教会内にて
空行増やしました。
どうでしょうか?
悪いかいいかどっちですかね?
ミリアが、浮かない顔のままサタナキアとシャーリーと歩いていた。
サタナキアはそれに気がついて、フォローの言葉を口にした。
「あの水晶玉は古かったですし、ミリア様の魔力が高かったのもあります。だから、お気になさらないでください。」
ミリアはコクリと頷いたが、やはり浮かない顔だ。
サタナキアは、それ以上言えないので話題を変えることにした。
「ミリア様の魔力属性は闇ですね。結構色々できますよ。」
ミリアはその言葉に反応した。
「色々って何!?」
キラキラとした目でサタナキアを見る。
「攻撃も防御にもどちらにも使えますし、特殊な魔法も使えます。結構、使い手によってまちまちの魔力でもありますが、一緒に練習しましょうね。」
サタナキアはそう言ってミリアに笑いかけた。
「あたしも一緒に練習付き合うからな。」
シャーリーは忘れられるもんかと言わんばかりに言った。
そのまま中庭を通り、外に出てある程度歩いて、サタナキアが足を止めた。
「着きましたよ。」
そう言って、手を向けたのは小さな教会であった。
大きなステンドグラス、木目が綺麗な閉じた扉、てっぺんには大きな鐘がついている。
「ミリア様にはここで神に今までのお礼と別れを言ってもらいます。その言葉は紙に書いてあります。私が呼びに来るまで一人でそれを行います。」
サタナキアはそのように説明した。
ミリアは、不安そうにサタナキアとシャーリーを見た。
「大丈夫だって、すぐサタナキアが呼びに来るから。」
シャーリーはそうミリアを励ました。
ミリアは、不安そうな顔をしていたが、コクリと頷いて、扉を開けた。
「すぐに来ますから、頑張ってください。」
「ちょっとだから大丈夫だミリア。」
二人の言葉に励まされながらミリアは、ゆっくり扉を開けた。
ミリアは、そっと中に入って扉を閉めた。
教会内は、ステンドグラスから入る光以外はあまりなく薄暗くなっていた。
正面には、神の像らしいものがあり、その前にはサタナキアが言っていただろう紙が台の上に置かれている。
長椅子が規則正しく設置されている。
ミリアは、不安に襲われたが、二人の応援の言葉と、すぐに迎えにくるという言葉を思い出した。
紙のところまでミリアは歩いて行った。
そこまでいき足を止めた。
ミリアは、そっと紙を手に取った。
そしてゆっくりと声を出して読み始めた。
『私、ミリア=メユアは、今この時を持って、神々の加護から離れるとする。今まで人生を長きに渡り見守っていてくれたが、私は貴方達の元から離れる。
今の私は神々の加護のない者となった。そして、自由の者にもなった。今までの恩恵に感謝を』
これだけの文章なのに、なぜ長くいなくてはいけないのだろう、とミリアは少し不満に思った。
文句を言っても仕方がない。
ミリアは、手を組み祈りを捧げた。
(うーん、何をいえばいいのかな。お礼?今までそんなにお礼言うようなことあったけ?まぁ、言っとけばいいかな?)
ミリアはそう考えて、目を閉じた。
ミリアの祈りの姿勢は十分ももたなかった。
「飽きちゃった、何か教会内に面白いものないかな?」
そんなことを言いながら、ミリアは、教会内を歩き回りだした。
最初はあんなに怖がっていたのに慣れてしまえばこんなもんだ。
結果は、特に何もなかった。
ミリアは、扉の方を見つめるがまだ、サタナキアの迎えが来る様子もない。
ミリアは頬を膨らませながら、
「むぅ、面白いものないかな…。」
そう呟くが、当たり前だが誰も応えるものはいない。
ミリアは、ステンドグラスの模様を見ることにした。
見ても特に面白いとも思わないが、きっと少しは暇潰しになるだろうと思ったからだ。
ステンドグラス左右と正面に一枚づつ取り付けられている。
ミリアは、一番初めに左をみた。
短髪の人と長髪の人物がステンドグラスで表現されている。
仲が良さように見える。
ミリアは、次に真ん中のステンドグラスを見た。
先程の二人が喧嘩しているようだ。
仲が悪くなってしまったのだろうか。
ミリアは最後に、右のステンドグラスを見た。
さっきの二人と謎の人物がいる。
短髪の人物は、長髪の人物を抱き抱えており、謎の人物は二人を眺めている。
ミリアは、気が付いた。
このステンドグラスは、右から左への物語なのだと。
失敗したと思った。
最初のところから見た方が、楽しいに決まっているにのに。
そうこうしているうちにギィイという音をたてながら、扉が開いて、サタナキアが入ってきた。
「ミリア様、もう時間ですよ。大丈夫ですか?ちゃんとしてました?」
サタナキアそう声をかけた。
ミリアは驚いた様子で、振り返った。
サボっていたのがバレていたのかもしれないと思い、ドキドキしていた。
サタナキアは、気づいていないようで、
「もう、終わりですよ。服も着替えて終了しましょう。」
と優しく言った。
ミリアは、頷いて、サタナキアのあとについていった。




