表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Noon nighT  作者: ラト
5/17

第5話

この話はフィクションでであり実際のものとは一切関係ありません。


夜空には星がりんりんと輝き街の街灯が周りを明るく照らす。


殺気を漂わせる化け物。

妖しくニヤリと笑うリョウ、二つは向かい合い時が止まったかのように対峙する。


そして先に化け物は動き出し、リョウに向かい突進してきた。


するとリョウのふくらはぎ、肩、背中からブースターが現れる。それに着火したかと思うとその瞬間、目も追いつかないスピードで化け物の額に拳をめり込ませるように殴った。

その勢いで相手の突進を砕くかのように打ち消した。


リョウは化け物の額をわしづかみにした。

するとリョウの手首が銃のリボルバのようになり6発の大きな爆発音とともに化け物の額に大きな穴を空けた。


リョウ勢いに化け物はひるみ、反撃の時間もなく何もできずにいる。


そのさなかリョウのひじにブースターが現れ、着火し、その勢いでそのまま化け物を地面へ殴りつけた。


大地が揺れる。


リョウの背中の機械の鋭い足が化け物を貫き動きを封じる、両腕からは無数の銃が現れ、叩きつけられた化け物を大量の機関銃のごとく残酷に打ち続けた。


「なんなんだよありゃ…」


リョウの圧倒的な強さに周りの者はただ見とれるだけだった。



銃煙で二人は見えなくなる。


するとドンと大きな音が鳴り響き煙の中からリョウが吹き飛ばされた。


しかしリョウの背中の足が着地する瞬間上手く地面を捉えた。


リョウは体勢を立て直し、両足で大地を踏み締める。


リョウはまだニヤリとしてる。すると煙からリョウ目掛けた大きな高圧水が一直線に放たれた。


リョウの背中の8本の機械の足が八角形の対角線状にリョウを包む。


高圧水はリョウにぶつかるが機械の足がバリアのとなりリョウはびくともしなかった。


煙の中から化け物の姿が現れるが今にも倒れるかのように血だらけの状態だった。


リョウは逃がした獲物見つけたかのようにまた歯を見せてニヤリと笑う。

背中の足は大地を踏み締め、蜘蛛のように走りだした。


化け物はリョウを目掛け必死に高圧水を放つが、リョウの動きは素早く全てかわされた。


ガシャガシャと音をたてすごい速さで化け物に向かう。


そして近づいたと思った瞬間、飛び掛かり化け物の顔面に機械の足を全て突き刺し、そして化け物を自分の上へ持ち上げた。


リョウは化け物へ向かって両腕を上げる。


その両腕両足、肩、腹、機械の足、全身から無数に銃やレーザー、ミサイルランチャーが現れる


そしてその全弾を化け物に向かって撃ちだした。

化け物は苦しむように咆哮をあげ、銃弾で体が崩れいった。


全てをバラバラにし、撃ち終えたらリョウの身体から冷却する風吹きだした。



そしてシュウのもとへあるいていく。


だがそこへ後ろでバラバラの化け物の指がピクリと動きリョウの不意を打つように飛び掛かった



リョウは来たかとばかりに人差し指をピストルに変え、振り向き飛び掛かった化け物を撃ち落とした。

そしてふたたびシュウのもとへ歩きだす。


シュウは近づいてくるリョウに恐怖を感じた。


そしてリョウはシュウの前に立ち、シュウは地面に腰を置いた体勢からリョウを見上げた。


「お前は…本当にリョウなのか?」



リョウはシュウが知らないような冷たく冷えた視線を持った表情だった。


するとシュウの後にメフィストが現れ


「ディアボロス、そいつをあまり恐がらせるなよ」

リョウは口を開いた


「俺は憎しみにあふれた。すると力があふれてな…。シュウっていうのか、すまなかったな。

多分、賢者の石がおれに力をくれたんだろう。

だが俺の意識もここまでだ…」


そういうとリョウは倒れ、背中の魔法陣と機械の足は消えた。


シュウはリョウに駆け寄り話し掛ける

「おい!大丈夫か!?」

メフィストが応える

「気を失ってるだけだ。生きている。

しかし、滅びて結晶化したディアボロスがこいつの中で生きていたとはな…。」


「リョウじゃなかったのか?こいつは…」


「いや、リョウだ。

ディアボロスは人間でいうと死んでいて、そしてリョウに憑依したような状態だったんだろう。

そういうふうになるよう願って俺はこいつにディアボロスを混ぜた。


友がなくなり寂しさを感じたからな…」


「そうか…。だけどこいつがリョウで…よかった」

シュウはそういって安心した



そんな中、シュウとメフィストが話している後ろで化け物のバラバラになった体が光だし一箇所に集まっていく。


「まだ何かが起こるのかいな!」

近くにいたラファエルがその光景をみて叫ぶとシュウたちも振り向きその光景を見た。


光は人の形になり羊飼いのような青年になった。

「エ…エルメス君じゃないかい!」

ラファエルは驚き、ハッと空を見上げた。


「水星が…ない…」

エルメスはそのまま結晶化しクリスタルになってしまった。



「化け物だったあいつは、何者だったんだ?」


シュウはメフィストに問い掛けるがメフィストは驚きを隠せないのか声が動揺している状態だった。


「あいつは、エルメス…。前たちの世界でいう水星の神だ。」


「なんだって!?」



そんな驚いているさなか、ラファエルはセラフィエルからのテレパシーを感じた。


「………なんじゃと!?」


「どうした?!」

ラファエルの様子をみていたメフィストが問いただす。


「セラフィエルからテレパシーで聞いたんじゃが…惑星の神全員が行方不明だそうじゃ…。」


「なんだと!!?」


「じゃ…これから出てくる化け物も…」


「恐らく全部…惑星の神じゃろう…」


「そんなことって…敵が…神だなんて…」


三人は不安の表情を浮かべ、雰囲気を曇らせるのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ