第2話
この話はフィクションでであり実際のものとは一切関係ありません。
シュウは目が覚めるやいなや呆気にとられた。
「え?…え?」
「成功したようだな…」
「あぁ…」
男たちがシュウを見ながらつぶやいた。
「何なんだこれ…」
シュウは一言言って唾を呑んだ。
自分の体を見ると服装も変わっていた。
「なんだよ、このコスプレみたいな鎧っぽい服装は…」
すると奥から綺麗な女性が出てきた。
「あなた、名前は何ていうの?」
女は言った。
「え?…シ、シュウです…。」
「シュウっていうのね。こっちへついておいで。」
言われるがままに女性のいうとうりについて行こうとした。
しかし上手く身体を動かすことができなかった。慣れない服装をしているせいもあるのだろうか。
だが足をもたつかせながらもついて行った。
ある部屋に着きそして女性はまた話し始めた。
「まずはどこから話そうかなぁ。…じゃあ私に聞きたいことがあるでしょうから、何がききたい?」
「え、じゃあ、まずここはどこで、何故俺がここにいて、こんな服装で…、あと、あなたの名前と、早く帰りたいんですけど」
すると女性は笑みを浮かべながら、
「ん〜沢山あるわね。まず私の名前はガブリエル。」
「え?」
「聞いたことあるかなぁ?天使よ」
「…はぁ…、確かにあなたは天使みたいな女性ですけど…」
「天使なんだけどね」
女性はすかさず応えた。
「…ギャグか?」
シュウは困った顔をしながら言った
「違うわよ。ん〜じゃあ、これをみて」
女性はそう言って近くにあった水晶を手にとり、目をつぶった。すると水晶が光だし周りの風景が一変した。
「おぉっ!」
シュウは驚き足を一歩後ろへひいた。
辺りが夜の街に変わったのだ。
「このまちは…?」
シュウは聞いた
「私たちの今の世界よ」
「また訳のわからん言い方を…」
シュウは疲れた顔をしてつぶやいた。
「あなた、自分たちがいた世界は最後何を覚えてる?」
「ここにくる前?
そういえばあの時日食だったな。辺りがだんだん暗くなって、真っ暗になって…気づいたらさっきの場所にいた」
「そう…やっぱり…」
女性はくらい顔をした。
「なんなんだよ!?あれはなんなんだ?」
シュウは真面目な顔できいた
「あれは闇の十字の太陽と月の食われる刻」
「訳わかんねぇ!」
「うちの世界の予言の石版がこう応えて砕けていったわ。
「闇の十字の太陽と月の食われる日。世界は混ざりてカタストロフィの始まりとなるだろう」って。」