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籠の中の鳥  作者: 羊沢白音
世界とおでかけ
33/46

買い物終了

 一方その頃マモン達は、リーが出してきたものを片っ端から試着もせずに本の十分程度で買っていた。


 リーは、それを見て、目をぱちくりさせている。


 恐る恐るというかのように聞いた。


「あの、まだ、お買いになるので?」


 三人で百着以上の服を買っている。


 ここ、Fictionは、貴族も御用達の店であり、一着でも平民達の一年の給料になるようなものもある。


 貴族も普通、何着もきて気に入ったのを多くて十着少なかったら一着も買わないということもあるぐらいだ。


 それなのに、それを百着である。


 リーが不安視するのも仕方がない。


「ああ、先に払った方がいいかな?」


 マモンはそう言って指を鳴らした。


 それと同時に大量の金貨が落ちてきた。


「これくらいで足りるかな?足らなかったら言っておくれ。」


 リーはその言葉に慌てながらも、首を縦に振った。


「申し訳ございません、一旦金貨をしまって頂けますか?請求の際にいただきます。」


 リーは、丁寧にお辞儀をしながら、そう言った。


「確かにそうだね。」


 マモンはそういいまた、指をならすと、金貨が消えた。


 リーは、胸をなでおろした。


 トアとセインズは暇そうな顔をしている。


「うーん、ボクたちはそんなに服には興味ないから、フロントで待っていようか。」


 マモンはそういい、衣装部屋から出た。


 トアとセインズも後に続く。


 リーは、遠い目をしながら着いていく。


 フロントに着くと、アラクネの女性が掃除をしていた。


 マモンは思い出したように、女性に


「ルー、ランに言ってきて、サタナキアに似合いそうなのは全部買うって。伝えておいて。」


 マモンはそう言った。


 アラクネの女性、ルーは一礼をして、サタナキア達のいる部屋へ去っていった。


 ルーは、遠い目をしていた。


「サタナキア達は結構長くかかると思うんだよね。サタナキア人の買うの好きだから。どうする?どこか行く?」 


「いえ、待っています。」


「待ってる。」


 トアとセインズはそうマモンの問いかけに答えた。


 マモンはふむと頷き、


「じゃあ、待とうか。」


 と言った。


 それから一時間、サタナキア達は出てこない。


「うーん、もうちょっとかかるかもねー。」


 トアとセインズは、もう少しなら、と思い、待つことにした。


 二時間経ってもでてこない。


「あと、少しだと思うんだけどね……。」


 マモンが、少し困ったように言った。


 トアとセインズは、どこかへ行けばよかったと思った。


 それからたっぷり三時間以上かかり、サタナキア達はでてきた。


 サタナキアとミリアはニコニコだが、シャーリーだけは目が死んでいた。


「サタナキア、楽しかったかい?」


 マモンは、そんなシャーリーには目もくれず、サタナキアに近づいて聞いた。


 サタナキアはニコニコしながら


「はい、とても楽しかったです。また、来たいです。」


 本当に嬉しそうに言った。


 マモンは、サタナキアの頭をなでた。


 シャーリーは、フラフラと飛びながら、


「酷い目にあった……。」


 と言って、トアの肩に乗った。


 トアは、何となく察したので、そのまま置いておいた。


「沢山のお買い上げありがとうございます。後日、お屋敷へ送らせていただきます。お会計は、金貨五千枚と、銀貨二千枚になります。」


 ランがそう言うと、サタナキアは目を見開きマモンの方へ向いた。


 マモンは何も言わずに、指を鳴らし出した。


「少々お待ちください。」


 ランがそう言い、ラン、リー、ルーは三人がかりで枚数を数え始めた。


「はい、ピッタリあります。またのご来店をお待ちしております。」


 ランがそういい、頭をさげた。


それにならい、リーとルーも頭を下げた。


「いい買い物が出来たよ、また来るね。」


 マモンはそういい、店から出た。


 

マモン金持ち……分けた前

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