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籠の中の鳥  作者: 羊沢白音
世界とおでかけ
31/46

店にて

 マモン達は馬車に揺られながら、街へと行く。


 馬車は、マモンが魔力を出して動かしている。


 ガタガタを、道を行く。


 ゆっくりと、屋敷が離れていく。


 マモンが馬車の中で、話し始めた。


「今回、設定きちんとするために、呼び方も変えようと思うんだ。サタナキアは、ボクのことをあなたと呼んで、他のみんなはボクを旦那様、サタナキアを奥様と呼んでね。あと、ミリアちゃんとトアくんはボク達が声掛けない限り話さないでね。奴隷設定だから。」


 その言葉を聞いて、ミリアとサタナキア以外の三人は、白い目でマモンを見た。


「頑張らなきゃ。」


 ミリアは、やる気満々の様子である。


 サタナキアは、耳まで真っ赤にして、三人に頭をペコペコ下げている。


 そんなこんなしていると、馬車は止まった。


「着いたよ、降りてご覧。」


 と、マモンが声をかけた。


 大きな店がある看板には(Fiction)と書かれている。


「じゃあ、馬車の中で言ったことを徹底してね。」


 マモンはそう言って、一番初めに降りた。


 そして手を差し出し、サタナキアはその手を握り、ゆっくりと降りた。


 他も、ゆっくりと降りていく。


 マモンが、ドアを開けた。


「いらっしゃいませ〜」


 中には下半身が蜘蛛で上半身は人間の女性のアラクネ。


 下半身が蛇で上半身が人間の女性のラミアー。


 下半身が植物で上半身が人間の女性がアルラウネ。


 この三人がいた。


「やぁ、久しぶりに来たよ。大人用の礼服と子供服を見せてくれるかい?」


「あら!奥様はご懐妊ですか?」


 アルラウネの店員が言った。


 サタナキアは、顔を真っ赤にし、マモンはクスクスと笑いながら


「いや、違うよ。残念だけどね。ほら、隣に女の子いるでしょ。その子用だよ。」


 店員の三人はミリアに目を向けた。


 アラクネの店員が怪訝そうな顔をした。


「奴隷の服を本店で、ですか?」


「ああ、そうだよ。よろしく頼むよ。」


 店員達は怪訝そうな顔をしながら頷いた。


「では、皆様こちらへ。」


 ラミアーの店員が案内をする。


 ぞろぞろと着いていく。


 店の奥に案内されると、2つドアがあるところに着いた。


 ラミアーの女性が立ち止まり


「ここで男性と女性で別れていただきます。」


 ふたつのドアを示す。


「ま、あなた、他のみんなをよろしくお願いしますね。」


「うん、わかったよ、サタナキア。」


 マモンとサタナキアがそんな会話をしていた。


「女性は私、ランが、男性はアルラウネのリーがお手伝い致します。」


 ラミアーの女性、ランがそう言った。


 後ろからひょこりとアルラウネの女性、リーが出てきた。


「では、お着替えに参りましょう。」


 ランはそう言って、ドアの中へ入っていった。


 リーも、別の方へ入っていた。


「じゃあ、行こうか。」


 マモンがそう声をかけて、二手に別れて、ドアの中へと入っていった。

登校頻度かえます!

1日おきにだします!

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