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籠の中の鳥  作者: 羊沢白音
三章〜平和〜
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目覚めと適正検査

 朝、ミリアは、カーテンの間から差し込む光で目を覚ました。


「うぅん、もう、朝?」


  ミリアは自分の目を擦った。


  そしたら手がほんの少しだけ濡れた。


  ミリアは、自分が泣いていたことに気がついた。


  コンコンとノックされ


「ミリア様、起きていられますか?」


  サタナキアの声がした。


「起きてるよ」


  ミリアは、返事をした。


  サタナキアがガチャっとドアを開けて入ってきた。


「お着替えしましょうか」


  サタナキアは、そう言ってミリアの服を着替えさせる。


  ミリアも、逆らわずに着せられている。


  まだ、ミリアはウトウトしているそれを見ながらサタナキアは微笑んでいた。


「今日から神離れの儀式ですね。頑張ってください。」


「神離れの儀式ってなにをするの?」


「そうですね、食べ物に感謝したり、魔法の訓練とか、魔力で何が適正かぐらいですかね?あまり、神離れの儀式をする人に教えるのはダメなので、すいません。」


  サタナキアはすこししょんぼりとした様子で言った。


  ミリアは首をフルフルとふって


「大丈夫、私もごめんね」


  と言った。


  着替えがちょうど終わった。


  サタナキアは


「いえいえ。」


  と言い立ち上がり


「では、神離れの儀式を始めるための準備に取り掛かりましょうか。」


  と言い出した。


 


 


  準備はとても簡単であった、食べ物に感謝の言葉を述べ、野菜のみ食べる。


  次に湖に連れていってもらい、体をきよめる。


  その後正装に着替えるという流れであった。


  正装は、白ををベースのワンピースである。


  スカートの下の方に、アイビーが刺繍されている。


  それの上に白のケープを着て、足元は白いサイハイと茶色の靴を履いている。


  正装にミリアが着替えたあと、サタナキアが連れていったのは魔法陣の描かれた部屋であった。


  魔法陣の上には椅子とテーブルが置かれている。


  部屋の中にはあまり光源がなく、ロウソクがユラユラ頼りなさげに揺れているだけである。


  ミリアは暗いのが少し苦手なので、サタナキアのメイド服をギュッと握った。


「ここで適正検査しますからちょっと待っていてくださいね。」


  サタナキアはそう言って部屋を出ていった。


  ミリアは、寂しくなったが、


「大丈夫。大人になるためだもん。」


  と言いながら、自分を勇気づけた。


  カサカサという音が背後からした。


「誰!?」


  ミリアが、バッと後ろを振り返った。


「いやぁ、ごめんごめん。ミリア、驚かす気はなかったんだぜ?」


  そう言っていそいそ出てきたのはシャーリーであった。


「シャーリー?なんでここにいるの?」


「お前の神聖な儀式だから、見てやろうと思ってな。」


  そう言ってシャーリーは胸を張った。


  ミリアはじっと見たが、暗い中ひとりぼっちで寂しかったのと怖かったのでまぁいいかとおもった。


「ただいまかえり、シャーリー?」


  サタナキアがドアを開けて帰ってきた。


  サタナキアはじっとシャーリーとミリアを見たが、ため息を一つ付いて


「大人しくしててね。」


  とシャーリーに言った。


  シャーリーは


「おう、静かにしとくしとく。」


  と信用のならない返事をしたが仕方ないので始めることにした。


  水晶玉をミリアの前のテーブルに置き、


「ミリア様、これにぎゅーと力を流し込んでください。」


  ミリアは言われた通りにするが、何も起こらない。


  サタナキアは首を捻って


「ミリア様、もうちょっとぎゅーと、頑張ってください。」


  ミリアは顔を真っ赤にして、ぎゅーとするが何も起こらない。


  ミリアは泣きそうになった。


  サタナキアも困った顔をしている。


  シャーリーは、ミリアの方へ飛んできて


「ちょい手貸してみ。」


  と言って、ミリアの手を触った。


「うーん、魔力が無いわけじゃない。かなり多いしな。あたしが手伝ったらすぐだろ。」


  そう言ってシャーリーは何か唱え始めた


「ミリア、お前の中には大きな湖がある。それの中から水を持ってくるんだ。」


  シャーリーはそうミリアに問いかける。


 (大きな大きな湖、それからおみずをもってくる。)


  ミリアはそんなふうに思って目をつぶりながら、ゆっくりしているとミリアの体が何かに包まれ始めた、


「おっと、適正だからな。」


  そう言ってシャーリーは、ミリアの手を水晶玉の上に置いた。


  水晶玉は、どす黒く染まり、その後弾け飛んだ。


「ミリア様!」


  サタナキアは慌てて庇った。


  ミリアも驚いた用で、目をぱちくりさせている。


「これ普通にあるの?」


  ミリアが恐る恐るきいた。


  サタナキアは首を横に振って


「水晶玉が弾け飛ぶなんて聞いたことありません。もしかしたらミリア様の魔力が多かったのかもしれません。」


  そう答えた。


「次の儀式へ行きましょうか。」


  サタナキアはそれ以上このことには触れずにミリアを急かすように、部屋を後にした。


  


 


  

女子組が好きなんでなんか名前付けたい……

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