お出かけ1
次の日、トアは二日酔いで酷い頭痛に悩まされていた。
トアは、どうやって部屋に戻ったか、何を話したかを全く覚えていない。
そこに、ドアをバンと開けて
「やぁ、トアくん昨日の約束を守りに来たよ!」
元気よくマモンが入ってきた。
いつもと服装が違う。
燕尾服を着ており、黒い腕輪をしている。
トアは頭痛で、ガンガンするのを耐えながら聞いた。
「昨日の?なんだそれ。」
何一つ覚えていないトア。
マモンはクスクスと笑いながら
「お出かけしようと言ったじゃないか!忘れたのかい!?」
と大げさに言った。
トアは一生懸命それを思い出すが、何も思い出せない。
マモンは肩を竦めて
「ほら、早く着替えなよ。さぁさぁ行くよ。」
と、言って服をトアに投げた。
執事のような服であった。
トアはじっと見たが、マモンは知らんぷりをした。
「早く着替えて来るんだよ。みんな待ってるからね!玄関前に着替え終わったらきてね。」
トアはため息を深くつきながら、だるい体を起き上がらせてどうにか着替え始めた。
ズボン、カッターシャツと着て、何故かチョーカーがあった。
黒く、真ん中には宝石がついている物である。
付けろということだろう。
トアは、マモンの趣味だろうとおもい、チョーカーを着けた。
トアは、重い足取りで歩いていく。
「マモンのやつ何考えてるんだ。」
そんなことをいいながら、トアは階段を降りていく。
玄関前には、ミリア、マモン、サタナキア、シャーリー、セインズが揃っていた。
ミリアとサタナキアは服装が変わっていた。
ミリアはトアと対になるような、服装で、チョーカーは赤色である。
サタナキアは、緑のドレスを着ており、貴族の女性という感じの服装をしていて、赤色の腕輪している。
「今回のお出かけの設定は、『貴族の新婚夫婦が奴隷をつれておさんぽ』だよ」
マモンはドヤ顔で言った。
トアは白い目を向けた。
サタナキアは、顔を真っ赤にして
「すいません、すいません。」
と謝っている。
ミリアは、お出かけが楽しいようで、ニコニコしている。
シャーリーとセインズは、死んだ目をしている。
「まぁ、奴隷の仮契約をしとこうか。」
マモンは指をパチンと鳴らした。
マモンとサタナキアの腕輪が光った。
ゆっくり、円を描きながら、マモンの光はトアのチョーカーへ、サタナキアの光はミリアのチョーカーへと入っていった。
「これなに?」
ミリアがそう聞いた。
「服従魔法だよ。そして、腕輪をした人物にチョーカーの人物は逆らえなくなるんだ。これは仮契約だしすぐ取れるから安心してね。」
「へぇー。」
「実践してみようか。」
マモンは、仮面をにちゃりと言わんばかりの面にかえ、言った。
トアは悪い予感がした。
『トア、座れ』
そう言われた瞬間に、トアは座った。
「こんなふうなんだよ。もっと面白いことトア君にしてもらう?あぁ、ミリアちゃんのはここまで強くないから安心してね。サタナキアも無茶なことは言わないだろうし。」
マモンはそう言う。
「マモン、てめぇ。」
トアが睨みつけながら言う。
マモンは肩を竦めながら
「最近トア君ボクに対して扱いが雑だからちょっとだけおしおきだよ。」
といった。
「二人とも、いいかげんにしてください。もう、行きますよ。」
そう言って、サタナキアは馬車に乗り込んだ。
他のメンバーもゾロゾロと乗っていく。
シャーリーが、マモンとトアが乗る前にドアを魔法で閉めた。
すると、馬車は走り出した。
トアとマモンだけ取り残された。
トアとマモンは慌てて走り出して、どうにか馬車に飛び乗った。
馬車は特殊な馬車で、ドアを閉めると動き出します( 'ω')
書ききれなかったので、今度足します……




