第83話 今年度の終わり
今日は、ついに終業式となった。今年一年の成績も返されるので、僕はとても緊張していた。
そして、いつも通り登校して、教室で陽子さんと成績のことについて話していた。
「陽子さんは成績どんな感じだと思う?」
「私は、さぼっちゃったし、そこまでいいとは思わないけど」
「そっか~、僕は頑張ってたけど、結構進級ぎりぎりだと思うんだ」
「あやちゃんはきっと大丈夫だと思うよ」
「ありがとう」
陽子さんと話していると、始業のチャイムが鳴ったので、僕たちは席に着いた。
そして、体育館に移動して、表彰があった後終業式があった。
そして、教室に帰ってくると、成績が返されることになった。
僕は最初の方なので、とても緊張した。
そして、僕の番になると担任の先生が「大阪、成績そこそこいいじゃん」と言って、僕に通知表を渡した。
僕はそれを自分の席に戻って確認した。
すると、僕が思っていたよりかなり良い結果だった。
ちなみに、評定平均は3.7だった。
僕はそこまでよくてとても嬉しかった。
そして、みんなに通知表が配られると、今日は解散となった。
「あやちゃんは評定平均3.0はあった?」
「僕は3.7だったよ」
「凄いじゃん。私は3.2だったよ」
「とりあえず進級できてよかったね」
「でも、化尾里君が大丈夫なのかが私は心配だよ」
「多分進級はできるんじゃない?」
僕たちは成績のことで少し話していた。
そして、今日も部活はあるので、僕は集合時間に遅れなようにして部活に参加した。
そして、部活が終了すると、僕は自転車置き場まで向かった。
すると、紗奈先輩が僕のクラスの区画で待っていた。
「紗奈ちゃん、待たせてごめん」
「そういえば、あやちゃんは評定平均いくつだった?」
「僕は3.7だよ」
僕がそういうと、紗奈先輩がとても驚いていた。
「あやちゃんすごいじゃん。私だって、3.5しか取れなかったのに」
「ありがとう」
「そういえば、紗奈ちゃんは今からも受験勉強するの?」
「成績もうちょっと上げないとやばいから、今日は勉強するね」
僕はその言葉を聞いてとても寂しく感じた。
「紗奈ちゃん、勉強がんばってね」
僕はそう言ってから、家まで帰った。
そして、今日も勉強を頑張った。
そして、明日からもある部活に備えて、今日も午後10時には就寝した。