7/7
エピローグ
その夜、月豊は自宅の二階にある自分の部屋の窓から夜空を見上げた。
月の光は明るく、優しい光で夜の町を照らしている。
(そうだ。答えを急ぐ必要なんてない)
散々迷うことになっても、悩み込んでしまっても、いつか必ず将来の夢は見つけられる。
そう考えた月豊の心からは完全にとは言えないものの、一人で悩んでいた時より不安は薄れていた。
月の光が優しく照らす。
それに包まれた少年は穏やかな微笑みを浮かべていた――――――。
end
これでこの「月華」は完結です。
……なんかありがちというか、変な話になってしまった気がします。
一生懸命書いてはいるんですが…………。
ご感想などありましたらどうぞお寄せ下さい。
よく考えたら、私の小説でファンタジー要素の全くない作品はこの物語が初めてだということに今、気付きました……。