表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月華  作者: 那泉織
3/7

第2話

「しょうがねーなぁ。話す気になったらすぐに相談しろ。お前、何でもかんでも自分だけで解決しようって考え込むんだもん。いい答え出せなくても、話してみるだけで結構スッキリするぜ?」



「……うん、分かった」




月豊は頷いて顔を上げた。




「でも、夕夜が出す答えって不安だなぁ」




「……おい、月豊。それは何だ。俺が馬鹿だって言いたいのか?」




月豊は、ん? と微笑した。




「そんなことないよ」


「いや、言ってんだろ? 確かに俺は月豊に比べりゃ、成績はぐん、と低いけどさ……」




ブツブツと言い始める夕夜を見て、月豊は笑った。


先程の軽い仕返しのつもりの冗談だったのだが、予想通りの反応を夕夜がしたので思わず出た笑みだった。




夕夜はそんな月豊の様子に苦笑すると、自分のクラスに戻っていった。






夕夜が去ったあと、月豊はフッと笑みを消して、自分の机に伏せた。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ