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紅蓮天照烈士之神楽  作者: 鋼田 和
開幕の宴
1/15

絶一唯我

読もうと思ってくださった読者様、はじめまして。この小説を書かせてもらいます“鋼田 和”です。読みは“こうだ のどか”です。すみません関係ないですね。

さて、この甲田の初作品は年齢制限はしておりません。

理由としては

・現在、直接的な性描写や性交描写は予定していない。

・そもそも色々明確に書き続けるのが恥ずかしい。

です。自分勝手な理由で申し訳ありません。

ですが、やや残酷な描写は予定に入れております。

その為、警告タグにもチェックを入れてます。

と言っても明確には描写は避けます。(避けれているか怪しいですが)

この後のページが自分にとってはそれなりの残酷描写です。これより軽い時もあれば重い時もありますが、基準として見ていただければ、と思います。

「これは無理」と思った場合はすぐに読むのをお止めください。

また、先程直接的な性描写は予定していない、と書きましたが、世間一般的に見て卑猥な単語を喋らせる予定はあります。まぁ、「この巨乳!」とかそんな中学生みたいなのでおそらく大丈夫かと勝手に判断させていただきます。

それでは、後書きにてお会いできることを楽しみにしています。

 あぁ、また死んだぞ。

どうして貴様等優等種はこんなにも脆いのか。

疑問に思うだけ無駄であると先刻塵の頭を踏み潰した時に悟った筈だが、こればかりは思わざるを得ない。


死骸が邪魔だな。

この俺に邪魔と思わせる存在なぞいらん。

故に既に息絶え、床に伏している塵の身体の見やる。

そら、あっという間に潰れたぞ。潰れた塵の姿が視認できんな。大方、埃にでもなったか。実に愉快。


愚かなり。今の一連の出来事を見てまだ俺に刃を向ける塵どもがいるか。

数はざっくばらんに見て四十はおろう。

あぁぁ、見てしまった。また潰れてしまった。血が床を満たしていく。何と素晴らしき光景かな。

しかし、そろそろ“首飛ばし”を再開せねば。

やはり定期的に塵の皮を、肉を、骨を断たねば欲求不満に陥る。


が、もういない。何だそれは。あれだけやかましかった喧騒はどこにやったのだ塵。

本心、塵など切りたくないが、この“殺戮欲求”は仕方がない。しばしの我慢である。


一向に気配がしないので塵探しへと繰り出すこととなった。

途中、“首飛ばし”の際に自らの胴体と永遠の別れを告げた気持ち悪い頭を見つけた。

恐怖で顔が歪んでおり、非常に醜かったので踏み潰した。

優等種と言えども、醜いものは醜い。当然、噴き出た血も醜く、質も最悪であった。

 

最悪と言えば以前、男という塵と女という塵が性交している時に両方の首を跳ね飛ばしてやったことがあった。

あれには苛立ちを隠すことなぞ到底出来はしない。繋がったまま転がる二つの肉体から間歇泉の如く噴き出た血は、今のとは比較にすらならなかった。


 そも、何故貴様等優等種が、塵風情が存在する?

この“殺戮欲求”を満たす為に、俺に殺される為に生きているのか?

否。断じて否。

真実は、究極的に“塵は寄り集まって塵同士馴れ合いたい”から存在しているのだろう。

故に絡み、関係を持つ。

成程全く理解し難い。優等種が優等種を見て、話し、関わるのは構わん。殺し合うのも、愛し合うのも結構。

想像するだけで三回は死にそうだが。


だが、何故俺を見た? 

何故俺に触れ、関わろうとした? 

俺がそんなことを望んだとでも? 

優等種らしい、沸騰した頭を持っているな。妄想癖も甚だしい。

俺は俺から始まり俺だけで終わっている劣等種なのだから、誰もいない、何も無い、俺だけで満ちた場所にいたい。

その為なら死んでもいい。なのに貴様等、俺に関わったな。 その愚行のせいで俺は塵どもを絶滅せねばなくなったのだ。


故に、塵は掃除せねばなるまいて。貴様等俺を見下しているだろうが。

そうとも、俺は唯一無二の劣等種なり。故に俺は貴様等を妬んで絶滅させたくなってしまう。

この妬みは決して消えぬ。俺は悪くない。俺をそうさせた塵どもが悪いのだ。俺以外、万象一切消えて無くなれ。


 あぁ、いたぞ。そこの棚に隠れているな。

見たくもないので棚ごと割断してやろうとでも思ったが、その棚というのがまた小さい。子供……俺と同じ背丈かそれ以下の塵しか入れないであろう。

それだけ小さな塵を殺すのは初めてである。故にこの目で見て、この手で殺してやる。

劣等種であるこの俺が貴様等優等種に対する最高の賛辞と知れ。


女か。流石は優等種。成長すればこの女は相当な美人になるに違いない。結局は塵だが。

俺を見ない。成程気絶しているのか。よくよく見れば両手足が縛られている。幼いながらもこれだけの美しさ、いつ男という塵が欲情し、犯し輪姦すかわからん。

そうでなくとも、年を重ねればこの女という塵は男という塵の一物で喘ぎ、淫乱な姿を晒すかもしれん。


 あぁぁぁ、この女は俺を見ていない。気に入ったぞ殺してやる。

その無垢な顔が誰とも知らぬ男に汚されるなぞ、許さん認めん消え失せろ。

この女は俺のモノだ。今決めた。殺してやるから泣いて悦べ。

女、貴様はおそらく塵の中で最も劣等(ゆうしゅう)だ。

お会いできて光栄です。どうもです。鋼田です。

今の残酷描写に楽勝、耐えれた、気にならなかったという読者様がこの後書きを見てくださっていると思います。

正直、これ以上の残酷な描写はほとんど無いかと思われますので、ギリギリ耐えてくださった読者様も大丈夫かと。(多分)

この紅蓮天照烈士之神楽、自分が中学生(厨二病末期患者認定済)の時に自己満足に書いていた小説のリメイクであり、題名や細かな設定などはそこから引き継いでいて完全なオリジナル・・・と言い切れる自信は余りありませんが、自分自身は完全なオリジナルと思っています。

少しでも多くの読者様に楽しんでもらえたり、感動してもらえたりできる作品を作っていきたいと、日々精進していますので、どうかよろしくお願いします。

前書き、後書きと長々申し訳ありませんでした。

それでは、どうぞ。

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