サタナキアさん勉強会3
サタナキアは、小さな作業台を持ってきて、その上にナイフ、インク、羽根ペンそして紙と本を置いた。
「マモン様が出かけてしまったので、魔法陣の練習しましょうか。」
サタナキアは、そう説明した。
「ひとつずつ説明していくので、それに合わせてやってくださいね。」
サタナキアは、物を準備しながらミリアに言う。
「まず、この陣を書き写してください。」
サタナキアは、本に書かれている魔法陣を指さした。
「難しそう……」
ミリアは、魔法陣を指さしながら眉間に皺を寄せている。
「サタナキアさん、これ綺麗に書かなくちゃいけないの?」
「綺麗に書かなくちゃいけませんね。」
「コンパスとかは使っていいの?」
「できる限り使わない方がいいですね。」
「うー……」
「練習してたらかけるようになりますよ。マモン様が、お出かけされたのでしないと行けないことがあるので少しだけ席を外しますね。」
サタナキアは、そう言って屋敷の中に入って行った
ミリアは、サタナキアが行って5分程度経ったあとに
「飽きちゃった。」
と呟いた。
ミリアは、中庭を歩き回ってみる。
ミリアは、生垣に小さな穴が空いていることに気がついた。
トアやサタナキアが通れないだろうが、小柄な幼いミリアならギリギリ通れるだろう。
「どこに続いてるのかな…」
ミリアは、穴を覗き込んだ奥は森に続いてようであるが、それ以上は見えなかった。
「マモンさんのお屋敷にきたときの道かな?それとも、お外に行ったときの道かな?」
「ミリアさま〜?」
サタナキアが探している声が、元いたところから聞こえた。
少しずつ声が近づいてくる。
ミリアは、慌ててもといたところに戻った。
「ミリア様、どこに言ってらしたですが、ここで魔法陣の練習しておいてくださいと行ったじゃないですか!」
サタナキアは、ミリアを叱った。
「どこに行ってたんですか?」
怒った顔で、サタナキアはミリアに聞いた。
「飽きちゃったから…、そのお散歩をしてて…。」
「次からは私と一緒にいきましょう。なにかあったとき危ないですからね。」
サタナキアは、ミリアの手をとって目線までしゃがんで優しく言った。
「危険な目にあってからじゃ遅いですよ。」
サタナキアが、心配した声でそういう。
「うん…。わかった…」
ミリアはしょんぼりとした様子でそう言った。
サタナキアは、ミリアの頭を優しく撫でた。
「沢山お勉強されましたもんね、お兄様のトア様もお出かけされて寂しかったですよね。一緒にプリン食べましょうか。」
サタナキアは、ミリアにそう言った。
「プリン!」
ミリアは、目を輝かせた。
「ミリア様はプリンがお好きでもんね……。食べましょうか。」
サタナキアは、ミリアの手を引いて、屋敷の中に入った。
屋敷の中では、シャーリーがお酒を飲んでいた。
「……シャーリー……体壊すわよ……。いくらなんでもよくないわ。」
「大丈夫、あたしザルだから。」
「ザル……はぁ……もういいよ。体壊しても看病してあげないからね。」
「大丈夫ー大丈夫」
シャーリーは呑気に酒を飲んでいく。
サタナキアは、ため息をつきながらプリンを出して
「ミリア様、大人になってもあんなにお酒飲んじゃダメですよ。少し嗜む程度にしてくださいね。」
サタナキアは、ミリアに注意をする。
「もうあそこまで行くと中毒ですよ。真似しちゃダメです。」
ミリアにスプーンも準備して渡すサタナキア。
「今日は頑張りましたね。明日、また練習しましょうね。」
「うん。」
サタナキアは、優しくミリアに笑いかけた。
お久しぶりです




