4、ログアウト
今回少なめです
「はい?あー、あのどうやったらログアウトてできますか?」
「ログアウトですか?それなら、..ちょっと腕借りますね?」
女の人はそう言うと、自分の横に来て右腕を掴んできた。女の人は、腕を触る関係上めっちゃくちゃ自分に近づいてきた。ほぼ体がくっついた状態で、女の人は自分の右手首で指をスワイプさせると、右手首の上あたりによくある液晶パネルのようなものが出てきた。
「はい!これがメニュー画面です。これでログアウトできると思いますよ。あと手を使うと、」
女の人はそう言うと、メニュー画面を手でいろんな場所に動かしたり、サイズを大きくしたり小さくしたりしてくれた。
「こんなこともできます。ここの設定をオンにして、こっちをオフにしたら、頭の中でメニュー画面のことを思うだけで、」
女の人が言うと、何も手を動かしていないのに女の人の顔の前にメニュー画面が出てきた。
「ほら!こんな感じにすることもできるんですよ」
「えっすご!」
「そうだ。ついでにフレンド登録しときませんか?」
「いいですよ」
自分はさっき設定してもらった方法で、頭の中でメニュー画面のことを思うと、目の前にメニュー画面が出てきた。自分はフレンド登録の欄を探すと、1番上には横線が3本入った、メニュー画面のようなものだったり、さっき女の人が触った板歯車のマーク、設定の欄があった。そのまま下に下って見ていくと、人にプラスがのっかたマークがあったので、押してみると、フレンド登録という言葉が出てきた。そしてその下には名前を打つことが出来そうな四角の枠があった。押すと、メニュー画面の下にキーボードが出てきて、名前を打つことができた。
「あの名前てなんですか?」
「えっとね、ヒスイです。ローマ字打ちで」
キーボードを打ち込んでみると、ないかよくわからないが触っているという感覚はあった。自分はキーボードでhisuiと打ち込むと、何個かローマ字打ちのヒスイが出てきた。
「それだけですか?」
「あぁ!最後にアンダーバー入れてたかも」
自分は検索欄の中から最後にアンダーバーが書いてあるhisuiを探すと、すぐに見つかったので、押してみた。すると、フレンド登録しますか?という文字が出てきた。自分はYesというボタンを押してみると、フレンド登録画面を見ていたヒスイに通知がきたみたいだった。
「あ、きたよ。wえっと、」
「漆黒の大和です」
「wあってるんだ。えっと、なんて呼べばいい?」
「漆黒の大和で」
「っwオッケー!、よろしくねw漆黒の大和」
「うん。よろしく、ヒスイ」
自分はヒスイとフレンド登録し終わると、その後ベンチでこのゲームについて詳しいことを、装備するならどんな防具がいいとか、武器はどんなものがいいのか、長所や短所などを聞いたりした。話してわかったことは、3人パーティーの言ってた通り最初のうちは薬草集めがいいことだったり、初心者でも相手出来るようなモンスターが出る森の場所だったり、まぁ説明出来ないぐらい色々なことを沢山教えてくれた。このゲームについての知識を教えてくれた。自分はヒスイと沢山話してて時間がめちゃくちゃたっていることに気づいたので、ヒスイと話すきっかけでもあったログアウトをすることにした。頭の中でメニュー画面を思うと、目の前にメニュー画面が出てきてた。自分はヒスイとお別れをして、ログアウトボタンを押した。押すと、視界がだんだんと真っ暗になっていき、完全に真っ暗になると、赤い文字で英語で書かれた何かが出てきたので、ゲームが完全に閉じたと思い、頭につけていたゲーム機を取る事にした。ゲーム機を外すとゲーム機を付けた、昼のままの部屋があった。周りはいつもの自分の部屋だったけれど、フルダイブしていたから、変な感覚になった。時計の針が進む音が、電気もついていない部屋で刻刻と響いていく。
「はぁ〜ー」
自分は大きなため息をつくと、自分が風呂に入ってないことに気づいた。内心もう夜遅くだったので、風呂にはいるのはめんどくさかったけど、風呂に入らない状態で寝るのもなんか嫌だったので、シャワーだけあびることにした。久しぶりに夜遅くまでゲームをしていたからか、それともフルダイブという今までしたことがないことをして疲れたのか分からないけど、シャワーを浴びている時体に力が入らなくて、とても眠かった。シャワーのお湯が目に入りかけて、閉じるものならそのまま寝てしまいそうなぐらいだった。記憶があいまい過ぎて、シャンプーをしたのかしてないのかわからなくて、何回も頭を洗った気がする。自分はシャワーを浴び終えると、夜ごはんをとっていないことに気づいたが、さすがにそこまでお腹もすいていなかったし、夜ご飯を作るのが眠たくて眠たくて、とてもめんどくさかったので、ご飯を食べずに、歯磨きだけして寝ることにした。髪もドライヤーで乾かしてないし、歯磨き中、半分寝ていたような気もする。自分は歯磨きし終えると、すぐにベッドに入った。アラームを5分おきに設定して、朝寝坊しないように気を付けた。なんせ明日からまた、学校が始まるんだから。自分はアラームをつけ終わると、真っ暗な部屋の中で1人眠りに入った。
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