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Noon nighT  作者: ラト
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第16話

この話はフィクションでであり実際のものとは一切関係ありません。


マリーはデーモンの契約した魔女っだった。

それを知ったシュウは焦りを隠せなかったがサタンの一言で落ち着きを取り戻すのであった。

「ところでサタンよ。地獄の目の未来の様子はどうだ。」

閻魔はサタンに深刻そうに問いかける。そして辺りもその言葉にしずけさを取り戻す。

「一向に目は曇ったままだ。」

「そうか…」

「でも過去は見れるんではないですか?」

ガブリエルが話に入る。

「過去はしっかりと見ることが出来るが。」

「そうか、我らは未来だけを見に来たのではない。アポロンとアルテミスそしてこの事態の始まりを見に来たのだ。」

「なるほど、そういうことか。では、地獄の目を出すとしよう。」

そういうとサタンは両手を斜め上にかざし呪文も唱え始めた。

呪文を唱え終わったとたんに大きな雲が手をかざした先に現れ、渦巻き始めた。

そして渦の中心に大きく穴ができ何かが映り始めた。

「これが地獄の目…」

シュウとそしてガブリエルでさえ初めてみるものだった。

「何か見えてきたぞ。」

「三人並んで映ってるわね。」

「あれは人が2人と…化けもの?」

「違うわ。あれは、アポロンとアルテミス、そしてディアボロスよ。」

そこには白い衣装を着た男女と背丈が高く黒い皮膚で恐ろしい化け物のようなものの3人がいた。

「ディアボロスってリョウの…」

「そうよ」

そして3人は9つの黒い固まりに囲まれている様子だった。



「おい。アポロンこいつらは」

ディアボロスはアポロンに問いかける。

「星の神々をどんどん捕らえていっってるようだ。そしてこいつらに変えられる。ゼウスもこいつらに変られてしまった。」

「じゃあ、今度はおまえらがおまえらが狙われたわけか」

「こいつらは俺らの世界のものをことく消していきやがった。」

「家族や恋人たちまでもか。謎の世界が出来てたみたいでたまたま伺ったんだが、こんなものに出くわすとはタイミングが良かったようだな」

「こんなの全然タイミングよくないわよ。」

アルテミスはそういって目の前の黒い固まりに弓矢を向けた。

すると黒い固まりは一斉に動き出しアルテミスたちに突撃してきた。

必死でかわす3人。アルテミスは矢で射止めようとするがはじかれてしまう。

ディアボロスとアポロンも必死で戦う。

「俺みたいな悪魔が貴様ら神と協力するとは思いもしなかったぜ。」

「全くだな。だが今は協力をせざるおえない状況だ。」

「ふっ、たしかにな。うおぉぉぉ!」

ディアボロスたちの攻撃は当たるものの効いてる様子は全くなく、時間だけが過ぎていった。

3人も体力の限界が近い訳か息が上がり疲れている様子だった。」

「兄さん、これじゃ時間のもんだいよ」

「あぁ、ディアボロスここは一端引いて体勢を立て直すぞ。」

「ちっ。シャクだがここはしかたないか。」

その瞬間、アルテミスとアポロンは黒い固まりが発した赤い光に捕まってしまった。

「ぐぅわぁぁぁぁ。」

アポロンとアルテミスのの叫び声が辺りにに響く。

「アポロン!」

敵の光の攻撃のせいかアポロンとアルテミスの体は見る見る黒い固まりに変えられていくではないか。

アポロンたちは苦しみ続ける。その声は拷問を受けている人かのようだった

ディアボロスは他の攻撃をかわすが精一杯で何も出来ずにいる。

必死でもがく二人

、だが一行に助かる感じはない。


ディアボロスは悪魔ながらも二人の苦しむ姿を見、謎の黒い塊への敵意と憤怒の意で二人を助けてやりたい気持なていた。

そして二人の身体が半分ほどに変わってきたころだった。

「…ディ、ディアボロス、こいつらに変えられる前に俺を殺してくれ…。」

アポロンの苦し紛れの精一杯の声でディアボロスに話しかけた

「なんだと!?」

アポロンの予想外の言葉にディアボロスは驚きを隠せなかった。

「わ、私もお願い…」

アルテミスまでもが同じ事をいいだした。

「こんなやつに変えられるくらいなら、…。」

「何を言ってるんだお前は!それにお前は神のくせに死ねるわけないだろ!」

ディアボロスはバカみたいなことを言うアポロンたちに怒鳴り付けた。

「大丈夫だ。殺してもここで死ぬわけじゃない。俺が見たここで殺された神はクリスタルになっただけなんだ…。」

「何を言っているんだ、そんなことあるわけないだろう!」

「お願い、ディアボロス早くして…」

そういってアルテミスは気を失った。


ディアブロスは悪魔と神の関係の二人だが昔からの顔見知りでもあり、その言葉に悩み迷った。


それに謎のやつらに負けさせたくなく、そして同じ敵を倒している二人にわずかながらにも仲間意識を持っていはじめたのだったからだ。


「頼む…ディアボロス…」

二人の体はどんどん黒い固まりとなっていき、とうとう残ったのが顔だけになっていく。

戦いつつも戸惑うディアボロス。苦しみながらも覚悟を決める二人。


「畜生、本当にそれしかないのかよ…」


そしてディアボロスは二人に向かって両手をかざした。


「…………………………………すまない。」

「………いや、謝るのはこっちだ。すまないディアボロス。ありがとう…。」


「……………………………うおおおぉぉー!!!」

ディアボロスの両腕から二人に向かって勢いよく炎が吹き出し、二人は跡形もなくなった。

黒い固まりたちは餌を取られたかのようにディアボロスの方を向いた。

ディアボロスは怒りに満ちていた。

「貴様ら化け物がぁぁぁ!」

そして黒い固まりたちに飛びかかったその瞬間だった。

黒い固まりたち全員から槍のようなものが飛び出し全てディアボロスを貫いた。

「ちくしょう…ちくしょう…」

そしてディアボロスは倒れ、もう起きあがることはなかった。


そして黒い固まりたちは消え、そこにはディアボロスの体はなく3つのクリスタルが落ちていただけだった。



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