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プロローグ
高校生が悩む話です。
誤字脱字、変な文章があればすみません。
感想、お待ちしています。
「辛くなったら空を見ろ」
そう言われて見上げた空には数多の星と、綺麗な満月が輝いていた。
「昨日は雨が降っていたから見えなかったけどな、今日は月も星も見える。どんなに雲が邪魔をしていたって、今日みたいにまた夜空に光っているだろう? お前も何かが立ちはだかっても負けるんじゃない。分かったな?」
その父の言葉は、当時小学生だった俺の心に深く刻みこまれた。
だから、俺は辛くなったとき、苦しくなったときには父に言われた通りに必ず夜空を見上げるようになった――――。