褐色の妖精
自分に才能がないのではないかと悩む今日この頃です。また、長くなって、幕間を挟んでトアとミリアが合流します
ミリアは目をぱちくりさせ、数秒間が空いたあとに
「あなたは誰?いつからいたの?」
そう聞いた。褐色の妖精は
「あれ?あたしのこと覚えてないのかい?」
海賊風の妖精は、キョトンとした様子で聞いた。
「え、初めましてだよ?なんで私の名前知っているの?」
ミリアは戸惑いながら聞いた。褐色の妖精は
「ええ、昔あんなに、遊んだり旅をしたりしたのに覚えていないのかい?」
悲しそうな顔をしながらきいた。
どれだけ言われてもミリアは覚えていないものは覚えていないのだ。
褐色の妖精は悲しそうな顔しながら何かを呟いた。その後にニカッと笑い
「そうか!なら、仕方ないな!結構前のことだしな!私の名前はシャーリーだ、よろしくな!ミリア」
そう言いながら妖精は飛んできてミリアの顔の前で止まった。
「私は、自己紹介いらないかもしれないけれどミリア」
ミリアも少し照れながらそう言った。
「うん?ミリアその手に持ってるやつはなんだ?ただの本かと思ったけれど違うな。」
シャーリーはミリアに聞いた。
「なんか、挟まってたの。気になったからとって読んでたの。」
ミリアはそう言った。
「あんまりその本は良くない。色々手を加えられていて、書いた人物の本当に伝えたいことがねじ曲げられていたり、消されたりしてるから。それに特殊な魔法が使われてる。」
シャーリーは日記に触れながらそう言った。
その時にドアがギィィと開いた。
ミリアとシャーリーが振り返るとサタナキアがそこには立っていた。
「ミリア様、探しましたよ、あら、シャーリーと一緒にいたのですか。」
サタナキアはそう言いながら歩いてミリアの手に持っている日記を見て目を見開いて、そのあと静かな声で
「ミリア様、それをどちらでお見つけになられましたか?」
サタナキアは少しだけ焦っているようにみえた。
「ここに、挟まってたよ。」
ミリアは本棚を指さして言った。
サタナキアはじっと本棚を見たあとに口を開いた、
「これは少し特殊な魔法がかかっていて、あまりよくないものなんです。だから、私に預けてくださいませんか?直ぐにお返しいたしますので。」
サタナキアは優しげに丁寧に言っていたが、言葉にはうむを言わせない圧力があった。
ミリアは大人しく、サタナキアに日記を渡した。
「では、ミリア様、お部屋に戻りましょうか。シャーリーはどうします?」
「うん?あたしはもちろん、ミリアと一緒にいくぜ。」
「分かりました。」
サタナキアが歩き出そうとするとシャーリーはニヤリとし、思いっきりスカートを引っ張った。
「ひゃっ!」
そう言って、サタナキアはずっこけた。
「シャーリー!何をするの!?」
サタナキアはシャーリーを叱った、シャーリーは知らぬ顔で
「あたしじゃないよな?なぁ、ミリア。」
そうミリアにきいた、シャーリーは眼帯をつけていない右目でミリアにウィンクをした。ミリアは
「う、うん。」
とうなづいたため、サタナキアは首を傾げながら
「そうなんですか?おかしいですね。まぁ、部屋に戻りましょうか。」
そう言ってミリアとシャーリーの前を歩いていった。




