇あまね選手とのインターナショナル・ワールド・スターダスト王座戦のような場面では、
口から出てくるのは静かな英語のみ。
余計なことは何も喋らず、
表情も声も落ち着いたまま、
相手を何度もマットに叩きつけていく姿は、
まさに“リング専用の捕食者”といった迫力があります。
マッスル・シンフォニーの中でも、
試合になった時の“ギアの上がり方”が一番分かりやすい人。
国技館大会のメインイベントで、
その本気モードが存分に見られることは、
間違いありません。
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●エスメラルダ・ルミナ
陽気な猫系ルチャドーラ、“ロープの上の住人”
•所属:PWS/マッスル・シンフォニー
•キーワード:
•メキシコ出身のハイフライヤー
•ロープを自由自在に使うバランス感覚
•猫っぽい自由さと、ちょっと変な日本語
•語尾が「〜ネ」
エスメラルダ・ルミナ選手は、
PWSにおける“空中戦とバランス感覚の化け物”枠。
トップロープ、セカンドロープ、
エプロン、コーナー――
リングのあらゆる場所を「遊び場」のように使いこなす姿は、
まさに猫。
「リング、キャットタワーみたいネ」
と本人が笑いながら話していたのも印象的です。
日本語はちょっと間違って覚えている部分もあり、
インタビューのたびに記者や通訳が「???」となる瞬間もありますが、
その明るさと人懐っこさで、
いつの間にか周囲を笑顔にしてしまうタイプ。
国技館大会では、
他団体のルチャ系マスクウーマン・スカーレット・ハヤブサ選手とのシングルマッチが決定済み。
ロープの上をどう使うのか、
空中戦と関節技をどう織り交ぜるのか――
ルチャ好きのファンには絶対に見逃してほしくない一戦です。
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●(準メンバー候補)星屑さやか
ど根性スピア予備軍、“脚と腰を育成中”
•所属:PWS新人
•立ち位置:マッスル・シンフォニーの筋トレ実験台&準メンバー候補
•キーワード:
•才能ゼロ(本人談)
•でも折れない心を持っている
•スピアと投げ技を覚えつつある
現時点では、正式メンバーではありません。
でも、マッスル・シンフォニー周辺にいる人に話を聞くと――
「星屑ちゃん、将来的にこっち側に来る気しかしないんだけどね?」(ミナト)
「脚と腰できあがったら、スピア怪獣になるよ」(みなせ)
と、ほぼ既定路線のようなコメントが返ってきます。
基礎能力的には決して高くありませんが、
「やめない」「折れない」部分に関しては、
先輩たちからの評価がかなり高い様子。
今はひたすらスクワットやランジ、プランクなど、
地味でキツいトレーニングを積む日々ですが――
いつかその積み重ねが、
試合でのスピア、投げ、チョークスリーパーといった
“ど根性逆転型ファイトスタイル”につながるのかもしれません。
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◆東京国技館「STAR☆RISING」でのマッスル・シンフォニー、ここを見て!
国技館大会に向けて、
マッスル・シンフォニー周りの“観戦ポイント”も整理しておきます。
1.第2試合 タッグマッチ
轟みなせ&翔迫ミナト vs 如月ゆかり&アリアーナ
•パワー&テンション全開のマッスルコンビと、
レジェンド如月ゆかり&中堅アリアーナの“受けと技術”タッグが激突。
•みなせ&ミナト組がどこまで押し切るのか、
ゆかり組がどこで受けから反撃に転じるのか、
試合の流れそのものがおもしろいカードです。
•星屑さやか選手にとっては、
「自分を鍛えてくれている先輩たちの、本番の姿」を
リングサイドで見られる機会でもあります。
2.第3試合 スペシャルシングルマッチ
エスメラルダ・ルミナ vs スカーレット・ハヤブサ
•ルチャ好きにはたまらない、
ロープ&空中戦が中心になりそうな一戦。
•ルミナ選手の自由奔放な動きに、
ハヤブサ選手がどう応えるのか。
•PWSの“空中戦”の基準が、
この試合で一段上がる可能性大です。
3.メインイベント
皇あまね vs マディソン・グレイ
•団体の顔・皇あまね選手と、
マッスル・シンフォニー最強の怪物・マディソン選手が、
団体トップのベルトをかけて激突。
•マディソン選手の“静かな英語だけになる本気モード”は、
まさに国技館クラスでこそ映える怖さ。
•あまね選手がこのモンスターをどう攻略するのかは、
PWSの今後を占ううえで大きなポイントになるでしょう。
マッスル・シンフォニーは、
一見すると「明るくて暑苦しい筋肉組」ですが、
その実、
フィジカルと受けと根性を誰よりも大事にしている、
PWSの“土台”を支える人たちでもあります。
国技館の夜。
リングの上で暴れる先輩たちと、
その足元で「自分もいつかあそこへ」と歯を食いしばる新人。
そのコントラストも含めて、
ぜひ楽しんでいただければと思います。
――STR☆GIRLS
岸田ひかり
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この幕間では、
マッスル・シンフォニーのメンバー紹介と、
国技館大会での見どころをまとめました。
・みなせ&ミナトのタッグ
・ルミナのルチャ対決
・マディソン vs あまねのメイン
そしてその周囲で、
星屑さやかたち新人が何を感じるのか――
本編では、
リングの上だけでなく、
リングサイドやバックステージから見た“筋肉組の夜”も描いていく予定です。
次のユニットガイド④では、
技巧派ユニット「AQUARIUS」を特集します。
技術と頭脳で試合を組み立てる、
静かな強さの世界も、ぜひ覗いてみてください。




