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籠の中の鳥  作者: 羊沢白音
世界とおでかけ
32/46

衣装部屋(女子編)

 ミリア達は、衣装部屋に着いた。


 そこには百はくだらないだろうドレスや、アクセサリーなどが置かれていた。


「きれい、キラキラしてる。」


「そうですね。楽しみです。」


 ミリアとサタナキアは、目を輝かせていたが、シャーリーは死んだ目をしていた。


 サタナキアが、シャーリーがあまりにも酷い顔をしているのできいた


「シャーリーどうしたの?」


「服選ぶと必ず長くなるし、永遠に着せ替え人形にされるだろ……、嫌なんだよ。」


 シャーリーはため息をつきながらそう言った。


 サタナキアは、笑いながら言った。


「大丈夫、シャーリー。私とミリアのを主に選ぶから十着ぐらいで済みますよ。」


 シャーリーは、それを聞いて遠い目になった。


「オススメのドレス教えて頂けますか?」


 サタナキアは、そんな状態のシャーリーを放置してきいた。


「奥様ですと、こちらのドレスになるかもしれません。」


 ランは、青のドレスを出した。


 コルセットと、スカートの真ん中のレースの部分が黒色になっており、大人ぽいドレスになっている。


 サタナキアは、そのドレスを持って、自分に当てて、近くにあった鏡で見た。


「似合いますかね……?うーん。ミリアはどう思います?」


「とっても素敵だと思います!似合ってます!」


 ミリアは、一生懸命に言った。


 サタナキアは首を傾げていた。


「お金は私から払うわけではないからどうしましょう……。」


 そうサタナキアが悩んでいると、ドアがコンコンとノックされた。


 アラクネの女性が入ってきた。


「マモン様から、奥様に似合いそうなのは全部買っといてくれだそうです。」


 そう言って、頭を下げ、去っていった。


 ランは目を輝かせ、


「奥様に似合いそうなドレスは、これと、あ、これもですね。奥様はどんなドレスもお似合いで羨ましいです。」


 と言って、ドレスをどんどん持ってくる。


 たしかにどれもサタナキアに似合いそうである。


 サタナキアは、慌てた様子で


「ミリアのも選んでください!」


 と言った。


「申し訳ございません、直ぐにお探し致します。」


 ランは、頭を下げ、さっとミリアを見た。


 ランは棚からメジャーを出して、ミリアを測り始めた。


 ミリアも大人しく測られている。


 ランはある程度測り終わった後にこくりと頷き、ドレスへと行く。


 そして何着か持ってきた。


 服を並べ、それを手で指しながら説明し始めた。


「右側から、普段着、外出着、礼服になります。」


 ミリアは、覗き込んだ。


 どれも、素敵なデザインである。


「ミリア、試着してきましょうか。」


 サタナキアは、そう言って、試着室を指さした。


 ミリアは、こくりと頷き服を持って入っていった。


「お嬢様、お手伝い致しますよ。」


 ランはそう言って、一緒に試着室に入っていった。


 


 試着室は案外大きく、ランと二人で入っても全然平気だった。


 ランはミリアの手から服を受け取り、後ろのファスナーを開けた。


「ここに足を入れてください。」


 ミリアは言われた通りに足を入れた。


 ランは後ろに回り込みファスナーを閉めた。


 袖などを、引っ張り綺麗にして、


「お嬢様、出来ましたよ。」 


 そう言って、鏡を向けた。


 いつもと服が違うだけでこんなに違うのかとミリアは驚いた。


 ランの方を見ると、ニコニコと笑っている。


「では、お二人に見せに行きましょうか。」


 そう言って、試着室をでた。


 ミリアが出ると


「まぁ、とても可愛らしい。」


「お、似合ってるぞ。」


 と賞賛が飛んできた。


 嬉しそうなミリア。


 それを見て、ランは奥へといき、


「お嬢様、これもどうですか?」


 とニコリと笑いながら、大量の服を持ってきた。


「さぁ、試着しましょう……。」


「そうですね、試着しないと合ってるかわかんないので……。」


 ランとサタナキアは、ニコリと笑いながらミリアへと近付いていく。


 ミリアは、逃げられず捕まり小一時間以上着せ替え人形にされた。


 


 着せ替え人形時間が終わり、ミリアは疲れた顔をしていた。


 服を着るのは楽しいが、あれだけの服は疲れてしまうのだ。


 しかし、買う服は決まった。


 サタナキアは、ランがオススメした物をマモンの命令で全部買うことになっている。


「よし、コレで終わりだよな、マモン達も待ってるだろうし行こうぜ〜。」


 シャーリーがそう言い出したが、サタナキアがシャーリーをつかまえ


「まだ決まってないでしょ……?ねぇ?」


 と言ってランに目で指示をし、ランも読み取り、妖精用の服を持ってきた。


「シャーリー、沢山着ましょうね?」


「い、いやだああああ。」


 シャーリーはバタつくが、抵抗も虚しく、大量の服と共に試着室へと消えていった。


 


 シャーリーの、着せ替え人形状態は2時間以上であった。


 ミリアの二倍である。


 シャーリーは、目が死んでいた。


 サタナキアは、ニコニコしながらシャーリーの着た服から、選んでいる。


「これがいいかな?いやこっち?シャーリー!もう一回着てくれない?」


 シャーリーはその言葉を聞き、ミリアの後ろへと隠れた。


 サタナキア、少し不服そうな顔をしたが、直ぐに服選びに戻った。


 シャーリーは、ミリアの後ろに隠れながら


「サタナキアのやつ、服とかアクセサリーの時性格変わるんだよ……。恐ろしい。」


 とガタガタ震えながら言った。


(恐ろしい?たしかにいつもとちょっと違うけど……。)


 とミリアは考えていた。


 やっと選び終わり、サタナキアはホクホク顔である。


「では、戻りましょうか。」


 ランがそう声をかけ、サタナキア達は部屋を出ることにした。

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