第90話 4月になり
今日から4月となった。
僕のスマホには、「紗奈先輩に今日の午後3時に会いたい」というメッセージが来ていた。
もちろん、僕は「いつもの駅で集合ね」と送った。
そして、今日も午後3時に紗奈先輩との待ち合わせ場所まで行った。
すると、紗奈先輩と人の少ないところまで行った。
「私、ほかに好きな人ができたの。だから別れよう」
僕は紗奈先輩にこういわれて人生で一番悲しかった。
そして僕はその場で泣き崩れてしまった。
「あやちゃん、嘘だって」
「う、嘘なの?」
「うん、だって今日はエイプリルフールだから」
僕は紗奈先輩に言われてエイプリルフールであることに気が付いた。
「紗奈ちゃん、やったな~」
僕は、紗奈先輩にそう言った。
そして、僕たちは一緒に近くのショッピングモールまで行った。
ショッピングモールに着くと、僕はとあるうそを思いついたので、紗奈先輩に嘘をつくことにした。
「僕、最近チアリーディング部やめて、水泳部に転部したんだ」
「え~~~ いつものあやちゃんが舞台で練習やってる姿見えなくなるの?」
「ならないよ」
「なんで、チア部やめたんでしょ」
紗奈先輩がそう言ったので、僕は笑顔で「これからも僕の練習姿見えるよ。だって、今の嘘だもん」と言った。
すると、紗奈先輩が「やられた~」と言っていた。
そして、僕たちはプリクラを撮って、嘘の落書きを記入した。
僕は、「水泳部マネージャー(嘘)」と記入した。
そして、紗奈先輩は「こう見えてもチア部(嘘ですwww)」と記入していた。
そして、紗奈先輩は勉強で忙しいので、僕たちはここで解散することにした。
僕は紗奈先輩の落書きの写真をもらって、家まで帰った。
そして、紗奈先輩が勉強を頑張っていると思って、僕は勉強を頑張った。